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「ここだ!こうだ!これだ!」写真・機材道楽の備忘録

軽快なα7用ポートレートレンズ FE 85mm F1.8【評価・作例】

      2017/07/13

  • 2017.5.4:PhotographyBlogのレビューを「海外の評価」に追加・抄訳しました。
  • 2017.4.7:デジカメwatchのレビューを参考サイトに追加しました。

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レンズデータ

レンズ仕様

レンズ構成 (群-枚) 8-9
開放絞り (F値) 1.8
最小絞り (F値) 22
絞り羽根 (枚) 9
円形絞り 対応
最短撮影距離 (m) 0.8
最大撮影倍率 (倍) 0.13
フィルター径 (mm) 67
手ブレ補正 非搭載
外形寸法 最大径x長さ (mm) 78×82
重量 371g

MTFチャート

 

レンズ構成図

海外の評価

DxOMark:素晴らしい選択肢

85mm F1.8 85mm GM Batis 85mm 55mm ZA 90mm G
総合スコア 46 49 45 48 47
シャープネス 40 36 35 40 42
歪曲 0.3 0.1 0.4 0.4 0.2
周辺減光 -2.0 -1.9 -2.3 -1.6 -1.4
透過率 1.8 1.5 1.8 1.8 2.9
色収差 5 3 5 9 2
  • 通常、メーカーは最高画質を超大口径レンズで実現するものだがこのレンズはそれに該当しない。我々のテストでこのレンズ非常に良好な描写だ。本当に印象的なTstop1.8の透過率は最大レンズ口径と同一で、非常に高いレベルのシャープネスを持ち、DxOMarkで85mmGMやBatis85mmに匹敵する高いスコアを叩き出した。
  • このレンズはフレーム中央は絞り開放からシャープで四隅に向かってシャープネスは低下する。
  • 解像力のピークはF4で達成され、フレーム全域ではF5.6~F8.0の間でより均一なシャープネスを実現する。
  • 歪曲は0.3%と一般的なものとしては低いが、この焦点距離としては僅かに高い。ただし、これは小さな問題だ。
  • 周辺減光は予想できる範囲内のもので、高価なライバルよりは低いがフレームの大部分が減光する。絞っても減光は完全には解消せず、F8.0まで絞っても四隅に痕跡が残る。
  • 倍率色収差は最大で5ミクロンと良好に補正されている。常に低くはなく、絞ると悪化するが全体的にみると色収差は低くどの絞り値でも問題ない。いづれにせよソフトウェアで修正できるものだ。
  • このレンズはライバルの「Batis 1.8/85」と比較して同程度の性能を発揮する。「FE 85mm F1.4 GM」を加えた3本のレンズはF1.8の絞り値で似たようなものであり、中央は高いシャープネスを示し、四隅に向かってシャープネスが低下すると予想される。一方で「FE 85mm F1.4 GM」は非点収差が少なく、絞り開放から美しい描写で3本のレンズの中では間違いなく魅力的な低い周辺減光の特性を持っている。
  • しかし、それにも関わらずFE85mm F1.8はフレーム全体の倍率色収差が低く、特にシャープネスに関しては絞っても良好なパフォーマンスを発揮する。F4まで絞ると3本のレンズは同様にフレーム全域で高いシャープネスを示す。中央や周辺部はより大口径レンズに匹敵し、Zeissと比べて周辺部はよりシャープだ。

FE 85mm F1.4 GM」のような大口径レンズは素晴らしいものだが、高価で大きく、時には威圧的なものだ。中口径レンズは価格なりの描写として設計する事が多いが、このレンズはそうではない。正確に言えば、安いわけでは無いが「FE 85mm F1.4 GM」や「Batis 1.8/85」よりも安価で優れたシャープネスと低い倍率色収差と歪曲、そして少し大きめだが目立たない周辺減光。そして軽量なレンズだ。

これらもっともな理由から、このレンズは素晴らしい選択肢にしか見えない。

PhotographyBlog:コンパクトで軽量な85mm

  • 外径78mm、全長82mm、371gとコンパクトで軽量なレンズだ。フルフレームのミラーレス一眼カメラ用の大口径85mmの中では最も軽いレンズだ。
  • 鏡筒がプラスチックであることは驚くべきことでは無いが、なんとレンズマウントは金属製だ。良好な造りだが、落下テストは実施したくない。
  • フォーカスボタンが搭載されているので、カメラ側のカスタム設定でボタンを割り当てる事が可能だ。
  • 光学手ぶれ補正は搭載されていないため、カメラ側の手ぶれ補正機能に依存している。特別な機能や手ぶれ補正を有していないため、鏡筒にはスイッチが存在しない。マニュアルフォーカスはカメラ側で切り替える必要がある。
  • 大きなマニュアルフォーカスリングは滑らかに作動し正確だがハードストップは無いので無限遠への設定は少し難しい。
  • オートフォーカスはα7R IIとの組み合わせではかなり速いパフォーマンスを発揮する。我々は良い光環境でも悪い光環境でもハンチングはあまり多く無かったので、ほとんど常に正確にピントを合わせる事が出来た。静かなフォーカシングなので動画撮影にも適している。
  • 色収差は非常に高いコントラストでのみ現れる。
  • 絞り開放では明らかな周辺減光がある。これを改善するには少なくとも2段は絞る必要があるだろう。
  • RAW・JPEGともに糸巻き型の歪曲はほとんどない。
  • 中央解像力はF2.8からF11まで高く、F16とF22は回折によって影響を受けている。四隅は中央ほど鮮明ではなく、F4からF11で最も鮮明な結果を出す。
  • このレンズはフルフレームミラーレスの為の非常に軽量で優秀、手頃な価格のポートレート単焦点だ。中央は絞り開放から優れたシャープネスを発揮する。四隅で同様の結果を得るにはかなり絞る必要があるだろう。α7R IIでテストした時は非常に高速で信頼性の高いAFであり、静かで、直観的なマニュアルフォーカスだ。製造品質は価格なりだ。そして、より高価な85mm F1.4 GMと同じくフォーカスホールドボタンを有している。
  • 総じてポートレートに興味があり、予算的にツアイスやGMに手を伸ばすことが出来ないときはこのレンズがおススメだ。

