【評価・レビュー】プロもサブシステムで御用達 OLYMPUS OM-D E-M1

プロもセカンドマウントとして愛用するフラッグシップ機

発売より2年が経過するが、今もなお多くの愛用される理由には訳がある。

オリンパスのマイクロフォーサーズ機としては唯一の位相差AF搭載モデルの為、動体を追いかける高速AFを使いたいならこのモデルが必須。特にフォーサーズ時代のZD（ズイコーデジタル）レンズを高速AFで使用したいならこのボディしかない。ZDレンズは「150mmF2」や「35-200mmF2.8-3.5」など面白いレンズが多い。E-M1を手に入れたら是非試してもらいたいレンズ群だ。

そして、「OM-D E-M5 Mark5」や「OM-D E-M10 Mark2」など最新モデルが発売される中でこのモデルが色褪せない理由がもう一つ。時折更新される大型ファームアップデートによる差別化。

つい最近も「深度合成（複数枚の写真を撮影してパンフォーカスに近づけるモード）」がこのモデルのみ追加された。ハーフマクロ撮影を楽しめる12-40mmPROやピント面が薄い40-150mmPROなどで役に立ちそうな面白い機能だ。E-M1ユーザーとしては、オリンパスの太っ腹なアップデートに感服してしまう。

ボディの防塵防滴と組合わせる事で堅牢性と高画質を手に入れることができる大口径ズームレンズ群「PROシリーズ」も定評がある。コンパクトな筐体の中にはギッシリと技術とレンズとシーリングが詰め込まれており、どのレンズも特徴的で人気が高い。

重量級フルサイズ一眼レフを使い倒してきたプロの写真家の方々は「仕事で使える（スペック）ならコンパクトな方が良い」と何かの談話の中で述べていた。そこで、軽量で使い勝手の良さと画質を両立出来るこのオリンパス機をサブカメラとして使う場面が多くなっているみたいだ。カメラ雑誌に寄稿している写真家の赤城耕一氏もユーザーの一人。

実は最新モデルのPEN-Fとあまり変わらないセンサー性能を持っているようです。

APS-Cと比較すると分が悪いですが、それでも80Dと比べそう大きな差でも無さそうですね。