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「ここだ!こうだ!これだ!」写真・機材道楽の備忘録

魅惑のスナップレンズ M.ZUIKO DIGITAL ED 12mm F2.0【評価・作例】

   

  • 2017.10.22:「レンズの特徴」を追加。
  • 2017.3.21:ちょっと気になっているレンズなので色々調べ中。という訳で、海外のレビューサイトから付属品のリストまで大きく追加更新。
    追記:海外の評価にPhotozoneのレビューを抄訳して追記
  • 2015.12.30:ページを公開

レンズの特徴

中央解像力  非常に良好
ピーク F2~F8
周辺解像力  良好
ピーク F2.8~F8
軸上色収差  若干色づく 倍率色収差 若干色づく
球面収差 問題無し コマ収差 やや大きい
非点収差 中程度 歪曲 無補正で巨大
周辺減光 無補正で目立つ
F2.8で解消
逆光耐性 良好
AF 高速で正確 手ぶれ補正
ボケ傾向 この画角としてはまずまず
備考 金属鏡筒・スナップショットフォーカス機構・別売りフードが高価
解像力
表現力
機能性
携帯性
価格
  • ZEROコーティング
  • スナップショットフォーカス機構
  • MCS機構による高速・静音のAF
  • 金属外装
  • フードは別売り
おススメ度
75%

扱いやすい携帯性と操作性を備えるスナップレンズです。描写・外装共に上品な造りですので、価格に納得できれば満足度が高いでしょう。スペックと価格を単純に考慮するとやや高価と感じるかもしれません。

評価・作例・参考サイト

購入早見表

レンズ 楽天市場 Amazon カメラの
キタムラ
Yahoo
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フィルター購入早見表
プロテクトフィルター C-PLフィルター(偏光) NDフィルター

レンズデータ

レンズ仕様

焦点距離 12mm(35mm判換算 24mm相当)
最大口径比/最小口径比 F2.0 / F22
レンズ構成
画角 84°
AF方式 ハイスピードイメージャAF(MSC)
最短撮影距離 0.2m
最大撮影倍率 0.08倍(35mm判換算 0.16倍相当)
最近接撮影範囲 216 × 162mm
絞り羽枚数 7枚(円形絞り)
フィルターサイズ Ø46mm
マウント規格 マイクロフォーサーズシステム規格
大きさ 最大径×長さ Ø56×43mm
質量 130g

MTFチャート

000035425

レンズ構成図

000035424

コンパクトで明るいスナップレンズ

35mm判換算で24mmと言う広角の画角で、F2の明るさを持つ単焦点レンズだ。

重量は130gと軽量な上に、「スナップショットフォーカス機構」を採用しているので特にスナップ撮影に適している。古いレンズであればフォーカスリングの回転角がそのままピント位置として判断出来たので、フォーカスリングに距離指標が備えられているレンズが殆ど。最近のレンズはフォーカスリングとフォーカス駆動が物理的に連動していない機構が多く、コンパクトなレンズには距離指標を備えていない物が多い。すると「このレンズは今どの位置にピントがあるのか?」を判断する材料が無いので、いちいち背面液晶かファインダーで確認する必要がある。スナップ撮影にはこの手間が非常に不便。

それを解消したのがこの機構。独立したフォーカスリングに距離指標を電子的に搭載する事で、所定のピント位置にピントを移動してくれる。その上でパンフォーカスになるように絞り値を設定しておけばいちいち設定やピント位置を確認する手間が省ける。これをコンパクトなマイクロフォーサーズでリリースした事は大きなポイント。

描写傾向は良好で、エッジは線の細い繊細さに加えてコントラストもしっかりしている。絞り開放でも周辺描写や減光も抑えられているので使いやすい。非球面レンズを初め、DSA、ED、スーパーHRレンズを採用した贅沢な仕上がりの上、フォーカスリングのローレットは精巧に削られているので高級感ある仕上がりとなっている。

注意点はマニュアルフォーカスとスナップショットフォーカスは使い勝手が違うので、うっかり戻し忘れていると「ありゃ?」と言う結果になる。また、無限遠でオーバーインフ(無限遠を行き過ぎるピント)になる場合もあるそうなので購入後はまずスナップショットフォーカスを各ピント位置に合わせて試写して確認しよう。

海外の評価

Photozone:小型で良好なレンズだが、価格が高い

  • 800米ドルと強気の価格設定だが、末端価格はもちろんこれより安価だ
  • フルサイズにすると24mmに相当する画角の超広角レンズ。F2は確かに明るいレンズだが”驚異の”ボケ量は期待できない。24mm F4相当となるが、十分に接近して撮影すれば、まだ浅い被写界深度を得る事ができるだろう。
  • 金属製の鏡筒とマウントだが防塵防滴仕様ではない。インナーフォーカスであるため前玉は回転せず、伸縮もしない。
  • 正方形の金属製フードは別売りオプションとなっている。レンズが既に高価であることを踏まえると、これは奇妙でありレンズの価値を貶めている。
  • 従来のコーティングより1.5倍の効果を発揮するZEROコーティングを採用しており、我々は実際に現場で撮影した際にフレア耐性が高い事を確認した。
  • 「スナップショットフォーカス」と呼ばれる機構はフォーカスリングとギアがかみ合っているかのように感じる動作だ。実際には”フォーカスバイワイヤ”機構であるため、実際のピント距離と比べてやや精度が粗い。とは言え、それは実用上はなんら問題にはならない。
  • 歪曲は0.7%と僅かであり、ほとんど確認できない。しかし、それはデジタル補正が適用されているからであり、RAW形式による補正前のデータでは5.4%という大きな樽型歪曲を示す。これは単焦点レンズとしてはかなり失望するものだ。
  • 周辺減光はF2で1.3EVと大きいが、F2.8まで絞ると非常に良好となる。
  • 解像力は絞り開放から既に優れており、周辺部も非常に良好だ。四隅は僅かに悪いがF2.8で周辺部の解像力に追いつく。F11で回折の影響を受け始めるが、まだ非常に実用的なものだ。F16は避けた方が良いだろう。
  • テスト用の個体においてセンタリング品質は良好だが、傑出した品質ではない。
  • 倍率色収差はどの絞り値でもおよそ0.6ピクセルであり、かなり良好に補正されている。しかし、最も四隅においては最大値で1.5ピクセルという傾向を示した。これは極端な値ではないが、実際の撮影において目に見える数値だ。

このレンズを手に取ると、一目ぼれしてしまうだろう。メカニカルな外装はツアイスZMやフォクトレンダーVMシリーズと似ている。スナップショットフォーカスは良好な操作性であり、AFは静音性が高いので動画愛好家にも好まれるものだろう。

M.ZUIKOの光学性能は印象的で、中央は卓越したシャープさである一方、四隅や周辺部は非常に良好な解像力だ。ハイライトに対しては高いコントラストとフレア耐性を持っている。ZEROコーティングの恩恵を受けているかもしれない。歪曲は一般的な観点からは問題ないが、光学的に見るとかなりの量をデジタル補正に依存している。周辺減光は絞り開放でかなり量が発生するが、F2.8以降では問題ない。ボケのクオリティはまあまあだ(少なくともこのような超広角レンズの場合)

M.ZUIKO 12mm F2.0 EDは完璧ではないかもしれないが、小ぶりで好みのレンズだ。しかし、我々の見解では価格設定に少し難がある。

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