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「撮るなら…ここだ!こうだ!これだ!」を探し求めてカメラ片手に写真・機材道楽の備忘録

10万円超のハイエンドなミラーレス一眼を買うなら『α6500・X-T2・EOS M5・E-M1 II』おススメ4モデルを比較する

      2016/11/16

*E-M1 Mark II公式発表にあたり、ドライブ性能などを追記

外観比較

概要

  • 主張し過ぎないカジュアルな外観のα6500
  • 本格志向ながらもスレンダーなX-T2
  • 手にしっくりくる小型一眼 EOS M5
  • 至高のホールド性を持つ E-M1 II
α6500 X-T2 EOS M5 E-M1 II
大きさ 120.0×66.9×53.3mm 132.5mm×91.8mm×49.2mm 115.6×89.2×60.6mm 134.1mm×90.9mm×68.9mm
重量 約453g 約507g 約427g 約574g

実はこの中で一番サイズ感が大きくなるのはE-M1 Mark II、僅差でX-T2と続く。

E-M1 IIはマイクロフォーサーズながらハンドリング優先の握りやすいグリップは他の3モデルには無い特徴的な大きさだ。奥行方向の寸法が長いのはグリップがそれだけ大きい為と考えてもらって間違いない。反面、他のミラーレス一眼は少なからずコンパクトさを意識したデザインとなっている。

全体的にスマートにまとまっているのはα6500。ファインダーをレンジファインダーライクな左上に配置してるので、全高を低くすることが出来る点は大きなメリットだ。次いで、EOS M5は一眼レフスタイルながら横幅を大きくサイズダウンしており、X-T2やE-M1 IIとは2センチ近く横幅が小さい。

正面

写真比較

α6500

a6500-f

X-T2

X-T2-front

EOS M5

eos-m5-f

E-M1 II

e-m1-2-f

主張し過ぎないデザインのα6500

この4モデルの中ではα6500だけファインダーの位置が違う。そのおかげで、カメラの上面をフラットなデザインで、他の3モデルと違って悪目立ちしにくい。

レンズもパンケーキレンズが存在するので、コンパクトデジタルカメラの延長線上のような感覚で使うことあできるだろう。

操作性はE-M1 II・X-T2が良好

横幅が広いX-T2やE-M1 IIはサイズこそ大きくなってしまうものの、その広い面積を利用して操作性を高めるギミックを正面に配置してある。

E-M1 IIはカスタム可能なFnボタンが2個配置。

X-T2はフロントコマンドダイヤルが押し込み式になっており「露出調整ボタン」の役割を持つ。さらにFnボタンを一つ、シンクロターミナルやフォーカスモード選択レバーを設けている。色々とギミックが付いているので、はじめは慣れないかもしれないが一度覚えてしまえばとても便利。

EOS M5はマウントの右下に「タッチ&ドラッグAF切り替えボタン」をカスタム可能。しかし、この機能を使うのであれば他に機能を割り当てる事は出来ない。

背面

写真比較

α6500

a6500-b

X-T2

X-T2-back

EOS M5

eos-m5-b

E-M1 II

e-m1-2-b

フォーカスレバーを搭載のX-T2

ミラーレス一眼では珍しいAFフレームを移動させるための専用レバーを搭載している。

最近のカメラは100点を超える測距点というモデルも多くなってきており、十字ボタンだけではAFフレームの移動が不便でしょうがない。そんな問題を解決してくれるのがフォーカスレバーだ。

バッテリーグリップにもこのレバーが付いているので、縦持ち時にも測距点の移動が楽ちんなポイントは大きい。

オリンパス独自の2×2ダイヤル

小型なミラーレス一眼は一眼レフカメラと違って物理ボタンを配置しづらい。それを解決する糸口としてオリンパスが提案したのがこの機能だ。

オリンパスのミドルクラス以上のカメラに導入されている「2×2ダイヤル」とは、専用のレバーで「モード1・モード2」を切り替える事によって前後のコマンドダイヤルの役割を変えることが出来る機能。

