とるなら~写真道楽道中記~

「ここだ!こうだ!これだ!」写真・機材道楽の備忘録

Nikon D850を使って感じた7ポイント~初期設定編~【機材レビュー】

      2017/09/12

Nikon D850の発売日。さっそくヤマト運輸から荷物が届きました。

「購入初日にメニュー弄って過ごすのもなんだし、取り敢えず初期設定で楽しんでみるか」と言う事で「月うさぎの里」と「東尋坊」に突撃。

今回はLightroom CCが非対応のためすべてカメラJPEG出力(初期設定)をそのまま利用しています。

Nikon D850ファーストインプレッション

AF

最初はダイナミックAFモードやグループエリアAFを使っていたものの、最終的に落ち着いたのは3Dトラッキング。

オールエリアや多点AFの場合、素早いウサギの動きに追従しきれなかったり、地面にピントが引っ張られる。Nikon D850の3D トラッキングは一度被写体にロックオンしてしまえば、後の追従性能はとても良好。

さすがD5譲りのAF性能だけはある。

とは言え、全速力で向かってくるウサギ相手に鼻先へピントを合わせ続けるのは至難の業。これは像面位相差AFを搭載するOM-D E-M1 Mark IIや積層センサーの高速読み出し機であるソニーRX100 Vでも同様の結果でした。

どうしてもコントラストが高い体毛へピントが逃げてしまう。こんな場合には1点AFで神業的な捕捉能力を養うしかないようです。

Nikon D850にはトラッキング性能のカスタムが可能。

ただし、どのように設定すればベストな結果を得ることが出来るのかはまだハッキリと分からない。

ちなみに上の写真、実を言えば鼻先にピントがあっていない。まあこの程度なら許容範囲かな、と言うのであればD850の打率はかなり高い。

タムロンとの相性

使用レンズはタムロンの「SP 70-200mm F/2.8 Di VC USD G2」。

AF速度は問題なし。純正と比べてどうか?マウントが違うのでなんとも言えませんが、キヤノンの「EF70-200mm F2.8L IS II USM」と比べて遜色ない印象。

最近のタムロンはここまでAF速いのかと素直に驚きました。

ただし、手ぶれ補正は切っておいた方が良いかもしれません。VCが利き始めるまでに時間がかかるため、瞬間的なシャッターチャンスで邪魔になる。

ライブビューAF

チルト液晶モニタを採用したことでローアングルの撮影が手軽なものとなった。

ヤギの糞尿が広がっている芝生に寝転ぶ訳にもいかないのでチルト液晶を使ったライブビュー撮影の恩恵は大きい。

便利にはなったものの、ライブビューAFの速度は相変わらず。

特にフォーカシングによって画角変化の大きいレンズ、例えばインナーフォーカスタイプの大口径レンズなどはライブビューAFが使いづらいかもしれません。

例えばこの写真はキヤノン EOS 6D Mark IIにて撮影したもの。

バリアングルモニタを使ったローアングル撮影で、さらにウサギが追いかけ回してくるシーン。おそらくこのような状況ではD850のライブビューAFは歯が立たない。

プリAFは切れない?

