Laowa 7.5mm F2 MFTとお散歩カメラで撮り歩く【機材レビュー】

こりゃあPENTAX Qのような大きさだ

35mm判換算で15mmの超広角ながらF2と明るい「Laowa 7.5mm F2 MFT」。

そりゃあ、さぞかし大きいだろうと思いきや…超小さい。GM1Sと組み合わせれば携帯性が抜群の超広角システムになる。

PENTAX Qは言い過ぎかもしれませんが、センサーサイズを考えると非常に小さい。

小さなバッグにスマホとGM1Sを突っ込んで、お散歩用システムとするのもやぶさかではない。

まだ試してませんが、一脚と自撮り棒を組み合わせて2mの竿を使った空撮っぽい撮影も面白そうだ。

小さくて寄れるレンズ

レンズが小さいので、水面スレスレへのアプローチも楽ちん。片手だけでカメラをホールド可能。

防塵防滴レンズでは無いので飛沫には気を付けいところ。

F2.0と明るいレンズ

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中央は絞り開放からシャープでボケは綺麗。

極上と言うにはちょっと固めですが、ボケの色づきもなく癖のないボケ味。

絞れば四隅までシャープ

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以前レビューしたときは50MBハイレゾショットを使用した。その際は周辺部の収差がやや悪さをしがちだったが、2000万画素程度なら倍率色収差は目立たない。

特にF5.6まで絞ると最も四隅においてもシャープな描写は見事。

良い意味でパンケーキレンズのような描写ではない。

リーニュクレール

全体がシャープなので輪郭強調を行うデジタルフィルター「リーニュクレール」との相性が良い。

逆光には強くない

逆光には強くない。とは言えっても極端に弱くもない。

フレアによってフレーム全体のコントラストが低下するような事態にはならないが、形の悪いゴーストが発生しやすい。

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その他作例

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中華レンズと侮るなかれ

• 絞らなくてもシャープ、絞るともっとシャープ
• F2.0と明るく、ボケが綺麗、玉ボケが口径食の影響を受けにくい
• 倍率色収差が少ない、軸上色収差がない、球面収差を感じない
• 逆光に強くない、歪曲は中程度、周辺減光はF2~F2.8で目立つ
• フィルター46mm装着可能
• 金属鏡筒とフード、絞りリング
• 圧倒的な携帯性の良さ

お値段は超広角レンズとしてはこんなもんじゃないでしょうか？描写を考えると妥当かコスパが良い部類のレンズ。

AF非対応ですが、ゾーンフォーカスでなんとでもなっちゃう焦点距離ですのであまり気にならないかも。

金属鏡筒でレンズの造りも良い、フィルターも装着可能。注意すべきは逆光のみ（周辺減光は絞るか後処理でOK）。

全体的にみて、オススメできるレンズ。超広角レンズが苦手な人でもとっつき易いと思います。

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