例えばモード1「絞り値・露出調整」モード2「ISO感度・ホワイトバランス」と言った感じ。

コマンドダイヤルに役割を持たせることに関して、オリンパスは特に積極的。このレバー以外にもAFモード・ドライブ・HDR・測光と言った設定をダイヤル操作できるようなデザインにしている。

難点はレバーを戻し忘れると「絞り値を操作したつもりがホワイトバランスを切り替えてしまった」という事態に陥る事。

上面

写真比較

α6500

a6500-t

X-T2

X-T2-top

EOS M5

teos-m5-f

E-M1 II

e-m1-2-t

α6500とEOS M5はサブ電子ダイヤルが背面

前述したように、α6500とEOS M5はサブダイヤルが背面に存在する。αシリーズを使い慣れたユーザーであれば問題ないが、一眼レフスタイルから移行するばあには注意が必要。

EOS M5は露出調整ダイヤルが用意されていたり、別系統のダイヤルファンクションが存在するので使い勝手で言えばα6500よりも上。

ダイヤルモードの新機軸「ダイヤルファンクション」搭載のEOS M5

コマンドダイヤルとは別にEOS M5にはファンクションボタン専用のダイヤルが配置されている。

それには「AFモード」「ホワイトバランス」「ISO感度」「ドライブ」「測光」のいずれかの役割を与えておき、ダイヤルで操作する事が可能だ。5つのファンクションを集約しているので、コンパクトなデザインながら高い操作性を可能としている。

露出の3要素をすべて物理機構で操作可能なX-T2

ISO感度・シャタースピードをボディ上面のダイヤルで操作可能。絞り値はレンズ次第だが、多くのXFレンズに絞りリングが搭載されている。

露出の3要素全てを物理ダイヤルで操作可能というフジフィルムらしい操作性だ。これのメリットはなんと言っても電源を落とした状態でも露出設定が可能で、背面液晶を消灯させておいたり電源を切った状態でもOKという点。撮影継続能力の低いミラーレス一眼カメラにとっては看過できない問題を改善できる仕様となっている。

また、これらを操作する事で露出に対する意識が高まり、「写真を撮っている」気にさせてくれる操作性。

デメリットはこの操作性ゆえに、プリセット機能を持たない事。シャッタースピード優先にするためには絞りリングを「A」にして、ISO感度を「A」にしてシャッタースピードを操作する。絞り優先やISO感度優先なども同様に3つのダイヤルを操作しなければならない。

加えて露出調整ダイヤルをいじっている場合にはこれも操作する必要が出てくる。瞬間的に訪れるシャッターチャンスには気難しカメラかもしれない。とはいえフルオートでも撮影できるので、そういう場面が予想できるのであれば事前に設定しておきたいところ。

グリップに差があり

前述したとおり、グリップのサイズが各モデルで違う。

グリップのサイズは「E-M1 II >> EOS M5 > α6300 > X-T2」と言ったところ。E-M1 IIのホールディング性は他モデルを圧倒しており、ハードでラフなシーンにも安定したハンドリングを保つのに適している。

特に大型の望遠レンズや大口径のズームレンズを装着して使う場合にはこのホールド性が重要となってくる。

電源の位置

α6500とX-T2はシャッターボタンの周囲に電源レバーを配置しているので、撮影時のグリップ姿勢からそのまま電源のオンオフが可能。

それとは対照的にEOS M5とE-M1 IIは、電源レバーが左肩に配置されている。小ぶりなレンズを装着している場合には特に気にならないが、大ぶりなレンズを装着していると左手がレンズを支えるために暇していなかったりするので厄介。

スペック比較

画像処理

センサー

α6500 X-T2 EOS M5 E-M1 II
センサー Exmor CMOS
APS-C
X-Trans CMOS III
APS-C
デュアルピクセル CMOS
APS-C
4/3型Live MOS
有効画素数 2420万画素 2430万画素 約2420万画素 2037万画素
ローパスフィルター あり なし あり
手ぶれ補正 5軸 5.0段 レンズ側で対応 レンズ側で対応 5軸 5.5段
6.5段(シンクロ時)
α6500とE-M1 IIは強力な手ぶれ補正を搭載

