とるなら~写真道楽道中記~

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【比較】2016モデル フルサイズ一眼レフカメラ比較『ニコン D5』『キヤノン EOS 1DX Mark II』『ペンタックス K-1』

      2016/02/19

最新フルサイズ一眼レフは 三社三様

D5-front

2016.2.13更新:K-1スペック一部追加

現在、国内における一眼レフカメラ(クイックリターンミラー・光学ビューファインダー搭載のレンズ交換式カメラ)の主なメーカーはキヤノン・ニコン・リコーイメージング(ペンタックス)の三社だ。

2016年は各社ともフルサイズ一眼レフの最新モデルをリリースする珍しい年となりそうだ。

特にキヤノン・ニコンはプロ御用達のハイエンドモデル。リコーイメージングはユーザー念願の35mm判フルサイズイメージセンサーを搭載するモデルが登場する予定。それじゃあ見比べてみますか!と思い立ってのが今回の記事だ。

すでに発表のあったニコン『D5』、近日発表と噂されるキヤノン『EOS 1DX Mark II』、未だに秘密のヴェールに覆われているリコーイメージング『PENTAX K-1』。K-1はどちらかと言えばEOS 5D MK3やD810クラスのカメラと並べるべき物なのだろうが、今回は最新のフルサイズ一眼レフというくくりで見ていきたい。

追記:ハイエンド機と比べると20万円台クラスの一眼レフとしての性能にピンと来ないので、別途『D810』『EOS 5D MarkIII』との比較ページを作成したのでそちらを参照して欲しい。

購入早見表

D5

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EOS-1DX Mark II

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外観比較

前面

D5

D5-front

1DX Mark II

1dx-2-front

K-1

pentax_k-1_grip_f001

D5・1DX MK2は従来通り縦持ちグリップを内蔵している大型モデルだ。D5は旧モデルと比べるとFnボタンが一つ増設されている。1DX MK2は従来通りのデザインで、縦持ち時にも前面ボタンが押しやすい場所に配置されている。

K-1は画像からは分かりづらいものの、ざっくりとしたデザインはAPS-C機のK-3のそれと似ているコンパクトな造りを思わせる。

背面

D5

D5-back

1DX Mark II

1dx-2-back

K-1

pentax_k-1_b001

D5は撮影時以外では左手でもカメラを操作する操作系を意識させられるボタン配置だ。ハイエンド機では初となるタッチパネルの導入という事もあって、積極的に左手での操作を行う機会が増えそうだ。

反面、1DX MK2は右手に操作系が集中している。その分、右グリップのシボ加工されたラバーは広くとってあるのでグリップ性は良好に見える。

K-1はその特徴的な可動液晶モニタが興味をソソられる。バリアングルモニタの良さとチルト液晶の良さを兼ね備えている画期的なギミックだが、耐久性にいささか心配が残る。可動液晶に加えて、ボディサイズがコンパクトな為かボタン類の配置や数は従来のAPS-C機種とあまり変化は無い。ドライブ等の露出以外の設定項目は上部のモードダイヤルに全て収められている。

上面

D5

D5-top

1DX Mark II

1dx-2-top

K-1

発見次第追加

D5は専用ページでも言及したが、MODEボタンがD4s系から変更されている。1DX MK2はあくまでも『MK2』と言うことなのか大きなデザインの変更はなさそうだ。

K-1はカスタムモードが5個に増設された他、追加のモードダイヤル(WiFiやドライブ等)を配置。背面に大きな可動液晶を搭載した為にボタン類が配置出来ない点をカバーするデザイン。その為、咄嗟のモードアクセスがワンテンポ遅れるもののしっかりと身構えておくとボタン操作よりもシームレスな変更が出来そうだ。

