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Canon『PowerShot G9 X』とSONY『Cyber-shot DSC-RX100M2』はどっちが買いか?

      2015/11/12

CanonかSONY、買うならどっちだ?

g9x

キヤノンから1型センサーのPowerShot G7 Xの後継機が2機種リリースされた。これから1型センサーカメラを購入しようと検討されている方で、競合しているSONYのRX100シリーズとどちらを購入しようか悩まれている方も多いのでは無いだろうか?

DSC-RX100M2特にPowerShotG9 Xと似通っている機種は『RX100』『RX100M2』。
この2機種はRX100M3で大口径レンズとなる前のモデルであり、望遠側のF値が抑えられている。さらにG9 Xに搭載されている裏面照射型センサーを同じく搭載するモデルはRX100M2なので、今回は特にRX100M2と比較して検討していきたいと思う。

スペック比較

PowerShot
G9 X
Cyber-shot
DSC-RX100M2
センサー 1.0型高感度CMOS 1.0型 ExmorR CMOS
有効画素 2020万画素 2020万画素
レンズ・f値
(35mm換算)
 28-85mm
(f2.0-4.9)
28-100mm
(f1.8-4.9)
レンズ構成  6群8枚 6群7枚
手振れ補正  光学手振れ補正
3段分
光学式
撮影距離  5cm-50cm
(マクロ時)
5cm-55cm
AF  31点 25点
ファインダ 別売り対応
液晶モニタ  3.0型 104万ドット
タッチパネル
3.0型 122.0万ドット
チルト液晶
上84° 下45°
ISO感度  125-12800 160-25600
画像処理 DIGIC 6 BIONZ
シャッタースピード  30-1/2000秒 30-1/2000秒
連写 6コマ/秒 10コマ/秒
静止画記録  JPEG
RAW14bit(CR2)
JPEG
RAW14bit(ARW)
WiFi/NFC  ○/○ ○/○
水準器 2軸
バッテリー NB-13L NP-BX1
連続撮影  220枚
335枚 エコモード
350枚
大きさ 98*57.9*30.8mm 101.6*58.1*38.3mm
重量 209g 281g

 

センサー・画像処理

どちらも1.0型の裏面照射型CMOSセンサーを搭載している。家電量販店で店員に「RX100とRX100M2とどちらが良いの?」と聞くと、「センサーが違います」とまず回答すると思う。RX100までの「表面照射型CMOS」から「裏面照射型CMOS」へと移行している為だ。平たく言えば「ノイズが出にくくなった」と考えて頂ければ良いと思う。つまり高感度での撮影がより出来る様になったので、撮影の幅が広がったと言っても過言ではない。今回のG9 XとRX100M2はどちらも裏面照射型なので、その点について差はあまり無い。現在、1型センサーのカメラとしては格安のRX100を買う場合には気をつけておきたい点だ。

有効画素数は2020万画素と一緒なので、吐き出すJPEGやRAW14bitのファイルサイズもほぼ同じ。同SDカードでの撮影枚数にそこまで違いは無い。

DIGICは万人受けの発色で、BIONZに比べると落ち着いている。DIGIC 6は現在のキヤノン製カメラにおける画像処理エンジンの最新モデルで、ノイズリダクションの大幅な改善がなされている。特にセンサーサイズが1型のこのカメラでは高感度時にその恩恵を受けやすいだろう。

BIONZはよく記憶色が強いと言われる、コッテリ系の味付けが特徴の処理エンジン。現行モデルではBIONZ Xと新しいモデルになっているので、このカメラに搭載されているBIONZとはまた違う。BIONZ Xと比べてもコッテリ系の味付けが特徴。スマホなど小さい画面で見る分には発色が強く見栄えが良いが、パソコンなどで鑑賞すると立体感が消えて、少し眠たい画になると言うことも。元々はCCDイメージセンサー(CMOSとは違うセンサー)時代に出来た画像処理エンジンだったりする。

レンズ

G9 Xは旧モデルG7 Xの広角端24mm(換算)から広角端28mmと若干狭くなった。そして望遠端も100mmから85mmと狭くなっている。RX100M2はそもそも広角端は28mmなので変わらないが、望遠端は100mmまでイケるので15mmほど寄る事が出来ない。望遠側を多用する人は、お手持ちに100mmまでの伸ばせるカメラがあれば一度確認して購入を考えて見よう。

接写性能は両者互角、マクロ撮影時に有効なマニュアルフォーカスも両機とも可能。マクロ性能で差がつくとしたら後述するタッチパネルによるタッチAFが出来るG9 Xかチルト液晶でのローハイアングルが容易なRX100M2かと言う選択肢になる。

G7 Xでは広角端における周辺部の甘さがかなり取り沙汰されていた。今回は焦点距離が変更されていることもあり、光学設計がん変更されている。周辺部の甘さが健在なのかどうかは未知数。