この2モデルはセンサーシフト式の5軸手ぶれ補正を搭載している。なんと言ってもこの方式のメリットはレンズを選ばずに手ぶれ補正を適用する事ができる点にある。

純正の大口径単焦点やズームレンズはもとより、サードパーティ製のマニュアルフォーカスレンズや20年前のオールドレンズでも効果を発揮できる。

特にE-M1 Mark IIはレンズ側に搭載されている手ぶれ補正と連携する事でさらに手ぶれ補正効果を高める事を実現している。オリンパス曰く「これ以上の効果を出すとしたら地球の自転を考慮するしかない」と言うくらいの性能。確かにオリンパスの手ぶれ補正効果は秀逸。

反面、レンズ側に依存するX-T2やEOS M5は単焦点レンズに手ぶれ補正が搭載されていない事が多く、スローシャッターを使う場合には注意が必要。

センサーサイズで画質はE-M1 IIやや不利

3モデルがAPS-Cセンサーサイズで、E-M1 IIのみマイクロフォーサーズ規格とやや小さいセンサーを搭載している。とは言っても大きく差が開くような性能差では無く、主に高感度におけるノイズ耐性に差が発生する。特にX-T2のノイズ処理は秀逸で、ディテールはやや潰れるものの、写真としてみると高感度を使っているとは思えない質感を出してくれる。次いでEOS M5、α6500と続く。

低感度を使った撮影ではそう大きな違いはなく、ダイナミックレンジがちょっと狭いかなと感じるか感じないかくらいだろう。

処理エンジン・記録形式・方法

α6500 X-T2 EOS M5
画像処理エンジン BIONZ X X-Processor Pro DIGIC 7 TruePic VIII
RAW形式 14bit
12bit(連写時)
14bit非圧縮 14bit
12bit(連写時)
12bitロスレス
メディアスロット メモリースティック
SD/HC/XC UHS-I対応
SD/HC/XC UHS-II対応
デュアルスロット
SD/HC/XC UHS-I対応 SD/HC/XC UHS-II対応
デュアルスロット
デュアルスロットによる容量拡張・利便性の向上

X-T2とE-M1 IIはSDカードスロットを2か所搭載している。これによって純粋にデータ容量の確保が簡単になる上、RAWとJPEGをカード毎に分けて保存できるようになる。二つの形式を分けて保管しているのであれば、これは案外便利だったりする。

また、どのモデルも4K動画に対応(EOS M5を除く)して、データ容量の大きい4K動画を保存する場合に保存領域の拡張はありがたい。特にX-T2とE-M1 IIはUHS-IIのSDカードに対応しているので、高速書き出しが可能となっている。

露出制御

α6500 X-T2 EOS M5 E-M1 II
測光方式 1200分割分析測光 TTL256分割測光 324分割デジタルESP測光
測光範囲 EV-2- EV20 EV1~20 EV -2~20
ISO感度 100-25600 200~12800 100-25600 200~25600
拡張ISO感度 51200 100/25600/51200 64
露出補正 +/- 5 +/- 5 +/- 3 +/- 5
備考 Dレンジオプティマイザー ダイナミックレンジ設定 オートライティングオプティマイザ
高輝度側・階調優先

連写・AF

オートフォーカス

α6500 X-T2 EOS M5 E-M1 II
方式 ファストハイブリッドAF
(像面位相差AF)
(コントラストAF)
インテリジェントハイブリッドAF
(像面位相差AF)
(コントラストAF)
デュアルピクセル CMOS AF
(像面位相差AF)
デュアルファストAF
(像面位相差AF)
(コントラストAF)
測距点 425点(像面位相差)
169点(コントラスト)
91点
(最大325点)
49点 121点
全点クロスタイプ
測距輝度範囲 EV-1~20 -3EV EV-1~18
備考 拡張フレキシブルスポット
タッチパッドAF
AF-Cカスタム設定
フォーカスレバー
AFフレームサイズ「小」
タッチ&ドラッグAF
C-AF追従感度
AFターゲットパッド
拡大枠AF
スーパースポットAF
AF性能

