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「撮るなら…ここだ!こうだ!これだ!」を探し求めてカメラ片手に写真・機材道楽の備忘録

【比較】2016年秋・冬モデルの新型ミラーレス大集合!『X-T2』『EOS M5』『DMC-G8』『E-M1 II』買うならどれだ?

      2016/11/16

2016年秋・冬モデル大集合

ドイツのケルンで行われていたフォトキナ2016もひと段落して、2016年内に出てくるミラーレス一眼も大体出そろった。

そこで、このページで外観とスペックを見比べて「どれ買ったらいいかなぁ」と判断できるような素材を並べてみた。どれも魅力的なスペックで、それぞれに違った個性が存在するのでじっくりと悩んでいきたいと思う。

個人的に使ってきた機種の後継・類似モデルばかりなので、色々と感じる部分があるので参考にしてみてください。
使用機種(X-Pro2・EOS M3・E-M1・GM1S・G7)

*2016.9.22:スペックリスト完了。比較した記事をぼちぼち書いてます

外観比較

正面

X-T2

X-T2-front

EOS M5

eos-m5-f

DMC-G8

lumix-dmc-g8-f

OM-D E-M1 II

e-m1-2-f

4機種ともデザインは大きく異なる。機能面に関しては以下の通り

X-T2 フォーカス選択スイッチ
EOS M5 タッチ&ドラッグAFボタン
DMC-G8 特になし
E-M1 II カスタム可能なFnボタン2か所
前面のカスタム性はE-M1 IIがダントツ!

と、言うよりは他がカスタム出来なかったりする。

自由度が高いのはE-M1 IIで数多くのカスタムメニューから自分のスタイルに合わせてコマンドを選択できるので便利。それが2か所も配置されているのだから文句の付けようがない。

個人的にはAF選択ボタンとBKTボタン(深度合成用)として割り当てている(E-M1で)

AF/MFの切り替え方法

X-T2に備えてあるAF-S,C,MF切替レバーはM5とE-M1 IIには備わっていない。G8には背面に配置されている。

E-M1 IIについてはレンズに「フォーカスクラッチ機構」が存在するPROレンズやPRIMEレンズの場合にMFへの切り替えは容易。AF-Cへの切り替えは左肩のボタンを押して選択する必要がある。EOS M5は背面の十字ボタン左に配置。

AF・MF切り替えにおける使い勝手は「X-T2=G8>M5≧E-M1 II(レンズ次第)」と言ったところ。

後述するが、M5はマニュアル操作を楽しむレンズがEF-Mにあまり無いのが玉に瑕。

背面

X-T2

X-T2-back

EOS M5

eos-m5-b

DMC-G8

lumix-dmc-g8-b

OM-D E-M1 II

e-m1-2-b

正面と同じく、デザインは各モデルでバラバラ。しかし、どれも共通する点としてオートフォーカスのポイントを十字ボタン以外で操作する事が可能。

X-T2は物理操作する「フォーカスレバー」を搭載。M5・G8・E-M1 IIはそれぞれタッチパネルを使った操作が可能となっている。その他、背面に関して特徴的な機能を挙げると…

X-T2 フォーカスレバー(押し込みボタン兼用)
押し込み式電子ダイヤルボタン
Qボタン(クイックメニュー)
EOS M5 Qメニュー
十字ボタンコマンド
DMC-G8 タッチFn
Qメニュー
Fnボタン4つ
十字ボタンコマンド
ドライブ切替レバー
E-M1 II 2×2ダイヤル
クイックメニューの使いやすいさはM5

使いやすいクイックメニューはX-T2とM5だが、タッチパネルの搭載によりM5の方がより操作性が高い。

DualFuncボタンと組み合わせるとさらに操作性に幅を持たせることが出来るが、E-M1 IIと比べるとちょっと使いにくい印象。

EOS M5の背面ダイヤルは要確認

EOS M5は他の機種と違い、電子ダイヤルが一か所十字ボタンの周りに配置されている。

EOSシリーズを使っているならピンとくるかもしれないが、このデザインはEOS Kissや8000Dと同様のデザイン。操作性はこの配置に慣れていればそう問題になることは少ないだろう。

