DxOMarkがニコン D850のセンサースコアを発表！なんと100点【海外の評価】

DxOMarkがNikon D850のセンサースコアを掲載しました。なんと100点。

DxOMark

このカメラはDxOMarkスコアで100点を達成した最初の一眼カメラとなった。ニコン100周年を飾るに相応しい性能だ。
D850の強みは低感度における抜群のポートレートスコア（色深度）とダイナミックレンジだ。我々がテストしたカメラではナンバーワンの性能である。
抜群のダイナミックレンジ 14.8EVと色深度 26.4bitは4570万画素の解像力とセットである。これは風景、スタジオ、ポートレート、ラージスケールの広告出力でトップクラスの画質を探しているカメラマンにとって垂涎の的となるだろう。
低照度ISOのパフォーマンス（ISO 2660）は他のスコアのように抜群の性能ではない。しかし、高画素機であり画素ピッチを考慮すると非常に実用的な性能である。
ベースISO感度の画質は類を見ないものだ。しかし、α7R IIとRX1R IIの画質はD850に肉薄している。
色深度については最高クラスの中判フォーマットセンサー、例えばPhaseOne IQ180デジタルパックと互角である。
α7R IIや5Ds Rなどの競合クラスと比べて互角がより良好な性能だ。

総評：

Nikon D850の裏面照射型4570万画素センサーは中判フォーマットと互角かより良好な画質だ。100周年を飾るに相応しい抜群の画質である。

ベースISO感度において無敵の色深度と頂点に立つダイナミックレンジスコアは見事なものだ。ソニーやキヤノンの高画素モデルに対してISO感度全域で良好か匹敵する画質である。

ISOスコアは色深度やダイナミックレンジと比べて頂点に立てるようなパフォーマンスでは無いが、高感度ISOで高い性能を発揮するカメラに違いない。

もしもあなたが低ISO感度を使った最高画質を探しているのならば、中判フォーマットよりもかなり安価なD850こそ待ち望んでいたカメラとなるはずだ。

低感度における抜群の性能もさることながら、高感度を使った時のパフォーマンスもD810と同等かそれ以上となっています。D850ならではの撮り方をするのであれば、三脚を使ってじっくり最低感度で撮影したいところですね。

競合他社のカメラと比較しても魅力的なカメラに違いなく、特に5Ds系と比べてダイナミックレンジに顕著な差があるようです。しかし、低照度ISOは伸び悩んでおり数字で見るとα7R IIと比べて物足りない気もします。と言っても1/3段程度の差で特に問題無いレベル。

実際にD850を使ってみると分かると思いますが、レンズ内手ぶれ補正のFマウントはボディ内の5軸手ぶれ補正と比べて効き目が甘いです（特に広角側）。高画素＋高画質を維持したいのであれば三脚の運用は欠かせません。

正直に言えば、ここ最近のカメラに搭載されているセンサーはどれもこれも優秀なものが多い。実写で明らかな違いを体感できるかどうかは難しいかもしれません。

実際に使ってみて、PENTAX K-1の3600万画素センサーや1世代前のα7 IIの2400万画素センサーもなかなか優秀。

極上の画質と解像力も魅力的ですが、個人的にはD5譲りのAFセンサー、D5以上の大型ファインダー、チルト液晶やタッチパネル、サブセレクターやボタンイルミネーション機能などなどを推したいところです。

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