それぞれ特徴的なAF性能を持っているので甲乙つけがたい。

  • α6500…密度の高い425点の像面位相差AFで、高い追従性を発揮
  • X-T2…一眼レフ並みのAF-Cカスタム機能を備えており、シーンに合わせた設定で微調整が可能。EV-3に対応する暗所AF性能
  • EOS M5…デュアルピクセル CMOSAFを搭載し1画素ごとに位相差AF素子が組み込まれている。コントラストAFを排除して像面位相差AFのみで動作する。暗所にやや弱い
  • E-M1 II…クロスタイプの121点像面位相差という前代未聞の像面位相差を搭載。精度の高いAFが可能

個人的にはα6500=X-T2=E-M1 II > EOS M5

EOS M5は測距点が45点しかなく、細かいピント合わせの時にちょっとだけ不利。(1点AFの時にフレームの大きさは変更可能だが)

どのモデルもAFフレームを移動させる便利機能を搭載

X-T2が物理レバーで、その他3モデルがタッチパネルを操作する事でファインダーを覗きながらシームレスにAFフレームを移動できるようになっている。

これは従来モデルからすると画期的な機能で、特に測距点が大きく増加している現行機には欠かせないものだ。

シャッター・ドライブ

α6500 X-T2 EOS M5 E-M1 II
シャッター速度 1/4000-30秒 30秒~1/8000秒 1/4000~30秒 1/8000~60秒
電子シャッター速度 30秒~1/32000秒 使用不可 1/32000~60秒
フラッシュ同調速度 1/160秒 1/250秒 1/200秒 1/250秒
高速連続撮影 速度 最高 約11fps 最高約14コマ/秒(電子)
最高約11コマ/秒(メカ時)
*VPB-TX2使用時
最高約9コマ/秒
最高約7コマ/秒(サーボ時)
約60コマ/秒(電子AFS時)
約18コマ/秒(電子AFC時)
約10コマ/秒(メカAF-C)
約15コマ/秒(メカAF-S)
連続撮影可能枚数 JPEG:233枚
RAW:107枚
RAW+JPEG:100枚
JPEG:約42枚
RAW:約25枚
JPEG:約26枚
RAW:約17枚
RAW+JPEGラージ/ファイン:約16枚
15fps時 RAW:84コマ
15fps時 JPEG:117コマ
10fps時 RAW:148コマ
10fps時 JPEG:∞
電子先幕シャッター
サイレント撮影(電子シャッター)
長秒NR・B・サイレント・連写時は12bit
電子シャッター優先 連写時は12bitRAW ハイレゾショット
深度合成
静音撮影
低振動撮影
Pro Captureモード
表現の幅を広げる電子シャッターを搭載したX-T2とE-M1 II

この2モデルには現行モデルは最高速となる1/32000秒の電子シャッターが搭載されている。メカシャッター1/8000秒より2段分の減光効果があるので、大口径レンズを使いやすくなったり、明るいシーンをローキーにする場合に重宝する。

電子シャッターを使った場合に発生する「ローリング現象」も従来モデルと比べて緩和されているので、より実用的な機能となっている。

α6500のサイレント撮影(電子シャッター)はX-T2やE-M1 IIの電子シャッターと比べると、シャッターショックや無音撮影のための機能。作画機能が使えなかったり、ISO感度に制限があったりと使い勝手は落ちる。

唯一この機能を使えないのがEOS M5。

連写性能が突き抜けているOM-D E-M1 Mark II

なんと電子シャッターで秒間60枚(AF-S時)の撮影が可能。AF-Cでも15コマの連写が可能という超絶スペックとなっている。

メカシャッターを使った場合もAF-Sで15コマ、AF-Cで10コマと素晴らしい性能。メカシャッターに関して言えばα6500やX-T2も負けず劣らずの性能を有している。

他モデルの追随を許さないα6500の鬼のようなバッファ性能

なんと2400万画素の写真をRAW撮影で100コマ以上も連写可能。最高速で撮ったとして10秒間はフル連写可能という素晴らしいスペック。APS-Cセンサークラスのカメラでここまで連写できるのは一眼レフを含めるとニコンのD500くらいじゃなかろうか、というレベル。