しかし問題はホイールを回転させようとして十字ボタンを間違って押してしまう点にある。手や指の大きさによってはかなり使い勝手が悪くなる可能性もあるので実機を触って確認してほしい。

DMC-G8のFnボタンは11か所

特 におススメはパナソニックのタッチパネルFn。これは背面モニターの右側にFnボタンを5つ表示できる機能で、普段から使う機能のショートカットメニュー として活用できる。頻度は多くないけども、あると便利なWiFiやサイレント、デジタルズームなどの機能を割り当てることができる。

物理ボタンと合わせると、なんと11か所ものカスタムコマンドを設定可能。自分のスタイルに合わせる一通りの設定は11か所もあれば事足りると思う。

電子ダイヤルを組み合わせた2×2ダイヤルは秀逸

E-M1 IIには2つの電子ダイヤルの機能性を変更する2×2レバーが配置されている。

初期設定ではモード1に「絞り/SS or 露出調整」モード2に「WB/ISO」とレバーを切り替えるだけで4つのコマンドを操作可能な点は魅力的。

とは言え、この手の機能が搭載されているカメラを使った事がないとやや操作に戸惑うとは思う。特にモード1と2を切り替え忘れていると、絞りを変更しようとしたらWB変えちゃった…なんてことも。

しかし、慣れればその操作性は桃源郷。AFポイントの移動やドライブ・連写・HDR・BKT・AF諸々の設定を2アクションでダイヤル操作出来る。

この機能に関しては実機を触って確認してほしい。ギミック好きなら楽しめる。

上面

X-T2

X-T2-top

EOS M5

teos-m5-f

DMC-G8

lumix-dmc-g8-t

OM-D E-M1 II

e-m1-2-t

X-T2 ISOダイヤル
SSダイヤル
露出調整ダイヤル
測光ダイヤル
ドライブダイヤル
EOS M5 DialFunc
カスタムダイヤル
露出調整ダイヤル
DMC-G8 Fnボタン2か所
E-M1 II AF/測光ボタン
HDR/ドライブボタン
Fnボタン
使う楽しみが味わえるX-T2

露出に纏わる設定は物理ダイヤルでほぼすべて設定可能(絞りはレンズ側に配置されている)。X-T2のデザインはX-T1の魂をしっかりと引き継いでいるようだ。さらにダイヤルはX-T1と比べてつまみやすくなっている。

「露出を自分で決める」という撮る楽しみを味わうにはモッテコイの操作性。

操作が煩雑と感じる場合には電子ダイヤル操作で扱うことも出来るので、競合カメラと比べて不便に感じる事も少ない。とはいえ、操作するダイヤルが多いので、一眼カメラを初めて買うユーザーによっては操作が複雑と感じると思う。

注意点はカメラの設定を一括で変更できるプリセット機能が存在しないこと(他でいうカスタムモード)。カメラの性質上仕方のない事だがとっさに撮影シーンに合わせた設定を作り出すことが難しいのが欠点。

EOS初の「DialFunc」搭載 M5

EOS M5は2つの電子ダイヤルのほかにDialFunkボタンと連動する電子ダイヤルを搭載している。

この機能は形こそ違えど、E-M1 IIの2×2コントロールダイヤルやG8のタッチパネルFnと似た操作性の向上を図る機能。ファインダーを覗いたまま各設定を変更しやすくなるので、EOS Mシリーズの旧モデルとは全く異なる操作性と感じると思う。

E-M1 IIと同様、はじめは慣れが必要だが電子ダイヤルを別個に設けてあるのでE-M1 IIより操作性は簡単で分かりやすい。さらにM3から搭載されている露出調整ダイヤルは健在なので、その分DialFunkに登録しておく設定に自由度を利かせやい。

