AF-P NIKKOR 70-300mm ED VRは大型ズームの代案となる汎用性の高いレンズ【海外の評価】

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このレンズは「AF-P DX NIKKOR 70-300mm f/4.5-6.3G ED VR」と異なり二つのスイッチが備わっている（フォーカスモードとVR）。

このレンズはズーミング操作による鏡筒が倍近くにまで伸びる。しかし、伸縮動作は滑らかだ。旅行などでより大きなレンズ（70-200mm F2.8）の代替案となる。

フォーカスリングは両端にハードストップが無い。滑らかで細かな調整は可能だ。

フォーカス

ステッピングモーターを採用する本レンズは大部分の被写体へ素早くピントを合わせることが出来る。スポーツやアクションにも適しているだろう。

フォーカシングはとても静かで動画にも適している。

歪曲・周辺減光

このような焦点距離のレンズでは特に歪みの問題が発生しない。

70mmの絞り開放で若干の減光が発生する。F5.6まで絞ると軽減し、F8で解消する。望遠側に向かうほど減光は強くなる。

色収差

このレンズで色収差について特に悩むことは無いだろう。

ボケ

このレンズで作り出されるボケは滑らかでソフトだ。

シャープネス

• 70mm中央…F4.5から非常に良好。F5.6でシャープとなり、F8でさらにシャープとなる。F11から回折の影響を受け始めF22でソフト、F32でさらにソフトとなる。
• 70mm隅…ベストなシャープネスはF8-F16だ。
• 100mm中央…F4.8でも良好だが、F8-F16で特にシャープである。F22ではソフト、F32-F34ではさらにソフトとなる。
• 100mm隅…ベストなシャープネスはF8-F16だ。
• 135mm中央…絞り開放F5から良好だが、F5.6でさらにシャープとなる。F8-F16で最もシャープな結果を得られるだろう。F22でソフトとなり、F36は特にソフトだ。
• 135mm隅…F5ではややソフトでF8-F16でベストなシャープネスとなる。
• 200mm中央…絞り開放F5.3から非常に良好だ。F8-F16でさらにシャープとなる。F22ではソフトとなりF32-F38でさらに低下する。
• 200mm隅…F8-F22の間でベストな結果を得ることが出来る。
• 300mm中央…絞り開放F5.6の結果はまずまず良好だ。F8でさらにシャープとなり、ベストな結果はF11-F16だ。F22では目に見える低下が発生し、F32-F40は劣化する。
• 300mm隅…F11-F16でベストな結果を得ることが出来る。

総評

このレンズは汎用性が高くお散歩レンズとしても使うことが出来る。開放F値固定レンズよりもはるかに軽く小さいため旅行用としても良いだろう。

価格はF2.8ズームよりも遥かに安く、オートフォーカスも良好だ。プレミアムなレンズでは無いが描写は良好でシャープである。DXフレームで105-450mmとして使い野生動物を撮影するために使う場合にも魅力的だ。

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