Sony Alpha Blogがソニー「FE 28mm F2」のレビューを掲載しています。
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FE28mm F2はソニーのラインナップの中で特殊なレンズだ。それは焦点距離を変化させる二つのコンバージョンレンズに対応している。
- フィッシュアイコンバーターSEL057FEC
- ウルトラワイドコンバーターSEL075UWC
レンズは軽量でしっかりとした造りであり、オートフォーカスはとても高速だ。
幅広いフォーカスリングは楽しく使うことが出来るものの、ハードストップが無くピント距離表示も無い。
シャープネス：28mm（α7R II）
- 中央：F2から既に非常に良好で、F2.8~F8まで優れた性能を発揮する。F11から僅かに回折が始まり、F16で影響が視覚化する。
- 四隅：F2でソフトだがF4で良好となり、F5.6まで絞ればとても良好だ。
シャープネス：21mm
- 描写の傾向はワイコン無しと似ているが、今回のシーンでは僅かにシャープネスが低下している。屋外で離れた被写体を撮影する場合には画質の低下は無い。
- 絞り開放はF2.8となる。
シャープネス：16mm
- 今回のテストシーンのように近景の場合は明らかにシャープネスが低下する。画質はセンターで良好、四隅で並止まりとなる。
- 屋外の遠景では中央で非常に良好。周辺部は良好だが四隅は並みである。
周辺減光は大きいがLightroomで綺麗に補正される。
歪曲は28mmで目立ち、21mmで非常に目立つがLightroomで綺麗に補正される。
色収差は特にワイドコンバージョンレンズを装着すると目立つ。これはLightroomの自動補正だけでは不十分なので手動で補正する必要がある。
逆光耐性は強い。
ボケは接写時にとても柔らかく綺麗である。
色描写やコントラストはとても良好だが、ツアイスほどでは無い。
このレンズは「Sonnar T* FE 55mm F1.8 ZA」や「Sonnar T* FE 35mm F2.8 ZA」と共に価値のある小さな単焦点レンズだ。四隅の良好なシャープネスが必要な場合は少し絞る必要があるものの、中央は絞り開放から優れている。風景撮影では問題とならないだろう。
気軽に携帯できる軽量な28mmであり、オートフォーカスは高速でとても楽しいものだ。最大の問題は目立つ歪曲だが、これはLightroomによって完璧に補正出来る。
480ユーロでこの光学性能はバーゲンセールだ。
- ワイドテレコン…21mmはとても面白く、少し絞ればとても良好な結果を得ることが出来る。広角レンズを少し体験してみたい場合に16-35mmを買わなくて済むだろう。
- 魚眼…シャープネスや歪曲の問題を抜きにして楽しむことが出来る。400ユーロと高いので、古いマニュアルレンズをアダプタ経由で使うのもアリだと思う、
とのこと。
Sony Alpha Blogの管理人はEマウントのレンズがほぼ全てチェックしている猛者。その方が4200万画素のα7R IIで「非常に良好なシャープネス」と判断しているので中々良好なパフォーマンスのようですね。
ワイドコンバージョンレンズを装着時の作例をチェックすると開放付近の四隅が甘かったり、色収差がやや大きかったりしますが、実写ではそこまで問題とはならない模様。
実は私もFE28ｍｍ F2とワイドコンバージョンレンズを購入したので、2400万画素センサーのα7 IIIが到着したら試してみたいと思います。
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