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シグマ14mm F1.8 DG HSMはライバル不在の高性能な超広角レンズ【海外の評価】

   

Lenstipがシグマ「14mm F1.8 DG HSM Art」のレビューを掲載しています。

レコードを叩き出すほどではないですが、全体的に高性能なレンズのようです。天体写真家にとって気になるコマ収差は皆無ではありませんが、明らかに目立つような大きさでもなさそうですね。ライバルよりも1段余分に絞ることが出来るので、より状況に即した設定を組むことが出来そうです。

Lenstip

  • レンズには防滴用のゴム製ガスケットが備わっているが、テストした個体は一か所緩い部分があった。装着に影響は無かったが耐候性には問題が出るかもしれない。
  • 29mm幅の大きなフォーカスリングは滑らかに動作し良好に減衰されてる。回転角はおよそ100°だ。
  • 中央解像力は他のArtシリーズの結果と似ている。絞り開放からすでに42lpmmに達し、絞るとF4.0で47lpmmのピークに達する。これは実質的に他のArtシリーズ(20mm、35mm、50mm)と同じレベルだ。これは同じカテゴリのIrix 15mm F2.4やSamyang 14mm F2.8よりも少し高い。
  • APS-Cフレームにおける隅の解像力は非の打ち所がないものだ。このような極端なパラメーターのレンズが絞り開放から良好な画質を持っている。
  • しかしながら、競合レンズも強烈な性能だ。F1.8と明るいシグマは1段絞ることが出来る分、F2.8付近では収差が抑えられ他社を抑えてベストな結果を得ることが出来る。しかし、さらに絞るとIrix 15mm F2.4やSamyang 14mm F2.8は40lpmmを超える解像力を発揮する(シグマは最高で39lpmmと僅差で誤算の範囲だが劣っている)
  • フルフレームの隅における解像力ではSamyangが手ごわい競合レンズとなる。Samyangは絞り開放からすでに実用的なレベルの解像力を発揮し、シグマ14mmのF4に相当する。その反面、シグマは絞り込むことでさらに解像力が増すものの、SamyangやIrixはあまり向上しない。
  • 特筆すべきはこのカテゴリで最も高価な「EF14mm F2.8L II USM」が最も隅の解像力が甘い。
  • 解像力を総括すると、シグマ14mmは「Artラインのレンズとして高品質なものである」と躊躇うことなく書くことが出来る。絞り開放から中央はセンセーショナルな画質だ。これはとても難しい事だったと思うが、シグマはそれをやってのけている。もちろん、フルフレームにおける隅の画質はもう少し改善されていると良いのだが、直接比較できるライバルが存在しない。
  • 軸上色収差については僅かな問題も存在しない。しかし、ボケに若干の色づきがあることは確認できる。
  • このような画角、かつF1.8というレンズで倍率色収差の補正は大きな挑戦だっただろう。シグマがどのように倍率色収差を抑えたのか気になって仕方がない。このカテゴリではIrixがシグマに善戦し、Samyangは少し弱い。そして再度キヤノンが最も悪い結果だ。
  • 歪曲収差はSamyangより良好で、Irixの結果とかなり似ている。フルフレームではIrixより良好だが誤差の範囲だ。
  • コマ収差はAPS-Cフレームの場合は気にする必要が無い。フルフレームの場合は1段絞っても変形しているのは明らかだ。この結果はIrixと同様で、Samyangと比べると僅かに劣る。キヤノンは最も悪い。
  • 非点収差は3.8%%と低いレベルで賞賛すべきものだ。この結果はIrixと同等でSamyangはより良い。キヤノンは17%だ。
  • APS-Cフレームにおける周辺減光は絞り開放でも厄介では無い量だ。F2.8まで絞ると完璧に解消する。
  • フルフレームにおける周辺減光は一見すると大きく見えるが、競合レンズと比較すると拍手を送りたくなるはずだ。1段明るいレンズにも関わらず、減光量はほぼドッコイだ。Irixが最も悪く、キヤノンが少し悪く、Samyangと互角だ。さらにライバルと同等の絞り値にまで絞ると減光量に差が開く。
  • このレンズの逆光耐性は良好では無いが、それはライバルも同様だ。しかし、最も悪いのはシグマである。
  • オートフォーカスは実に良好だ。ノイズレスでピント距離全域を0.3~0.4秒で移動する。
  • テストした個体は僅かな後ピンの傾向があった。

長所:しっかりとした耐候性のあるレンズ鏡筒、絞り開放からセンセーショナルな中央画質、良好なAPS-Cフレームの隅の画質、軸上色収差の問題が無い、僅かな倍率色収差、実用的な歪曲収差の量、僅かな非点収差、APS-Cフレームで周辺減光が少ない、このカテゴリのフルフレームで周辺減光が最も抑えられている、静かで高速なAF

短所:隅の解像力はもう少し良好でもよかった、逆光耐性、やや大きすぎるコマ収差、一般的なフィルターが使用不可

これは個々の性能でレコードを叩き出すようなレンズでは無いが、称賛すべきレンズだ。第一にライバルよりも1段明るいレンズであること。第二に中央解像力は数年前のレコードを破る数値であり、他のArtラインに比肩する性能だ。これ以上となると50~135mmのシグマかツアイスくらいだろう。

そしてこのレンズの歪曲収差と周辺減光に対する性能はこのカテゴリで自慢できるものだ。特に広い画角のレンズでは厄介となる問題だ。この性能を過小評価するべきでは無い。天体撮影で周辺減光を解消する(絞り込む)必要が少ないこのレンズはアストログラファーの良い相棒となるだろう。

歪曲が小さいと言う事は、建築や風景撮影で歪曲補正による画角の損失を抑える点で有利となる。

残念ながら、コマ収差が少し大きくフレーム隅の解像力が甘いため完璧では無い。しかし、これらの弱点かどうかを見極めるためのライバルが存在しない。このレンズの性能にケチを付けるためには、あなたが他のライバルメーカーに同等スペックのレンズを作るよう働きかけるしかない。

参考:競合レンズのLenstipレビュー

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