一般的な撮影では連写に詰まることなく撮影できると思って間違いないだろう。

注意点は連写時のRAWデータは14bitではなく、12bitに変換されてしまう点。これはEOS M5も同様。とはいえ、14bitも12bitも追及しない限りはそこまで違いが分からなったり。

追記:α6500を猛追するE-M1 Mark IIが公式発表され、ドライブ性能が公表。α6500、それ以上の性能をたたき出す事が可能。とは言ってもどちらもこれだけあれば多くのシーンでバッファが不足する事はないだろう。2400万画素で連写できる分α6500が気持ち有利か?それにしてもX-T2とM5との差が凄まじい。

操作性

ファインダー

α6500 X-T2 EOS M5 E-M1 II
方式 OLED 0.39型
236万ドット
電子ビューファインダー
有機ELファインダー
0.5型
約236万ドット
電子ビューファインダー
0.39型
236万ドット
電子ビューファインダー
約236万ドット
視野率 100% 約100% 約100% 約100%
アイポイント 23mm 約23mm 約21mm
倍率 0.70倍 0.77倍 0.74倍
フレーム  60~120fps 60fps(通常)
100fps(ブースト)
2画面表示
120fps(最高設定) 120fps(最高設定)
ファインダーの見やすさはX-T2

最もファインダー倍率が高く、4モデルの中では最高。むしろこれ以上の電子ファインダーを搭載しているのはSONY α7R IIくらいじゃなかろうか。ファインダー像を大きく見る事が出来るので、細部のチェックがしやすく細かいピント合わせが可能となっている。

次いでE-M1 IIが0.74倍。マイクロフォーサーズとしてはGX8(0.77倍)に次ぐファインダー倍率でとても見やすいレベル。一眼レフで言えば高級フルサイズ並み。

α6500はファインダー倍率が0.70倍と控えめ。とは言っても一眼レフ並みには見やすいので、不満は無いだろう。X-T2やE-M1 IIが大きすぎるくらいだ。EOS M5は記載が無いものの倍率0.70倍くらいかちょい小さいか、と言った印象。

どのモデルもリフレッシュレートはバッチリ

どのモデルも最高で100~120fpsの高フレームレートな電子ビューファインダーを搭載している。ひと昔前までは動く被写体を電子ビューファインダーでのぞくと違和感があったものだが、最新モデルではそれをあまり感じなくなった。気持ち悪いくらいヌルっと動く。

ただし、高フレームレートはバッテリーの消耗を早める可能性があるので、別に気にならないときは節約モードを使っていた方が良し。

ライブビュー・モニタ

α6500 X-T2 EOS M5 E-M1 II
モニター形式 3.0型
92万ドット
3.0型
約104万ドット
3.2型
162万ドット
3.0型
約104万ドット
タッチパネル 対応
(タッチシャッター不可)
非対応 対応 対応
モニター可動ギミック チルト 3Wayチルト式 チルト式
上方向に約85°、下方向に約180°
2軸可動
バリアングル
X-T2以外はタッチパネル対応

α6500はなぜかタッチシャッター機能が使えないがタッチAFをはじめとした多くの機能は他モデルと同様に使う事ができる。

タッチ機能が秀逸なのはEOS M5。様々なメニュー画面で使えるため利便性が高い。

X-T2はタッチパネル非対応。フォーカスレバーを搭載しているので、そうそう不便でもないが三脚立てて撮影する時にはタッチがあると超便利なのは確か。

縦持ちアングルに強いX-T2とE-M1 II

α6500とEOS M5が上下に可動するチルト式のモニタを搭載。しかし、これでは縦持ちした場合にローアングルやハイアングルは対応できない。チルト液晶モニタが横方向に動かないからだ。

その点、X-T2は新機軸のモニタで右方向に展開可能。E-M1 IIはバリアングルモニタを採用しているので最も可動範囲が広い。ただし、E-M1 IIは可動する場合に左方向に大きく展開しなければならない点がマイナスポイント。

