とるなら~写真道楽道中記~

「撮るなら…ここだ!こうだ!これだ!」を探し求めてカメラ片手に写真・機材道楽の備忘録

TAMRON SPAF 90mm f2.8 Di macro

      2015/05/30

tam9

そう、ご存知の方はご存知の、マクロの銘玉。SPAF 90mm f2.8 Di macro…通称「タムキュー」だ。「前から悩んでいたDFA100mmMacroはどうしたよ?」と言う方もいらっしゃるかと思うが、理由は3つ

  • 安かった
  • 2倍リアコン(古いやつ)で使えるための絞りリングがついていた。
  • 遊んで、相場で売れば送料以外は戻ってくる価格(丼勘定)

という訳だ。それに長年の銘玉であり、その価値を試さずにおくべきか。早速、丸岡町の福井県グリーンセンターで試写してきた。結果を先に言うと、等倍マクロの世界は面白かった。そしてタムキューは純正マクロに比べて言うほど使いにくくは無かった。そして、「これぞボケ味!」と言えるほどレンズの変遷も無いが良いレンズと感じる。

tam9-03

モデル名 272E
焦点距離 90mm
画角 27°
明るさ F/2.8
レンズ構成 9群10枚
絞り羽根枚数 9枚
最短撮影距離 0.29m
最大撮影倍率 1:1
長さ 97mm
全長 105.4mm
最大径 71.5mm
フィルター径 55mm
質量 400g

純正と比べると

 DFA100mm macroと比べて見劣りするのが、防滴構造とクイックシフト・フォーカス・システムだろう。雨上がりの日や小雨が心配される日等も果敢に攻めることが出来る。防滴構造はタムキューをどうこうすることは出来ないのでこの点は明らかに劣る。雨の中、雪の中を撮影する場合は対策をするしかない。

 クイックシフト・フォーカス・システムはAF後のシームレスなピント調整を行うことが出来るので便利!と以前の記事で書いた。が、実際使ってみるとフルタイムマニュアルでも全く問題ない(マクロ撮影において)。

 何故マニュアルで調整する必要があるかと言うと、焦点距離とF値の明るさなどで、被写界深度が浅くピント面がかなりシビア。よって花弁を立体的に撮ろうと思うと、前ピンにするか後ろピンにするかで大きくボケ方が変わってくる。

tam9-04

また、花弁の丁度真ん中にピントを合わせた上で、絞り値で被写界深度を調整したりする。AFでイチイチ前後に動くよりかはMFで調整が直感的に動かすことが出来る。

タムキューではAFからMFに移行する際にはボディ側のスイッチとレンズ側のスイッチの切り替えが必要だ。ボディ側は言わずもがな、左手でカチっと操作。レンズ側はスイッチ、と言うわけではなくピントリングが前後に可動する。前に繰り出すとAF、手間に引くとMFで作動する。MFにしたままボディ側をAFにすることで、AFは効くがフォーカスリングが連動して回転する。フォーカスリングを前に繰り出しておくと、連動せずに指を巻き込むことがないと言う仕組みだ。下記の写真を参考にして欲しい。

tam9-08これが前に繰り出したAFの状態。

tam9-07これがMFの状態。青いリングが全面に顔を出した状態がMFだ。この機構のお陰で、そこまでMFへの移行が苦ではない。フォーカスリングも軽く操作出来るので快適だ。望遠からマクロにフォーカスリングを回す際は、結構リングを回すことになるのでその点だけ気をつけておこう。

 また純正と違う点としては、鏡胴とフードが連動して伸びるか伸びないかだろう。純正は連動しない分、フード装着時は伸び縮みが無い。タムキューは連動する分伸び縮みが発生する。これはメリット・デメリットが存在している。連動しないと鏡胴分のレンズの伸びが発生しないので、コンパクトであり機動性にも影響するだろう。しかし、実際には鏡胴が伸びているのでフードの恩恵を受けにくくなってしまう。もちろんマクロでフレアやゴーストが発生する頻度はそう多くない。しかし、接写する機会が多いマクロレンズではついつい被写体に寄りすぎてゴツっと当たることもあるだろう。その点で言えばタムキューは鏡胴と連動こそすれフードの保護性能は維持される。

と、3点の純正との差が存在する。それらに目をつぶれば、これほどコストパフォーマンスの良いマクロレンズはPENTAXには無いのではなかろうか。新品で3万、中古でも2万で買えてしまう。タムキューに満足すると同時に、DFA100mmも使ってみたくなる。いつか機会があれば買い足して行きたい。

撮った写真

tam9-02フレームに光源を入れるとゴーストもしっかり発生する。が、結構形のいいゴーストだったりするので、これはこれで…。

tam9-01温室内の花の蜜を吸いに来ていた昆虫。ちょっとハエっぽくてあまり可愛くない。この大きさで撮ろうと思うと、結構接写することになる。被写体との距離は20センチくらいだったと思う。

tam9-05最短撮影距離での等倍撮影で撮ったはず。さすがに絞ってもピント面がシビア。よりピント面を意識した構図作りが必要だと感じた。

tam9-06次回はDFA100mmでは出来ない、古い2倍リアコンを使用して2倍マクロの写真を記事にしたいと思う。
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お買い得情報

今回紹介したタムキューは有名なレンズであり、結構な玉数が出回っている。が、流動性も高いので結果市場の相場は20000円前後だ。恐らく、中古で買って遊んで手放そうと思っている方もいるとは思う。しかし、マクロが肌に合わない限りは「ちょっと手元に置いておこうかな…」と思わせてくれるパフォーマンスは持ち合わせている。新品でも3万円なのでいっそ新品を買ってしまうのも有り。台数限定の新品最安値を発見したので下記に載せておこう。また、参考に中古も記載。「Di」と言うのはフルサイズ対応と言うことだ。「Dii」だとAPS-C専用。タムキューはフルサイズ対応であり、Kマウントのフルサイズが出ることを考えると購入しておいて損はない。

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純正新品も下記に記載。差額14000円をどう捉えるか。こちらは中古で買おうと思うと、防滴用のシーリングが傷んでいる可能性がある。買うなら新品を買った方が安心出来るだろう。

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