オートフォーカス

ring31点のG9 Xと25点のRX100M2。フォーカスエリアはそこまで大きな差は無い、敢えて言えば細分化されているCanonの方が使いやすく、さらにッチパネル搭載機なので思ったところにフォーカシングし易いのは断然G9 X

オートフォーカスの高速性は実機を比較しなければ具体的な事は言えないが、一眼レフで培ったアルゴリズムの蓄積があるのはキヤノンだろう。

ファインダー

FDA-EV1MK別売り対応だが、RX100M2は外付けファインダを購入して装着する事が出来る。しかもこのファインダは0.5型と大型で、ファインダー倍率も0.71倍と並の一眼レフクラスの倍率を誇る。235万ドットの高精細も加えてかなり見易いファインダーだ。

おまけに上にチルト可動するので2眼ライクな撮影方法も楽しめてしまう。

便利なファインダーだが、お値段が高くRX100M1が買えてしまう程の高額な出費だ。ま、つまりファインダー代とカメラ代を足せばファインダー付きの「PowerShotG5 X」や「Cyber-shot DSC-RX100M3」が買えてしまう。要検討。
ファインダー付きのデジカメをお探し?
それではコチラへどうぞ「ファインダー付1型コンデジならどれだ?」

液晶モニタ・操作感覚

touch-panelG9 Xでは大胆にも十字ボタンが撤廃されている。それは同時にコントローラーホイールが無くなった事を意味する。但し、レンズリング部にはホイールダイヤルが残っているので、よく使う設定はそちらに任せよう。

従来のカメラ操作とは一線を画しており、基本的にG9 Xは液晶をタッチしながら操作するスマホ感覚の操作方法だ。インターフェイスもそれ相応に変化しており、スマホから新規にデジカメを買う層には扱い易いカメラかもしれない。

DSC-RX100M2_rear一方、RX100M2はカメラを使っていた方なら御馴染みの操作感覚で扱うことが出来る。背部のコントローラーホイールに加えてレンズリングにも設定を与えることが出来るので、凝った露出設定も出来るだろう。さらに液晶パネルがチルト可動するのでローアングルやハイアングルにも対応しているのは有り難い。

但し、G9 Xと違ってタッチパネルではないので瞬時にフォーカシングなどは出来ない。一長一短な所がある。

その他機能性

普通に使うと220枚でバッテリーが損耗するG9Xと350枚は撮影可能なRX100M2だと大きな差が存在する。タッチパネルが電力を食っているのか処理エンジンが最新なので電力を食っているのか…。しかし、G9 Xにはエコモードが実装されており、このモードにする事で335枚までの継続が可能。

G9 X用のバッテリーは同じくGシリーズのG3XとG5X・G7Xに対応。
一方のソニーはRXシリーズは元より、普及型の高倍率コンデジにも同様のバッテリーが装着出来るので利便性が高い。

拡張性を考えるとホットシューがあるRX100M2の方が将来性はある。が、「この価格帯のコンデジにそこまでの拡張性を求めるか?」は一度考えたいところ。拡張性の分、ホットシューが出っ張って収納しづらいと言う点も見逃せない。

サイズ

チルト液晶が付いている分RX100M2の方が分厚い。ポケットに入れやすいカメラと言われればG9 Xだ。高さや幅もそこまで違いは無いがG9 Xの方がスリム。その分重量も80gほど軽くなっている。

反面、小さくなればなるほどグリップ感が無くなってくるので落さないように気をつけたいところ。若しくはストラップで首から下げて胸ポケットへ収納。使うときだけ取り出して撮影と言ったスタイルが妥当な気がする。

まとめ

PowerShot G9 X
  • タッチパネル操作による新感覚なカメラを楽しみたい!
  • とにかくスリムでポケットに気軽に突っ込んで出歩きたい
  • CANON党(発色が好み、IMAGE GATEWAYを使っている等)
Cyber-shot DSC-RX100M2
  • 望遠側を良く使うので、出来るだけ望遠に寄れるレンズが良い
  • 拡張性がある(外付けファインダー・フラッシュ)
  • チルト液晶でローハイアングルで撮りたい
  • SONY党(発色が好み、αCafeを使っている等)

前述していなかった点として、購入後のユーザー向けのサービスコンテンツがある。例えばキヤノンユーザー向けの「Canon IMAGE GATEWAY」やソニーユーザー向けの「αCafe」など。どちらもフォトコンテストや無料のオンラインストレージを開放していたりするので、既にユーザーなら使わない手は無い。どちらかと言えば、「EOS学園」や「10GBの無料ストレージ」などのサービスがあるキヤノンの方が魅力的に写る。

さらに関連情報はコチラで紹介高解像・高感度・高機動 PowerShot G9 X

購入早見表

PowerShot G9 X
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