動画

α6500 X-T2 EOS M5 E-M1 II
映像記録方式 XAVC S
AVCHD
MP4
MPEG-4 AVC/H.264 MPEG-4 AVC/H.264 MPEG-4AVC/H.264
Motion JPEG
音声記録方式 LPCM 2ch
Dolby Digital
AAC
リニアPCM MPEG-4 AVC/H.264 リニアPCM
記録サイズ・フレームレート 4K 30p
(全画素読み出し)
FHD 120p
4K 30p
(1.17クロップ)
FHD 60p
(1.0倍)
FHD 60p 4K 30p
FHD 60p
外部出力 4:2:2 8bit 4:2:2 8bit 4:2:2 8bit
S-log F-log
フィルムシュミレーション
アートフィルター
ムービーエフェクト

EOS M5以外はどれも4K動画に対応している。ただし、α6500が全画素読み出しによるオーバーサンプリングなので、広角レンズが使いやすい・ボケを作りやすい点は他モデルよりも上手。

その他機能

作画機能

α6500 X-T2 EOS M5 E-M1 II
HDR撮影 対応 対応 対応 対応
多重露光 対応 対応 対応 対応
ボディ内RAW現像 非対応 対応 対応 対応
マルチショットNR
ピクチャーエフェク
クリエイティブスタイル
スイングパノラマ
パノラマ
フィルムシュミレーション
アドバンスドフィルター
ピクチャースタイル
クリエイティブフィルター
マルチショットNR
ピクチャーモード
アートフィルター
カラークリエーター
デジタルシフト
罫線設定
マルチショットNR

個人的に興味があるのはα6500とEOS M5のマルチショットノイズリダクション。高感度ISOを使うと、最新エンジンを使ったとしてもノイズの発生は避けられない。そんな時に4枚の連続した写真を合成する事でノイズ低減処理を施すのがこの機能。

動く被写体には効果が無いものの、手持ちで夜景を撮る場合には特に重宝する。

ソニーはボディ内現像がない?

他社では一般的となったRAWデータのボディ内現像がソニーのカメラでは出来なかったりする。最上位機であるα7R IIにも搭載されていない。

無いと何が不便か?と言うとパソコンを持っていないとRAWデータが現像できない点。

このカテゴリで最も汎用性が高いのはキヤノン。とは言ってもどれもドッコイな機能性で、モデルによっては撮影後に調整できない項目があるので要チェック。

今回紹介していないメーカーで言えばペンタックスが最も自由度の高いRAW現像が出来る。

インターフェース・搭載機能

α6500 X-T2 EOS M5 E-M1 II
映像/音声出力・デジタル端子 マイクロUSB USB3.0 USB 2.0 USB3.0
シンクロ端子 なし 搭載 なし 搭載
HDMI タイプD タイプD タイプD タイプD
外部マイク入力端子 Φ3.5mm Φ3.5mm Φ3.5mm Φ3.5mm
ヘッドフォン端子 なし なし なし Φ3.5mm
リモコン端子 RM-VPR1対応 φ2.5mm RS-60E3用 φ2.5mm
Buletooth 搭載 なし 搭載 なし
WiFi 搭載 搭載 搭載 搭載
NFC 搭載 搭載
GPS なし なし なし なし
電子水準器 2軸 2軸 2軸 2軸
防塵防滴 対応 対応 非対応 対応
防塵防滴対応モデルが多い…が

EOS M5以外は雨でもへっちゃら防塵防滴仕様。ボディはな!

カメラはレンズを装着しないと使えないので、レンズにも防塵防滴が備わっていないと意味が無い。α6500はそんな意味で言うとAPS-C専用レンズに防塵防滴のレンズが無い(なかったと思う)。よって、それを求めるのであれば高価なフルサイズ用レンズを買うしかない。

X-T2とE-M1 IIには防塵防滴仕様のレンズが揃っている。特に安価なレンズで揃えやすいのでE-M1 IIで、パナソニック製の防塵防滴レンズも使うことが出来るのでバリエーションは豊富。