フォーカスエリア

D5

D5-AF-area

1DX Mark II

1dx-mk2-finder

K-1

背面画像の拡大

pentax_k-1_b001見えづらいが、視認する限りでは33点

D5は153点の測距点と主に縦方向にフォーカスエリアが広がった。クロスセンサーお99点とAF精度はかなり信頼出来そうだ。F8は15点で横に広い。

1DX MK2は従来通り61点測距なものの、全てにおいてF8対応。テレコンを使った超望遠レンズを使う方には朗報だ。

K-1は現在の所情報は見つかっていない。情報サイトでは特許としてAEを使ったAFシステムが取り上げられているが実装されるかは不明。

スペック比較

情報が見つかり次第ぼちぼち更新予定

  D5 1DX Mark II K-1
センサー 35.9*24.0mm
有効画素 2082万画素 2020万画素 3640万画素
処理エンジン EXPEED 5 デュアルDIGIC6+ PRIME IV
ISO感度  100-102400
拡張50、3280000
100-51200
拡張50、409600
 100-204800
AF 153点
クロスタイプ 99点
F8対応 15点
61点 (エリア拡大)
クロスタイプ41点
全点F8対応
*条件アリ
 33点
クロスタイプ25点
AF点検出輝度 -4~20EV
全域-3EV
 -3~18EV
中央1点-3対応
F2.8以上のレンズのみ
-3~18
ライブビューAF コントラストAF デュアルピクセルCMOS AF  コントラストAF
最高連写 秒間12コマ(CH)
秒間14コマ(Mup)
秒間14コマ(CH)
秒間16コマ(LV)
*条件次第の最大値
 秒間4.4コマ
連写枚数  RAW200枚 RAW170枚  RAW17枚
測光 180KピクセルRGBセンサー 36万ドット測光+IR測光センサ 8.6万画素RGBセンサー
ファインダー 倍率 0.72倍
視野率100%
倍率 0.76倍
視野率 100%
 倍率 0.70倍
視野率 100%
モニタ 固定式
3.2型 236万ドット
タッチパネル
固定式
3.2型 162万ドット
タッチパネル
可変式
3.2型 104万ドット
シャッター 1/8000秒
1/250秒(同調)
1/8000秒
1/250秒(同調)
 1/8000秒
1/200秒 (同調)
動画 4K 30P 4K 60p
(切り出し可能)
FHD 120p
FHD 60i/30p
GPS オプション対応 対応 対応
WiFi オプション対応 オプション対応 対応
メディア XQD・CFタイプ CFast+CF  SDXC
連続撮影 3780枚 1020枚  760枚
サイズ 160*158.5*92 158*167.7*82.6  136.5*110*85.5
重量 1235g(XQD)
1240g(CF)
1530g 925g
価格 67万円前後 6000ドル(72.7万円)  25万円
備考 ボディ内DLO対応  RRS可能

撮像関連

D5・1DX M2共に有効画素数が2000万画素に突入した。トリミング耐性も必要最低限、画質と連写が両立するハイエンドのバランスは現在この画素数なのだろう。

センサーを支える画像処理エンジンはD5は最新のEXPEED5を搭載しており、昨年の秋頃に登場した次世代Milbeautを搭載しているものと思われる。対して1DX MK2はDIGIC6を改修したDIGIC6+を2基搭載して処理能力を高める方針を採用。4K60p動画やカメラ内でDLO対応などの離れ業をやってのけている。デュアルチップの搭載は前モデルの1DXやAPS-Cモデルの7D Mark IIなどでも採用されているが、全体的にバッテリーの持ちがよろしくない。おそらく、2基搭載した事による消費電力の増加だと思われる。バッテリーが特に高価なモデルなので、予備バッテリーの価格は確認しておきたい。

常用感度についてはD5が1段上回っている。さらに拡張感度については大きな差を広げられる結果だ。特に超高感度を使う必要性を感じなければ問題ない点。注意点として1DX Mark IIは高感度時に連写性が低下するとの記述が公式の仕様書にて確認出来る。

AF

数値上を見るとD5が圧倒的。とは言え、フォーカスエリアで言えば1DX Mark IIの方が若干上下に広いかな?と感じる。

1DXの魅力は全点F8対応なので、テレコンバージョンレンズを装着した際の超望遠レンズの使い勝手が良好な点。但しこちらも注意書きがされており、レンズの組み合わせによっては全点を利用出来ない場合があるので気をつけよう。組み合わせは公式より確認出来る。

