ニコン一眼レフ機初のタッチパネル液晶搭載 Nikon D5500

ニコン一眼レフ機では初となるタッチパネル対応の液晶パネルを搭載したモデルだ。

ライブビュー時にタッチ一つでフォーカスエリアを指定出来る手軽さは何よりもオススメできるポイント。キットレンズではオートフォーカスが遅いのがデメリットだが、超音波モーター搭載のレンズを使用することで幾分解消される。タッチAFは特に三脚にカメラを固定時に有り難みを感じるだろう。いちいちフォーカスエリアをボタンで操作しなくても、中央１点モードでカメラを振る必要も無い。

このモデルには電子ダイヤルは１基しか搭載されていないが、背面液晶をタッチ操作可能にすることでその操作性を補っている。特に調整項目が多いマニュアル露出モードでは多用することだろう。またファインダーを覗きながら背面液晶を操作することで、リアルタイムなフォーカスエリアの変更も可能だ。この機能は特にマイクロフォーサーズ機では実装が進む機能だが一眼レフ機ではこの機種が初となる。

基本スペックはD5300を踏襲しているが、GPSのみ省略。ISO感度が上昇しているが、常用感度では無いのであまり活用出来る頻度は少ないと思う。タッチパネルが必要ならD5500を、必要なければリーズナブルなD5300と言う選択肢でいこう。タッチパネルを使ったことがないのなら是非オススメ。