G8とE-M1 IIは左肩に注目

G8は独自モードである「4Kフォトモード」や「フォーカスブラケット・合成」を含めたドライブモードダイヤルが備わっている。

E-M1 IIは同じような役割を持つボタンが配置されているが、ボタンを押した後にダイヤルで選択しなければならないので2アクション必要だ。その分設定できる種類は多い。ここでも2×2ダイヤルは健在で、豊富な操作性を感じる事ができる。ただし、やはり慣れが必要。

外観の総評

「これぞ写真機!」X-T2

なんと言ってもやはりX-T2はその露出関連を操るダイヤル類の豊富さ。これに尽きる。

電子ダイヤルとモードダイヤルで片が付く便利なデジタルカメラだけども、あえて不便な物理ダイヤルで露出の調整を行う事で「カメラを使う楽しさ」や「写真の奥深さ」を再認識する。

ワンショットを丁寧に撮影したい場合には、今回の4モデルの中では最適なカメラだと言える。

前述したように突然のシャッターチャンスに対してカメラの設定を変えづらいのは確かで、ある程度事前に設定を組みなおしておく必要がある。

「キヤノンのミラーレス」EOS M5

甲乙付け難いのがこのカメラ。

良くも悪くも操作性は一眼レフカメラ「EOSシリーズ」のそれで、使い勝手は悪くはない。むしろ使いやすい。

それは今回の4モデルの中では最もシンプルで、操作・機能について迷う点があまり無いからと言う事がある。

実にキヤノンらしいデザインで、よく言えば堅実でわるく言えば遊び心が足りない。

別にカメラのスペックや機能にこだわりは無く「被写体を撮るのに集中したい」であればおススメ。

「自分色に染める」LUMIX DMC-G8

4モデルの中では最もカスタム性に優れる操作系統を持っているカメラ。

11か所のFnボタンを使いこなすにはカメラの機能を熟知していないと、なかなか使い切る事が出来ないかもしれない。初めから全部使い切るつもりで設定せずに、使い込むうちに必要な操作コマンドを割り当てていけば良いだろう。

自分の成長(撮影スキル)に合わせて、「カメラも成長できる」点は他のカメラ以上の性能を有していると言える。

「カメラが手の一部となる」OM-D E-M1 Mark II

DMC-G8と同じく、カスタム・操作系統に優れているが方向性がかなり違う。

G8ほど自由度は無いものの、ファインダーを覗いたまま素早く設定を切り替えたり調整したりする機能性はE-M1 IIの方が上手。

始めはその操作性に戸惑うかもしれないが、一度その手に馴染んでしまえば体の一部になったような感覚に。

スペック比較

画像処理

センサー

X-T2 EOS M5 DMC-G8 E-M1 II
センサー X-Trans CMOS III
APS-C
デュアルピクセル CMOS
APS-C
4/3型Live MOS 4/3型Live MOS
有効画素数 2430万画素 約2420万画素 1600万画素 2037万画素
ローパスフィルター なし あり なし
手ぶれ補正  レンズ側で対応 レンズ側で対応 5.0段
Dual.I.S 2対応
5.5段
6.5段(シンクロ時)
描写性能は「部分的」にAPS-Cに分がある

センサーはそれぞれ違いがあるものの、大局的にはAPS-Cサイズとマイクロフォーサーズサイズに分けられる。

どのモデルも旧モデルと比べて進化しているポイントは存在するが、センサーサイズの差を覆すには至っていない。特にセンサーサイズが物を言うのは「高感度耐性(RAW形式)」「ダイナミックレンジ」「ボケの大きさ」。簡潔に言うと

  • ズームレンズ」でボケ量が大きいのはAPS-C(X-T2・EOS M5)
    (M4/3には明るい単焦点が多いのでこのジャンルはカバーできる)
  • 光量が不足するシーン」でスポーツ等の「動きもの」を撮るなら高感度重視のAPS-C(X-T2・EOS M5)
  • 風景撮影でも特に「明暗がハッキリ付くようなシーン」ではダイナミックレンジが広いAPS-C(X-T2・EOS M5)

