とるなら~写真道楽道中記~

「撮るなら…ここだ!こうだ!これだ!」を探し求めてカメラ片手に写真・機材道楽の備忘録

K-3IIかK-S2か。Kマウントユーザーの悩める2択

      2015/05/30

K-3IIかK-S2か

リコーイメージング公式より K-3II

リコーイメージング公式より K-3II

ここに来てK-3IIが急遽、どーんと発表になった訳だが…。
2月に発売されたK-S2を買おうか迷っていた方も多いはず。

あと数万(なにも2、3万とは言ってない)積めばK-3II買えちまうYO!どうしよう…。って悩みが出来てしまった。

バリアングル・WiFiのK-S2超解像・GPSのK-3IIか。
迷っちまう、K-3IIにバリアングル搭載されていたら迷わずK-3IIに突撃していたけどね!

どの機能を多用するか選ぶとすればバリアングルと超解像なんだけどね!

私の場合はバリアングル>超解像>GPS>WiFiの順だ。

バリアングル

リコーイメージング公式より K-S2

リコーイメージング公式より K-S2

なんと言っても、俯角・仰角のアングルに対してかなり強くなる。特に仰角。別にパンチラショットが撮りたい訳ではないのだが、自然風景を撮る際も仰角のショットでは非常に多用する。地面が乾いていれば寝転ぶわけだが、びしょびしょのドロドロだと、さすがにそこに寝転ぶまでのカメラ魂は持ち合わせていない。フィールドカメラを謳うのならば是非とも導入して欲しい機能。しかし、同時にタッチパネルも欲しかったなーと思うのは高望みだろうか。

自撮りも対応しているので、それを重視するならコチラ。一等地のWiFiボタンは自撮りボタンに切り替えることが出来るほどの無駄に力の入れ様が伺える。K-3系とは操作感が違うのでそこは気をつけよう。

超解像

リコーイメージング公式より K-3IIのRRS図

リコーイメージング公式より K-3IIのRRS図

リアル・レゾリューション・システムとしてPENTAXは謳っている。1画素ピッチでずらした4枚の写真を合成して、RGB情報を4倍(1で受け止めていた情報を0.25づつ判別出来る様にって考え方でよかったと思う)に出来る技術。

4枚の合成写真なので、HDR撮影と同じように静体の撮影がメイン。三脚でしっかりとカメラを固定した上で4枚の写真を撮影しなければならないので、動体を撮ろうとしても合成時にブレブレの写真になってしまうだろう。

実際超解像で撮影したいのは、カリカリ解像している風景写真なんだけどね。なかなか難しそうだ。

以前の記事でも書いたが、特にGPS機能の内蔵化と相まって山男や山ガールにはかなりおススメできる機種になったのではないだろうか?GPSの項目でその辺を書いておこう。

GPS

O-GPS1を購入して(1万6千円ほど)ホットシューに取り付けていた機能が、ペンタ部に内蔵された。あのデカイ図体が内蔵フラッシュの部分に入っちゃうらしい。もちろんフラッシュは邪魔者として排除された。

お陰様で独立してアストロトレーサーの使用が可能になった。三脚とK-3IIだけで簡易的に星撮り長時間露光が出来る。

また、GPS内蔵によりジャイロコンパスなどで「どこで、どの方向に写真を撮ったか?」が記録出来る様になった。全く必要ない人にとっては、一生使わない機能だろうが、登山中での撮影などでは重宝するのではないだろうか?

例えば、特に目印があるわけでも無い道中で「お!いいね!」と思ってパチリと撮ったとしても、帰ってみたら「どこで撮ったっけ?」と失敗しなくて済むだろう。もし、見直して失敗したとして、再チャレンジする時にも重要な位置情報になるに違いない。

と言うわけで、山男・山ガールにおススメ。(他社と比べて)安い防塵防滴レンズも多くあるので、霧や雨などの環境がコロコロ変わるシチュエーションでも対応できるシステムを組み易い。おまけにコンパクト。他社だとフルサイズ用のレンズで大きく・重く・高価だったりするので、それを考えるとかなり便利だろう。

かなり限定的だが、超解像(面倒だからRRSで!)で繊細な風景写真も撮ることができるだろう。山風や流れる雲で中々難しいかもしれないが、広角レンズで山肌や背景を超解像で写し撮ることが出来たらフルサイズ要らないかもねってなるやもしれない。

まあ、現状では風や被写体のブレにかなり弱いので、過度の期待は出来ないが。

WiFi

pentax_k-s2_t001

フルマグネシウムボディのカメラは、フルマグボディが故にWiFiもアンテナを立てることが出来ず(電波が飛ばない)に現在に至るとどこかで見聞きした。STYLSU1やK-S2でWiFiの有用性はいやと言うほど記述した。

