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ニコンAF-S 24mm F1.4EはOtusに匹敵、もしくは上回る画質【海外の評価】

      2017/06/28

CAMERA LABSがニコン「AF-S NIKKOR 28mm f/1.4E ED」のレビューを掲載しています。

F1.4シリーズでどん尻控えし28mm。銘玉「AI AF Nikkor 28mm F1.4D」からようやくバトンタッチとなりました。海外のレビューサイト「CAMERA LABS」ではいち早くこのレンズのレビューを公開しています。

それもなんと、28mm最高級と言われるカールツアイスのOtus 28/1.4と主に比較。

色収差の補正はOtusが有利だが、ニコン28mmは全体的にバランスが良く、中央解像力はやや有利と述べています。28mm F1.4Eは安いレンズではありませんが、Otusと比べると何故か安く見えちゃいますね。

ちなみにAI AF Nikkor 28mm F1.4Dとの比較は一切ありません。

CAMERA LABS

  • フォーカス精度は良好だ。40枚撮影してミスショットはなくとても良好だ。無限遠~近接までわずかな性能の変化しかない。およそ0.6秒でハンチングせずに合掌する。これはとても高速だ。
  • AF作動音は静かだが、動画撮影中は僅かなノイズとクリック音が発生する。
  • 無限遠から近接0.4mにピントが移動する時、画角に僅かな変化がある。これはおよそ4%と低いものだが、動画撮影をする場合には気を付けるべきだろう。
  • 軸上色収差はOtusと比較して顕著だ。後ボケのグリーンより前ボケのマゼンダが目立つ。
  • フォーカスシフトは確認できない程度だ。
  • チャートテストでの中央解像力はF1.4から優れている。一方でFX/DXの四隅はF1.4で目に見えてソフトだ。これはF5.6まで絞らないと完全に改善されない。この問題が像面湾曲でないことは確認済だ。
  • 無限遠を使った撮影でも中央の性能は同様だ。FXの四隅はとても良好だが、DXの四隅のみF2.0でも少しソフトだ。
  • 周辺減光はF2.8まで絞らないとかなり目立つ。
  • Otusと無限遠を撮り比べると、Nikonの方が僅かにシャープだがDXの四隅ではソフトだ。
  • コマ収差はOtusの方が僅かに大きいが、コマ収差の色は自然だ。ニコンはマゼンダのハローとなってしまう。
  • 広角レンズのボケは美しくないことが多い。しかし、このレンズは28mmの中でも最高のボケを生み出す。後ボケはOtusよりも少しソフトなボケ描写だが、ボケが色づいてしまう。
  • 光源が中央付近にあると小さく弱いゴーストが発生する。逆光耐性はOtusよりも少し良好だ。
  • 光芒は美しい。

まとめ

このレンズは2414Gと3514Gの中間に位置する高品質な広角レンズだ。Otus 28mm F1.4に近い、あるいはこれを上回る非常に優れた画質を実現している。

この画質はニコンのプログレードな品質・AFと相まって魅力的なレンズとなっているが、価格はおよそ2000ドルだ。

弱点はいくつかある。コントラストの高い部分において軸上色収差によるマゼンダのハローが発生する。これはF1.4~F2.0で確認できる。

そしてDX使用時の四隅においてソフトな描写であり少しがっかりする。これは中央画質との差が大きいと言うだけであり、四隅の性能はF1.4~F2.0でまだ良好だが、中央から四隅にかけて等倍でチェックすると不完全さが目につくだろう。

手ぶれ補正が非搭載だ。広角レンズにとってとても重要ではないかもしれないが、3600万画素以上のフルサイズセンサーや2400万画素のDXセンサーでシャープさを維持するのは難しい。特にダイナミックレンジを維持するために出来るだけ低感度で撮影するシーンでは手ぶれ補正が欲しくなる。

Otusとの比較:Nikonと比べて軸上色収差によるマゼンダのハローがほとんどない。そしてパープルフリンジの少ない高コントラストな描写だ。さらにフレーム全体で均一な性能を発揮し、これはDX時における四隅の画質でさらに差が開く。ニコンは中央解像力に僅かな利点がある。しかし、このレンズはマニュアルフォーカスであり、ニコンの2倍の重量でとても大きく、とても高価な5000ドルだ。それを考慮すると普段使いでオールインワンのNikon 28mm F1.4Eはより良い選択肢に見える。

Nikon・SIGMA 24mmとの比較:どちらのレンズもとても優れた画質を実現している。2本の24mmは28mmよりもコマ収差が大きい。そして28mmよりもDXセンサーの四隅でパフォーマンスの低下が顕著だ。さらに中央画質とボケ味は28mmに敵わない。画質を重視し、焦点距離がやや伸びて構わないのであれば、28mmがオススメだ。

28mm F1.8Gとの比較:F1.4Eよりも非常に安価で軽量なレンズだ。光学性能的にはF1.4Eに匹敵するものでは無く、絞るとフォーカスシフトが発生する。そしてFXの四隅では強いコマ収差が発生し、軸上色収差は大きめだ。

結論

このレンズは電磁絞り、フッ素コーティングを施され、そして24mmや35mm F1.4よりも優れている。軸上色収差は発生し、DXの四隅でやや甘いが全体的に見ると非常に高レベルだ。

中央の優れた解像力、ソフトなボケ味、フレアやゴーストに強く、信頼性のあるAF、適度な大きさと重量のある堅牢な鏡筒はとてもオススメ出来るレンズだ。その価格に見合うだけの価値はる。

良い点:F1.4と28mの焦点距離、中央の広い部分で優れているシャープネスとコントラスト、良好なフレア・ゴースト耐性、ボケ、僅かな歪曲

悪い点:高価、軸上色収差、DX四隅の画質、手ぶれ補正非搭載

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