と言ったところ。ボケ量はレンズ次第でなんとかなるものの、高感度とダイナミックレンジについてセンサーサイズの差はカバーしきれない。

マイクロフォーサーズでこのポイントをカバーするならば、「高感度を使わなく済むような明るいレンズを使う」「三脚を使って低感度を維持、高感度でダイナミックレンジを落とさないようにする」という2点である程度補うことが出来る。

どちらにせよ、レンズのサイズが大きくなったり三脚により機動力が落ちたりするのでマイクロフォーサーズの利点を潰してしまう点に注意。

追記:G8とE-M1 IIには強力無比な手ぶれ補正機能を使用する事が出来るので、それを積極的に活用すればAPS-Cとの差は縮まる。特にG8のDual.I.Sに使えるレンズは多いのでおススメ。E-M1 IIに対応するレンズは13万円・30万円のPROレンズしかないのが悲しいかな…。

有効画素数

センサーに纏わる色々な問題を抜きにして、「有効画素数が多い方が良いのか悪いのか?」を答えるとしたら「そりゃあ多い方が良い」と答える。

大きい写真をリサイズして小さくしても全体の画質は劣化しないが、小さい写真を引き伸ばすと明らかに劣化する。という理屈。

高画素であるほど、画像を加工する場合の自由度が高くて便利。特にインスタグラム(SNS)のように1:1の正方形でアップロードする場合にはどうしても切り抜く必要がある。今は必要でなくても有効画素数は多いに越したことはない。

特に前述したセンサーサイズの違いが大きく出ない「光量が十分に稼げる(低感度で撮影できる)」場合には有効画素数が物をいう。

有効画素「X-T2 = EOS M5 > E-M1 II > G8」

手ぶれ補正

少しだけ前述したように、センサーサイズで上回るX-T2やEOS M5に追いつくポイントがココ。

DMC-G8、E-M1 Mark IIともに、かなり強力なセンサーシフト式の手ぶれ補正を搭載している。補正効果はセンサーシフト式としては最強クラスで特にE-M1 Mark IIの5.5段は前代未聞。

この強力な手ぶれ補正はレンズを選ばずに使用する事が出来るため、単焦点で手ぶれ補正が利用できないX-T2やM5と比べて大きなアドバンテージとなる。特に高感度を使わずにスローシャッターで適正露出を維持する事ができる。

特におススメはDMC-G8で、「Dual.I.S」に対応するレンズが多く普及型の安いレンズから高級な望遠レンズまで存在する。特に望遠レンズでも5.0段分の補正効果を得ることが出来るので、手持ち撮影が非常に捗る結果となっている。

E-M1 Mark IIはボディ本体の効き目は史上初となる5.5段分に加えて、300mm F4 PROの光学手ぶれ補正を組み合わせれば換算600mmの手持ち撮影もイケてしまう。泣き所は広角・標準域でシンクロ手ぶれ補正を使えるレンズが新発売の12-100mmPRO(安くて13万円)しか存在しないこと。

単体「E-M1 Mark II>DMC-G8」
連携手ぶれ補正「DMC-G8>E-M1 Mark II」

「じゃあX-T2やM5は手ぶれしやすいのか?」と言うと、ズームレンズには基本的に手ぶれ補正が搭載されているのでそう気にするほどでもない。手ぶれ補正が搭載されていない単焦点でやや使い勝手が落ちる。

処理エンジン・記録形式・方法

X-T2 EOS M5 DMC-G8 E-M1 II
画像処理エンジン X-Processor Pro DIGIC 7 ヴィーナスエンジン TruePic VIII
RAW形式 14bit非圧縮 14bit
12bit’(連写時)
12bitロスレス
メディアスロット SD/HC/XC UHS-II対応
デュアルスロット
SD/HC/XC UHS-I対応 SDメモリーカード
SDHC、SDXC、UHS-II U3
SD/HC/XC UHS-II対応
デュアルスロット