AF検出輝度はD5が圧勝しており、中央で-4EV、全点で-3EVに対応しているなどと暗所に強いカメラになっている。

一方で1DX MK2は中央の1点のみ-3EV対応で他のポイントについては言及がなされていない。さらに中央1点もF2.8より明るいレンズで無いと正確い作動しないとの記述が公式にて確認出来た。反面、ライブビュー時のAFシステムとしてデュアルピクセルCMOS AFを導入しているのでコントラストAFよりも素早いフォーカシングが期待できる。

連写・シャッター

どちらも1/8000秒まで、同調は1/250秒までとなっている。

秒間14コマ(CH時)で1DX MK2の方が連射性が良く、D5の秒間12コマよりも2コマ程度多く撮ることが出来る。しかし、最高スペックを活用するには諸条件があり、高感度などカメラの負荷が高くなる場合には連写性が落ちてしまう。

D5はRAW200枚の連続撮影が可能で1DX MK2はRAW170枚までの撮影が可能だ。どちらもシャッターチャンスには強いが、1DX MK2は通常のスチール撮影に加えて4K動画から切り出して画像にする機能も備えている。さながらパナソニックの4KPHOTOの様な感じで、motionJPEG方式でC-log非搭載と言う点からも『切り出す為の4K動画』と言った趣旨を伺うことが出いる。つまり画質を二の次にしたシャッターチャンスに強いのは1DX Mark IIだろう。

とは言え、デュアルピクセルCMOS AFで動体を追いきれるか?と言うと疑問が残る点は否めない。

ファインダー・モニタ

ファインダーは僅差で1DX MK2の方がファインダー倍率が高いのでより大きく見える。D5は背面モニターがより高精細に写るので撮影後の確認が視認し易いだろう。どちらも固定式でタッチパネルを採用している。

K-1は今現在で判明しているのは背面液晶モニタがかつてない動きをするギミックを導入していると言ったぐらいだ。タッチパネルが採用されているかは不明。

動画機能

D5・1DX MK2共に4K動画に対応している。但し、D5は30pまでで1DX MK2は60pに対応している。しかし、1DX MK2はmotionJPEGでサイズが大きい上に外部記録が出来ないのでCFastの高容量のメディアでの対応となる(15万円ほどのカード:256GBのCFastで30-40分で容量一杯になる)

前述した様に1DX MK2には今現在でc-log対応の情報は出ていない。今後のバージョンアップで追加されるのかどうかは不明であり、ガッツリ動画機として使うには気難しい機種になりそうだ。4K動画の切り出し用として活用する方向で考えておこう。

その他機能性

連続撮影枚数

前述した通り、D5が圧倒的に継続能力がある。1DX MK2はバッテリー容量は大きいものの処理エンジンが多い為か(今回はDLO専用のチップも載せている)かなり撮影枚数が少ない。バッテリーが高額なので、予備バッテリーを考えると重量やコストの負担は少なくない。

サイズ

どちらも似たり寄ったりなものの、1DX MK2の頭でっかちな部分が大きく尖っている。さらに重量は軽めの単焦点レンズ一個分程度重いなど取り回しはし難く、D5の方に分がありそうだ。

カメラ内でDLO可能

1DX MK2はカメラ内で現像の際にDLO(デジタルレンズオプティマイザ)を適用可能になっている。パソコンでこの工程を処理する際はかなり重い処理と感じるだけに、これをカメラ内でこなせる点は凄いと素直に感じる。

しかし、撮影した写真にDLOを適用出来る訳ではなく、一旦RAWとして保存して事後に現像をするという手間が存在する。つまり、自宅に帰ってじっくり現像する分にはあまり魅力的な機能では無く、現場で現像したデータをそのままクライアントに渡すようなプロの写真家であれば便利な機能と言える。

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