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サムヤン XP50mm F1.2はボケクオリティで大成功を収めたレンズ【海外の評価】

PhotographyBlogがサムヤン「XP50mm F1.2」のレビューを掲載しています。

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  • このレンズは驚異の1200g・11.7cmの重量・全長を持つ非常に重く大きいレンズだ。EOS 5Ds Rとの組み合わせでバランスは取れているが、終日使うには重すぎる。
  • ビルドクオリティは抜群だ。
  • ゴム引きされたフォーカスリングは幅広く使いやすいが、汚れや指紋が付着しやすい。0.45m?無限遠まで180度の回転角を持ち、滑らかで素早く正確なピント合わせが可能である。
  • 円形のレンズフードはプラスチック製だ。
  • フィルター径は93mmと非常に大きいサイズである。
  • 色収差は見事に補正されている。
  • 周辺減光は絞り開放で明らかで、これを完璧に取り除くためにはF4まで絞る必要がある。
  • ボケはとても心地よい。この点でサムヤンは大成功を収めたと言えるだろう。
  • シャープネス:中央・隅は共にF2-F11の間で優れている。しかし、F1.2-F1.8では明らかにソフトである。F16では回折の影響でシャープネスが低下する。

本レンズはフルサイズ用のハイクオリティな大口径標準レンズだ。高いシャープネスの撮影が買ぬだが、非常に大きい。

画質面はF2-F11の間で中央・隅の両方でシャープネスが優れているが、F1.2-F1.8は明らかにソフトでF1.2のメリットを損なっている。一方で絞り開放から色収差や周辺減光はほとんど発生せず、9枚絞りのボケ質は非常に心地よいものだ。

ゴム製のフォーカスリングは汚れや指紋が簡単に付着するが、金属製のマウントや鏡筒は高品質でビルドクオリティは抜群だ。幅広く、180度の回転角を持っているので滑らかで正確なフォーカシングが可能である。

価格はF1.2・優れた画質・頑丈な構造を考慮すると十分な値付けだ。幾つかの重大な欠点は考慮しておくべきだろう(絞り開放のソフトさ、MF限定、非防塵防滴、巨大)。

デザイン…4・機能性…4・操作性…4・画質…4・VFM…4.5・総合…4

とのこと。

PhotographyBlogでボケ質を褒めちぎるレビューはあまり見かけませんね。

一方でシャープネスは肝心の絞り開放がかなり甘い模様。ePHOTOzineが同じ5000万画素のEOS 5Ds Rでチェックした結果と異なっているのでピント距離によって解像性能が異なるのかもしれません。

どちらにせよ「非常に大きく重いレンズ」とコメントしているので携帯性は覚悟しておくべきかもしれません。何しろ「Otus 1.4/55」よりも重い標準レンズです。

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