露出制御

X-T2 EOS M5 DMC-G8 E-M1 II
測光方式 TTL256分割測光 1728分割測光 324分割デジタルESP測光
測光範囲 EV1~20 EV 0~18 EV -2~20
ISO感度 200~12800 100-25600 200-25600 200~25600
拡張ISO感度 100/25600/51200 100 64
露出補正 +/- 5 +/- 3 +/- 5 +/- 5
備考 ダイナミックレンジ設定 オートライティングオプティマイザ
高輝度側・階調優先
露出ブラケット
絞りブラケット
iDレンジコントロール

連写・AF

オートフォーカス

X-T2 EOS M5 DMC-G8 E-M1 II
方式 インテリジェントハイブリッドAF
(像面位相差AF)
(コントラストAF)
デュアルピクセル CMOS AF
(像面位相差AF)
空間認識AF
(コントラストAF)
ハイスピードイメージャAF
(像面位相差AF)
(コントラストAF)
測距点 91点
(最大325点)
49点 49点 121点
(全点クロスタイプ)
測距輝度範囲 -3EV EV-1~18 EV -4~18
備考 AF-Cカスタム設定
フォーカスレバー
AFフレームサイズ「小」
タッチ&ドラッグAF
タッチパッドAF
星空AF
ピンポイントAF
C-AF追従感度
AFターゲットパッド
拡大枠AF
スーパースポットAF

シャッター・ドライブ

X-T2 EOS M5 DMC-G8 E-M1 II
シャッター速度 30秒~1/8000秒 1/4000~30秒 60~1/4,000秒 1/8000~60秒
電子シャッター速度 30秒~1/32000秒 使用不可 1~1/16,000秒
60~1/2000秒(電子先幕)
1/32000~60秒
フラッシュ同調速度 1/250秒 1/200秒 1/160秒 1/250秒
高速連続撮影 速度 最高約14コマ/秒
最高約11コマ/秒(メカ時)
最高約9コマ/秒
最高約7コマ/秒(サーボ時)
約9コマ/秒(AFS時)
約6コマ/秒(AFC時)
約60コマ/秒(電子AFS時)
約15コマ/秒(電子AFC時)
約10コマ/秒(メカAF-C)
約15コマ/秒(メカAF-S)
連続撮影可能枚数 JPEG:約42枚
RAW:約25枚
JPEG:約26枚
RAW:約17枚
RAW+JPEGラージ/ファイン:約16枚
JPEG:300枚以上
RAW+JPEG:45枚以上
連写時は12bitRAW G7比で90%の振動減
4Kフォトモード
フォーカスセレクト
フォーカス合成
サイレント撮影
ハイレゾショット
深度合成
静音撮影
低振動撮影
Pro Captureモード
シャッター速度に差があり

最新のミラーレス一眼には物理的なシャッターの開閉を行うメカシャッターに加えて電子シャッター機能を搭載。

電子シャッターはメカシャッターには実現できない超高速シャッターの使用が可能であり、NDフィルター無しに意図的なアンダーキーを演出したりすることが出来る。また、物理的な動作を必要としないので、シャッターショックを無くしてブレを抑制するという意味でも有用なもの。

現在の電子シャッター最高速度は1/32000秒で、今回の4モデルの中ではX-T2とE-M1 IIが使用可能。次いでDMC-G8が1/16000秒の電子シャッターを使用可能となっている。E-M1は電子シャッターでも60秒露光が可能な点で最も使い勝手の幅が広い。

EOS M5のみ電子シャッターが現状で使用不可、加えてメカシャッターが1/4000秒までなのでX-T2やE-M1 IIと比べると3段分の差が開いている。EOS Mシステムで高速な電子シャッターを必要とするシーンはそう多くないが、シャッターショックを抑えるという意味合いではやや残念なポイント。