STEVE HUFF PHOTO:GMほどではないが、コスパの高いレンズ

長所:小型軽量でF1.8の大口径、高速AF、絞り開放からシャープ、攻撃的ではない滑らかなボケ、価格が600ドル以下、フルサイズ対応でα7に適している

短所:非防塵防滴、発色はG Masterやツアイス Batisほどではない、暗所AFにやや弱い

このレンズはG Masterやプロ仕様のレンズでは無いが、画質やサイズは驚異的だ。α7シリーズ用の普段使いするレンズとしては完璧でポートレートなどにも使えるだろう。歪みは私が見る限りない。

G Masterやツアイスはよりエキゾチックなレンズではあるが、それは趣味用のレンズとして必須ではない。私がα7R IIのために買うのであれば、599ドルのこのレンズを検討するだろう。

Focus Numerique:完璧では無いが、おススメできるレンズ

この新しい85mmには驚かされる。確かに顕著な性能では無いが、非常に高価なFE 85mm GMの魅力的な代案として位置付けることが可能だ。そしてよりコンパクトでα7の小型なボディに適合します。

光学的な品質は不完全であるものの、非常に良好。中央の解像力は絞り開放から高い。四隅の画質が開放で甘いため均一性を欠いているが、ポートレートなどの用途では比較的問題にならないだろう。

我々はこのレンズをためらうことなくおススメできる。

長所:操作性、鏡筒クオリティ、F1.8、解像力、低い歪曲

短所:距離指標がない、MFにハードストップがない、手ぶれ補正なし、F2.8までの周辺減光、すべてのF値で画質の均一性欠如、口径食

競合レンズ比較

FE 85mm F1.4 GM

FE 85mm F1.4 GM特設ページ

85 F1.8 85 GM
レンズ構成 (群-枚) 8-9 8-11
開放絞り (F値) 1.8 1.4
最小絞り (F値) 22 16
絞り羽根 (枚) 9 11
円形絞り 対応 対応
最短撮影距離 (m) 0.8 0.8
最大撮影倍率 (倍) 0.13 0.12
フィルター径 (mm) 67 77
手ブレ補正 非搭載 非搭載
外形寸法 最大径x長さ (mm) 78×82 89.5×107.5
重量 371g 820g
フォーカスHボタン 絞りリング
フォーカスHボタン
ナノARコーティング
防塵防滴に配慮した設計

更新履歴

  • 2017.4.6:フォトヨドバシ 作例を追加しました。
  • 2017.4.3:The Photoblographerをレビューに追加しました。
  • 2017.4.2:STEAVE HUFF PHOTOをレビューに追加し、結論のみ抄訳して海外の評価に追加しました。
  • 2017.3.30:Focus Numeriqueを参考サイトに追加。85GMと比べると絞った時の周辺解像に差が出るみたいですが、Batis85mmと比べるとかなり良好で、F11まで絞った時の周辺解像は明らかに良好な結果を出しているようです。
  • 2017.3.26:作例にKASYAPAを追加
  • 2017.3.26:作例にPHOTOHITO・GANREF・Flickrを追加しました。
  • 2017.3.11:ePHOTOzineレビューを追加しました。
  • 2017.2.28:作例にDPREVIEWを追加しました。
  • 2017.2.24:IMAGING RESOURCEの作例を追加しました。
  • 2017.2.16:価格.com 口こみ・作例にePHOTOzinew追加、リンク先で元データをダウンロード可能です。100 STF GMを見た後だと見劣りするかなと思いましたが、色収差が抑えられているので”思ったよりもいい感じ”という印象です。
    追記:参考サイトにThe Photoblographer・PhotographyBlogを追加しました。
    追記:ePHOTOzineと同ロケーションで撮影されたPhotographyBlogの作例を追加しました。
  • 2017.2.14:先行予約販売を開始しました
  • 2017.2.9:参考サイトに「DPREVIEW Hands-on」を追加
  • 2017.2.8:購入先をJANコードに変更。キタムラでは既に閲覧可能で税込み57,950円です。まあ、ボチボチな値段ですね。

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