EOS M5はそもそもレンズに防塵防滴仕様のレンズが無いので、ボディも割り切り感が出ている。雨の日の使用は気を付けよう。

Bluetooth対応

α6500とEOS M5は低消費電力で常時接続が可能なBluetoothを搭載したモデル。

じゃあ何が出来るのか?と言うと今のところスマホから位置情報を拾って写真のEXIF情報に追加できる事。要はGPSロガーのような機能。写真の転送はWiFiを使わなければならない。

ニコンのSnapbridgeのように転送機能は備えていないようだ(こちらもやや動作に問題があるようだが…)

ボディ・電源

α6500 X-T2 EOS M5 E-M1 II
ボディ マグネシウム合金 マグネシウム合金 アルミ合金 マグネシウム合金
バッテリー NP-FW50 NP-W126S LP-E17 BLH-1
USB充電 可能 可能 不可
追加グリップ なし 縦位置パワーブースターグリップ
バッテリー2個搭載
なし HLD-9
バッテリー1個搭載
撮影可能枚数の目安 約310枚 約340枚 約295枚 約440枚
大きさ 120.0*66.9*53.3mm 132.5mm×91.8mm×49.2mm 115.6*89.2*60.6 134.1mm×90.9mm×68.9mm
質量 (CIPAガイドライン) 約453g 約507g 約427g 約574g
質量 ボディのみ 約410g 約457g 約380g 約498g
どれもボディは金属製

M5はプラスチックかと思いきやアルミ合金製らしい。その他は堅牢性の高いマグネシウム合金ボディだ。

金属製で熱を外部に逃がしやすいので、4K動画など発熱する可能性が高い機能を運用する時には効果的。難点は冬に使うとカメラが冷たい事。

ブースト機能のあるX-T2の追加グリップ

まとめ・価格比較

*α6500とE-M1 IIの価格情報がまだ未発表なので、判明次第更新予定

一番安くて、分かりやすいのはEOS M5。様々なレンズキットも販売しているので、手持ちにレンズ資産が無い状態で始めるには良いかもしれない。

コンパクトに連写・AF性能を求めるなら『α6500 ILCE-6500』

a6500-f

これまでのα4桁モデルも測距点の多さと高速AFで定評のあるシリーズだった。

その不満点だった「手ぶれ補正が非搭載」「タッチパネル非対応」を一気に解消してきた画期的な1台。このコンパクトなサイズでさらに高性能なファインダーまで搭載しているのだから素晴らしいの一言。

さらに他のモデルの追随を許さないバッファ量による連写性能もあって、連写しまくるならこのモデルがおススメ。

難点はやはりレンズで、高品位なレンズがフルサイズ対応レンズである事が多く高価でデカくて重いこと。今後、APS-C用のレンズ資産が充実してくるととびっきり使いやすい一台になることだろう。

Memo

こんな人におススメ
  • さっとカバンから出して、さっと撮りたい
  • 目立つカメラは持ちたくない
  • ママはもう失敗したくない、という人
  • α6300・α6000・NEXユーザー(手ぶれ補正とタッチパネルですよ!)
ちょっと気を付けたいポイント
  • ボディ内RAW現像不可
  • 防塵防滴レンズが少ない(APS-C専用レンズで)
  • フラッシュ同調速度が遅い

購入早見表

予約開始は11月2日から。キタムラではいち早くページを開設しているもよう。

楽天市場 Amazon カメラのキタムラ Yahoo
α6500 ILCE-6500 新品・中古情報
新品・中古情報
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玄人好みの操作性と画質『X-T2』

X-T2-front

APS-C3モデルの中では最も専用レンズが豊富で、高性能・防塵防滴仕様が多い。今まではその分高いレンズが多かったのだが、最近コンパクトでお手頃価格のレンズが出始めたので取っつきやすくなっている。

加えて、高感度ノイズ処理が秀逸なのでISO感度を気にせず絞り値とシャッタースピードで撮影できる点が良い。スナップするならこのカメラと言った感じ。

さらにフジフィルムの一眼カメラの中ではAF性能が向上しているモデルなので、AFが不満でフジフィルムを躊躇していた方には必見の1台。

ただしモードダイヤルが存在せず露出関係のダイヤル操作が必須なので、他のメーカーのカメラと比べると操作性が中級者~上級者向け。前述したようにプリセット機能が無いので、状況に合わせて露出を的確に変える事ができないと瞬間的なシャッターチャンスを逃すかもしれない。