総合的なシャッターの使い勝手「E-M1 II > X-T2 > DMC-G8 > EOS M5」

超連写のE-M1とG8

マイクロフォーサーズ規格のE-M1 IIとDMC-G8にはどちらも超高速連写が可能な性能と機能が搭載されている。

DMC-G8は「4Kフォトモード」という4K動画から静止画を切り出す専用モード。秒間30コマの連写で任意のコマを静止画とすることが出来るのでシャターチャンスにかなり強い。難点は「撮影中は常に4K録画」をしている状態という事でバッテリーの消耗が激しい。また、4K動画の切り出し静止画は800万画素程度となるので画質(解像度)的が一般撮影時よりも大きく劣ってしまう。

一方でOM-D E-M1 Mark IIは純粋(2000万画素)に超高速連写が可能。しかもRAWファイルで保存できるのでワンショット時の画質との差は存在しない。AF-C時に15コマ、AF-S時に60コマの連写能力があるので、4Kフォトモードよりも応用力が高い。

これらに次いでX-T2が高水準の連写性能を持っている。G8の4Kフォトモードを覗けばその連写性能はG8よりも高い。特に追加ブースターパックを装着するとブーストモードでさらに連写性能を高める事ができる。

EOS M5も比べる相手が悪いものの、その連写性能はかなり高い。競合の一眼レフカメラと比べたら、それ以上の性能を持っているのは確か。性能を追求しなければ十分満足できる性能だ。

総合的な連写性能「E-M1 II ≧ X-T2 ≧ DMC-G8 ≧ EOS M5」

ファインダー・モニタ

ファインダー

X-T2 EOS M5 DMC-G8 E-M1 II
方式 有機ELファインダー
0.5型
約236万ドット
電子ビューファインダー
0.39型
236万ドット
OLED
約236万ドット
電子ビューファインダー
約236万ドット
視野率 約100% 約100% 約100% 約100%
アイポイント 約23mm 20mm 約21mm
倍率 0.77倍 0.74倍 0.74倍
フレーム 60fps(通常)
100fps(ブースト)
2画面表示
120fps(最高設定) 120fps(最高設定)
高いリフレッシュレートはバッテリー損耗に注意

4モデル中、3モデルはリフレッシュレートを100fps以上に設定できる。これは1秒の間においてファインダー像を更新するコマ数を表している。多ければ多いほど光学ファインダーに近い滑らかなものとなる。

もちろん、fpsは低いより高い方が好ましいが通常時よりもバッテリーを多く損耗する傾向がある。常時使用するものとしてはカメラにとって高負荷になるかもしれないという点を考慮しておいた方が良いだろう。特に激しく動く被写体でもなければ60fpsあれば十分に事足りる。

モニタ

X-T2 EOS M5 DMC-G8 E-M1 II
モニター形式 3.0型
約104万ドット
3.2型
162万ドット
TFT LCD
3.0型
約104万ドット
3.0型
約104万ドット
モニター可動ギミック 3Wayチルト式 チルト式
上方向に約85°、下方向に約180°
2軸可動
バリアングル
2軸可動
バリアングル
タッチパネル 非対応 対応 対応 対応
Fnボタン設定
静止画に最適のX-T2「3Wawチルト式」

一般的に上下にモニタが可動するチルト機構に加えて右方向にも展開できる「3Wayチルト」であるX-T2が静止画において最も効果的。

それはチルト可動の欠点である「横方向に可動できない」ことを補いつつ、バリアングルの欠点である「可動する際に光軸から大きくずれてしまう」こともカバーしているからだ。

特に追加グリップを付けた手持ち撮影の時には重宝すると思われる。

反面、モニターを180°転回して自撮りを多用したい場合にはそれが出来ない。その場合はEOS M5のような180°チルト式かバリアングル液晶の方が使いやすいだろう。

