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確かな描写のパンケーキ中望遠 HD PENTAX-DA 70mm F2.4 Limited【評価・作例】

データベース

レンズの特徴

中央解像力 開放 とても良好 周辺解像力 開放 良好
中央解像力 ピーク とても良好
F4-F8
周辺解像力 ピーク とても良好
F4-F8
軸上色収差 軽微 倍率色収差 良好
球面収差 僅かに影響 コマ収差 軽微
非点収差 中程度 歪曲 糸巻き 小
周辺減光 開放 約1段 逆光耐性 良好
AF 高速 MF回転角 約90度
最大撮影倍率
最短撮影距離
0.12倍
0.7m
手ぶれ補正
フィルター 49mm 重量 131g
ボケ傾向 全体的に滑らかだが色収差の影響あり
備考 ?金属鏡筒・QSF・SPコート

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レンズデータ

レンズ仕様

レンズタイプ 望遠単焦点
焦点距離(35mm判換算) 70mm(107mm)
開放絞り値 F2.4
最小絞り F22
画角 23°
レンズ構成 5群6枚
絞り羽根枚数 9枚
最短撮影距離 0.7m
最大撮影倍率 0.12倍
フィルター径 49mm
最大径 x 長さ 63 x 26 mm
質量(重さ) 131g

レンズ構成図

HD PENTAX-DA 70mmF2.4 Limited-lens

競合レンズ

紹介:これぞ「Limited」な中望遠単焦点

Check Points

Good
  • 小型軽量なリミテッドシリーズ
  • アルミ削り出しの高級感溢れる造り
  • 最新のHDコーティング
  • メンテナンス性に優れているSPコーティング
  • 軽快なフォーカシングが楽しめるクイックシフトフォーカスに対応
  • 伸縮できる脱着可能なレンズフード
Bad
  • フィルターワークをするためにはフードを外す必要がある

外装・機能性

外装

様々なリミテッドシリーズと同様で、鏡筒はアルミニウム製の高級感ある確かなもの。中望遠単焦点だが、その重量は147g(内蔵式フードを含む)と軽くパンケーキレンズのようにコンパクトだ。このようなレンズは他社マウントでは見たことが無い、と言えてしまうほど。

フォーカシングにより前玉が1cmほど伸びる繰り出し式だ。インナーフォーカシングでは無いがフィルター枠は回転しないので、C-PLなどのフィルターワークには使いやすい。ただし、その場合はねじ込み式のフードを取り外す必要があるポイントがマイナス。

機能性

クイックシフトフォーカスが搭載されているので、オートフォーカスからのスムーズなマニュアルフォーカスが楽しめる。特にこの焦点距離はピント面が程よく薄いので、手軽に「ボケを操作する」感覚が楽しめる。

AF中はリングが回転する10-17mmFishEYEなどと同タイプなので注意しよう。また、AF駆動はボディ側モーターを使ったネジ式なので作動音は大きい。静粛なシーンではかなり目立ってしまう。フォーカス速度はボディ側に依存する事になるが、K-3以降のモデルではあれば高速で不満は無いと思われる。

最短撮影距離はこの手のレンズとしてはごく一般的なもので、寄れるレンズでは無い。特に花や昆虫など小さい被写体に対してはやや不満を感じるかもしれない。特にF値が一般的な中望遠大口径と比べて暗めなので、ボケを大きく出来ない点も考慮しておこう。

描写

解像力

開放からシャープな中央の描写性能は、絞ることでその性能をさらに引き出すことが出来る。その性能はF5.6-F8の間で最大となり、カリッカリのシャープな描写をしてくれる。

周辺部は中央にこそ遅れをとるものの、しっかりとした描写。フルサイズをもカバーしうるイメージサークルを持っているので、APS-Cで使うとだいぶ余裕を感じる描写だ。これでコンパクトなのだから言うことが無い。周辺部はF11まで絞るとピークを迎えるので、風景撮影時には回折を気にせずしっかり絞った方が良いだろう。

色収差

開放付近で周辺部にやや確認出来るが、中央ではほとんど無いに等しく抑えられている。

全体的に無視できる範囲で、必要であればソフトウェアで後処理出来る。

周辺減光・歪曲

絞り開放で四隅に1EV程度の減光がみられるものの、F5.6まで絞る事で解消する。歪曲はとても良好に補正されているので、直線的な被写体w撮影する時以外には気にならないだろう。

逆光耐性

従来のsmcも十分に良好なコーティングだったが、最新のHDコーティングではそれを上回る。フレアへの耐性はとても良好で、コントラストが下がるシーンを探す方が難しい。

伸縮可能なフードを装着可能なので、収納性をあまり犠牲にする事無く逆光対策を施せる点はグッド。

評価

レンズの明るさは他社の競合レンズと比べて劣るかもしれないが、それに勝るコンパクトさが異彩を放つ。中望遠をカバーするレンズでこの大きさは類を見ない。カバンのサイドポケットに転がしておける程度のサイズなので、使わないかな?と思っても「とりあえず持っていくか」と言う気にさせてくれる。

携帯性の良さは撮影機会の増加に繋がり、コストパフォーマンスの良さを感じさせてくれる。

さらに小型ながら描写性能を捨てていない点も素晴らしい。ヌケがよくシャープで立体感のある描写は大柄なレンズと大差は無い。やや暗いのでボケの量が気になるかもしれないが、使ってみると画角(APS-Cで使うとおよそ107mm)的にそこまで大きな違いを感じさせない。特にバストアップのポートレートでは十分なボケ量を得ることが出来る。

しかし、接写性能0.7mはこの手のレンズではごく一般的なものなので、小さい被写体の場合に背景のボケ量が足らないと感じるシーンは多いかもしれない。

競合レンズと比べて

smc PENTAX-FA 77mm F1.8 Limited

銘玉と呼ばれているレンズでF値がやや明るく、サイズもそこまで大きく変わらない小型なレンズだ。特にポートレートが多いのであれば、色っぽい写りをするFA77mmの方がおススメ。フィルターと内蔵式フードが干渉しない(ステップアップリングなどは干渉する)のでフードを装着したままフィルターワークが出来る点は大きな差。

ただし、開放付近で撮影するとハイコントラストな部分において、かなりパープルフリンジが目立つ。特に画角が狭くなるAPS-Cではより目立つ傾向にあ る。全身ポートレートの場合には服や髪のハイライトに発生することがあるので厄介。後処理でもディテールをやや損ねてしまうこともあるので、撮影時には細部確認が必須。

カラーフリンジが気になったり、風景写真がメインなら開放からカッチリ写るHD DA70mmの方が良いだろう。

smc PENTAX-DA 70mm F2.4 Limited

コーティングが1世代古いsmcである点と、絞り羽根に円形絞りが採用されていない点が大きな違い。基本的な光学性能は同等なので、中古美品がまだ多く出回っている今ならば買い時かもしれない。

ただし、ボケ量が大きい中望遠において円形絞りを採用していない点をどう見るかがポイントだろう。開放からしっかり写る点はHD版同様なので、玉ボケを綺麗に見せたいのであれば積極的に絞り開放を使っていく必要がある。

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