Memo

こんな人におススメ
  • 撮る過程も大事と思う人
  • 高感度耐性が必要な人
  • スナップ撮影
  • 艶のあるポートレート撮影
ちょっと気を付けたいポイント
  • モードダイヤルが無い

購入早見表

楽天市場 Amazon カメラのキタムラ Yahoo
X-T2 ボディ 新品・中古情報
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X-T2 18-55 レンズキット 新品・中古情報
新品・中古情報
新品・中古情報

気軽にハイエンドなミラーレスを楽しむなら『EOS M5』

eos-m5-f

今回の4モデルで一番操作性が素直なカメラがこれだ。さすが大手キヤノンのミラーレスと言った感じ。

シンプルすぎず、分けわからない機能を盛り込み過ぎず、初心者でも使いやすいのはGood。Kissのデザインと似ているのでダイヤルファンクションさえ使いこなせれば、一眼レフ(Kiss・8000D)からミラーレスへの移行もすんなりできるはず。

ただし、今回の4モデルの中では最も専用レンズが少ないマウント。ズームレンズが4本と高倍率1本、マクロ1本、単焦点が1本。この中で大きくボケを作りやすいレンズはマクロと望遠ズームくらいだろう。(単焦点は22mmと広角よりなので絞り開放でもぼかし辛い)

特に標準・中望遠の大口径レンズが無いのでボケの演出が難しい傾向。これ以上のボケや画質を求めるならば、専用の一眼レフ用レンズのアダプタを使ってEFレンズを使う必要性がある。

基本性能は今回の4モデル中では没個性的な1台ともいえるが、その分扱いやすいさと安価さで3モデルを上回る。

Memo

こんな人におススメ
  • あまり凝った設定で撮影をしないけど、性能の良いミラーレス一眼が欲しい
  • キヤノンEFレンズを持っている
  • 大手メーカーの安心感
  • 高感度性能が欲しい
ちょっと気を付けたいポイント
  • 大口径レンズが専用レンズに無い
  • スペック的に言うとEOS 8000D+αのミラーレスモデル

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プロユースなフィールド性能『OM-D E-M1 Mark II』

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洗練されたデザインのボディとそれを支える高品質なレンズ群は今回の4モデルの中では最も高水準と言える。超広角から超望遠、魚眼やマクロまで豊富にそろっている点でおススメしやすいモデル。

特にPROシリーズのレンズ群はE-M1 Mark IIに打ってつけのレンズが多く、他社にはない特徴的な性能が多い。

それらのレンズは高品質・高機能ながら、マイクロフォーサーズ規格でコンパクトにまとめられたレンズが多い。シーンに合わせたレンズを数多く携行しやすいので、広大なフィールドを歩き回る時に最適なシステムと言える。

また、「ここぞ」と言う風景写真などではAPS-C一眼を上回る「50MBハイレゾショット」を駆使して超高画質な一枚を撮影する事が出来る。

マイクロフォーサーズをメインで使うプロが多いのも納得の1台と言えるだろう。システムとしてみるとAPS-Cクラスに劣らない高価な機材が多くなるので、費用的にみるとAPS-Cとドッコイ。コンパクトで高品位なシステムをこの価格で組める、という点に価値を見いだせれば魅力的なモデル。

Memo

こんな人におススメ
  • 天候を選ばず屋外で撮影する事が多い(豊富な防塵防滴レンズ)
  • 大口径ズームレンズでシステムを組んで歩き回りたい(充実のPROレンズ)
  • 小さい被写体が多い(センサーサイズが小さいので被写界深度を稼げる)
  • 瞬間的な連写性能が欲しい
  • PROレンズの性能を最大限まで引き出したい人
  • 建築物(Kowaやデジタルシフトを使った歪曲が無い写真)
ちょっと気を付けたいポイント
  • APS-Cと比べると高感度ノイズ耐性が落ちる
  • PROレンズが高い
  • センサーサイズを考えると高い・デカい

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