が、フラッグシップ機で言えば、そこまで必要性が迫っているわけでは無い。あくまでもオプションで良いかなー程度。遠隔操作やデータ転送もFULUカードを使えば使用可能なので、必要があればFULUカードを買い足そう。

普通の遠隔操作モード

普通の遠隔操作モード

写真はSTYLUS1の遠隔操作のものだ。ご覧のようにタブレットでも遠隔操作可能。と言うことは大画面で写真の細部を確認することが出来る。特に家に帰ってから失敗したくない、ココ一番の所では活用したい機能だ。遠隔操作可能と言っても、WiFiで飛ばせる電波の距離は限られている。離れれば離れるほど電波が悪く操作しづらいので気をつけよう。

両機比較

製品名 K-3II PENTAX K-S2
オンラインストア価格(ボディ/税別) 129,630 89,630
タイプ デジタル一眼レフカメラ デジタル一眼レフカメラ
レンズマウント ペンタックスKマウント ペンタックスKマウント
画素数 約2435万画素(有効画素)
約2471万画素(総画素)
約2012万画素(有効画素数)
約2042万画素(総画素数)
撮影素子 APS-C
23.5 x 15.6 mm
CMOS
APS-C
23.5 x 15.6 mm
CMOS
高感度(ISO感度) ISO100-51200 ISO100-51200
WiFi/NFC △(FULUCARDでWiFi可能)
GPS △(O-GPS1使用で可能)
AF SAFOX11
27点25クロス
SAFOX10
11点9クロス
可動液晶 × バリアングル搭載
露出制御 8.6万画素RGBセンサー TTL開放77分割測光
連写撮影 約8.3コマ/秒 約5.5コマ/秒
手振れ補正(SR) 4.5段分 3.5段分
シャッタースピード 1/8000-30秒 1/6000-30秒
液晶モニター 3.2インチ
約103.7万ドット
3インチ
92.1万ドット
ファインダー形式 ペンタプリズム ペンタプリズム
ファインダー視野率 約100% 約100%
ファインダー倍率 約0.95倍 約0.95倍
電池タイプ D-LI90P D-LI109
電池寿命(撮影枚数) 約720枚 約410枚
記録メディア SDHCカード
SDカード
SDXCカード
Eye-fiカード
FLUカード
SDHCカード
SDカード
SDXCカード
RRS ×
動画撮影サイズ 1920 x 1080 (フルHD) 1920 x 1080 (フルHD)
防塵・防滴
幅 x 高さ x 奥行き
(突起部含まず)
約131.5 x 100 x 77.5 mm 約123 x 91 x 73 mm
質量(重さ) 約800g(電池、SDカード付き)
約715g(本体のみ)
約678g(電池、SDカード付き)
約618g(本体のみ)
発売日 2015年5月22日 2015年3月6日発売

 

どう転んでも出来ない機能は、超解像とローパスセレクタ・手振れ4.5段分補正。K-S2はバリアングルとNFC、明瞭強調。
バリアングルとWiFi要らなければ、K-S2を選ぶ理由が無い。むしろK-50でも良いくらいだ。

逆にK-3IIは超解像とGPS内蔵が要らなければK-3無印でも良い。今なら8万円を切る値段で買うことが出来る。

用途別のベストチョイス

登山・星撮りのウェイトが高いならK-3II

GPSの頁で書いた通り、登山中での撮影に際しては利便性の高い機能が豊富。特にPENTAXはAPS-Cに特化したレンズも多く、サイズと価格もお手頃なので買いやすいし、使いやすい。
PENTAX K-3Ii ボディキット

屋内での物撮りならK-3II

超解像と一番相性が良いであろう被写体は、やはり屋内の静体。そこまで解像する必要があるのかどうかを再度自分に問い直してみて結論を出そう。超解像が必要無いと、K-3IIに拘る必要性が全く無い。GPSならO-GPS1があるし、4.5段分の手ブレ補正も必須かどうかと言われるとどうなの?って所。

逆にAPS-Cで超解像技術を積んでいるのはこのK-3IIだけ。この手法をいち早く体感してみたいのならK-3IIに行くしか無い。
PENTAX K-3 II 16-85WR レンズキット

花や植物の撮影ならK-S2

Kマウントでバリアングル液晶を載せたのはこのK-S2の1機種だけ。Kマウントでマクロ撮影や仰角を多用するならこの機種しか無い。特に他社のバリアングル機と違い、防塵防滴機構を組み込んでいる。さらに、ローパスフィルターレスの高解像機の防塵防滴機となるとこのK-S2ただ一つ。
PENTAX K-S2 ボディ ブラック

各社マウントのボディ一覧表
各社マウントのレンズ一覧表

 - PENTAX, カメラ, カメラ ボディ ,