動画

X-T2 EOS M5 DMC-G8 E-M1 II
映像記録方式 MPEG-4 AVC/H.264 MPEG-4 AVC/H.264 AVCHD Progressive/AVCHD/MP4 MPEG-4AVC/H.264
Motion JPEG
音声記録方式 リニアPCM MPEG-4 AAC-LC Dolby Digital
AAC
リニアPCM
記録サイズ・フレームレート 4K 30p
(1.17クロップ)
FHD 60p
(1.0倍)
FHD 60p 4K 30p
FHD 60p
4K 30p
FHD 60p
手ぶれ補正 レンズに依存 5軸 電子式
コンビネーションIS
5軸手ブレ補正
Dual.I.S 2
M-IS1(電子有)
M-IS2(電子無)
外部出力 4:2:2 8bit 4:2:2 8bit 4:2:2 8bit
備考 F-log
フィルムシュミレーション
4Kライブクロップ
タッチ静音機能
クリエイティブ動画
アートフィルター
ムービーエフェクト

その他機能

作画機能

X-T2 EOS M5 DMC-G8 E-M1 II
HDR撮影 対応 対応 対応 対応
多重露光 対応 対応 対応 対応
ボディ内RAW現像 対応 対応 対応 対応
備考 パノラマ
フィルムシュミレーション
アドバンスドフィルター
ピクチャースタイル
クリエイティブフィルター
フォトスタイル
クリエイティブコントロール
パノラマモード
ピクチャーモード
アートフィルター
カラークリエーター
デジタルシフト
罫線設定

インターフェース・搭載機能

X-T2 EOS M5 DMC-G8 E-M1 II
映像/音声出力・デジタル端子 USB3.0 USB 2.0 USB 2.0 USB3.0
HDMI タイプD タイプD タイプD タイプD
外部マイク入力端子 Φ3.5mm Φ3.5mm φ3.5mm Φ3.5mm
ヘッドフォン端子 なし なし なし Φ3.5mm
リモコン端子 φ2.5mm RS-60E3用 φ2.5mm Φ2.5mm
シンクロターミナル 搭載 なし 搭載
ワイヤレスリモコン RC-6 対応
Buletooth なし 搭載 なし なし
WiFi 搭載 搭載 搭載 搭載
NFC なし 搭載 なし なし
GPS なし なし なし なし
フラッシュ なし 搭載 搭載 なし
電子水準器 搭載 2軸 2軸 2軸
防塵防滴 対応 非対応 対応 対応

ボディ・電源

X-T2 EOS M5 DMC-G8 E-M1 II
素材 マグネシウム合金 マグネシウム合金 マグネシウム合金
バッテリー NP-W126S LP-E17 BLH-1
追加グリップ 縦位置パワーブースターグリップ
バッテリー2個搭載
なし DMW-BGG1
バッテリー1個搭載(付属)
HLD-9
バッテリー1個搭載
撮影可能枚数の目安 約340枚 約295枚 約330枚
大きさ 132.5mm×91.8mm×49.2mm 115.6*89.2*60.6 128 x 89 x 74 mm 1 134.1mm×90.9mm×68.9mm
質量 (CIPAガイドライン) 約507g 約427g 505 g 約574g
質量 ボディのみ 約457g 約380g 約453g 約498g
バッテリーグリップ

使い勝手の良いグリップはX-T2がダントツで次いでE-M1 II、G8と続く。残念ながらM5には対応する追加グリップは容易されていない。

X-T2は追加グリップにバッテリーを2個搭載できる上に、フォーカスレバーが配置されているので縦持ちでも快適にAFフレームを操作できる。

E-M1 IIは旧モデルと違って、追加グリップにも十字ボタンが配置された。フォーカスレバーほどではないにしろAFフレームの操作性は快適。

G8はシリーズ初となる追加グリップに対応となったが、機能性はシンプルでFnボタンと前後のダイヤルのみ搭載されている。

購入比較表

X-T2

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X-T2 ボディ 新品・中古情報
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X-T2 18-55 レンズキット 新品・中古情報
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縦位置パワーブースターグリップ VPB-XT2 新品・中古情報
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EOS M5

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EOS M5 ボディ 新品・中古情報
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EOS M5 15-45mm レンズキット 新品・中古情報
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EOS M5 18-150mm レンズキット 新品・中古情報
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LUMIX DMC-G8

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