地味に気になった点はライブビュー中、フォーカスエリアへ自動的にピントを合わせる動作。

他社でいう「プリAF」とか「クイックAF」に当たる機能だと思うのですが、これを切る設定項目が見当たらない。

前述したように画角変化の大きいレンズではピントが迷い続けるため非常に目障り。ピーキング機能も付いたし、いっそMFで使うか?と感じてしまうほど。

ひょっとしたら、この機能を切る設定項目があるかもしれないので今のところは暫定的な評価。

追記:どうやら「AF-F(常時サーボモード)」だった模様。AF-Sに変更したら解除されました。

ライブビュー中に露出補正が反映されないと思ったら

ライブビューで露出調整してもライブビューで反映されない。「なんて分かりづらいんだ!」

と思ったものの、どうやら「露出プレビュー」機能が初期設定でオフとなっている模様。

ライブビュー中に「OK」ボタンを押すと反映されるようになりました。

ノイズリダクション

高感度ノイズ耐性についてはAdobe Lightroom CCが対応してから検証してみます。今回はD850のノイズリダクションについて。

今回は初期設定のままであるため高感度ノイズリダクションはノーマル。

まずは作例を二つ掲載。一つ目はISO 1600

次はISO 720

ノイズリダクションをオンにしておくと、比較的に低感度でも積極的にノイズを消そうとしている印象。

高画素機なのでピクセルレベルでノイズリダクションが強めだったとしても全体の解像感は良好。

個人的には少しざらざらでも解像感は残しておきたいため、高感度ノイズ低減はオフ、もしくは弱に設定しようかと思っています。

M-RAWやS-RAWを使うとノイズはどうなるのか?と言う点についてはやはりLightroom CCがD850に対応したら検証してみようかと思います。

ファイルサイズ

ぶったまげたのがファイルサイズ。

なんとJPEG Fineで保存するとオリンパス OM-D E-M1 Mark IIのRAW(12bit)ファイル程度の大きさとなる。

16GBや32GBのメモリカードを使って連写すればあっという間に容量を使い切ってしまう。

半端ないぜ4600万画素!

タムロンレンズとの相性

まずは作例を一つ。「SP 70-200mm F/2.8 Di VC USD G2」の200mmにてF8。

4600万画素らしい解像力。右下はピントの山から外れかけているためかやや甘い。

今度は広角端の70mmにてF8。

AFは速いし、絞れば高解像だし、申し分ないレンズ性能。

続いて「SP 15-30mm F/2.8 Di VC USD」を試写。

レンズ補正無しでここまで写れば言う事ありませんな。

特にD850と気になる互換性の問題は無し。キヤノンで発生している「ライブビュー時におけるレンズ補正の動作不良」も無し。

注意点は前述した「画角変化の大きなレンズ」であること。近接でライブビューAFを使いづらいレンズかもしれません。

SP 35mm F/1.8 Di VC USD (Model F012)」にて撮影。

マクロレンズかよ!って思うくらい寄ることが出来る35mm。お陰様で背景のボケ量が凄まじく、絞らないとピント面の確保が難しい。

そよ風に揺れる植物マクロでもD850のAF-Cでしっかり追従してくれる。

ピクチャーコントロール オート

シーンに合わせて仕上がり設定を自動で変えてくれる反面、思ったよりも彩度やコントラストが高くなってしまうことが多発した。

遠景の風景撮影では適所の仕上がり設定が出てくるが、近接撮影時は不安定と言うか正確性を欠いている印象。

「とりあえずRAW現像メインだし、JPEGは適当にオートで撮っておくか」と決め打ちしたのがまずかった。まさかLightroom CCがまだ非対応とは…。

その他:ファインダー

確かにファインダー倍率はデカい、超見やすい。これを使ったら他のファインダー使えなくなるだろうなぁ…。

とは言え、0.74倍や0.78倍の電子ビューファインダーがアタリマエとなり、それを使っている身としては「衝撃的なファインダー倍率」と感じるところまででは無い。

また、透過液晶を挟んでいるのでバッテリーを抜いた状態だとファインダーが非常に見辛くなる。電源がオフでもバッテリーを入れてさえいれば透過液晶が作動してクリアに写る。

これは暗に「電源オフでもバッテリーを消費している」を意味しているのではないかと不安に感じるところ。取り敢えず、満充電で就寝し、朝にどれだけ減っているのか確認してみたい。

その他:カスタム設定

便利だな~と思ったカスタム設定をリストアップ。(ある程度使い込んでからカスタムについて記事にする予定)

  • 録画ボタンに「MODE」を割り当て可能。
  • ファンクション機能で”押してる間だけ”フォーカスエリアが変わる
  • プリセットAF
  • 横持ち・縦持ち時におけるフォーカスエリア・ポイントの配置切替機能(キヤノンにもある)
  • AFエリア突き当り・循環設定(キヤノンにもある)
  • BKTボタンをHDRや多重露光に切り替えることが可能
  • AF-on機能をフロントのFnボタンに割り当て可能
  • 静止画設定記憶&カスタム設定記憶

ニコン一眼レフって意外とカスタムが充実している。まるでオリンパスのようだ…。

そしてオリンパスのようにカスタムしすぎると混乱するやつだ…。特に静止画設定記憶とカスタム設定記憶は初見ではややこしい印象しかない。しかし、これが体に染みついたら使いやすいだろうなぁ。

一方でキヤノンにあってニコンで見当たらない機能としては…

  • 押している間だけAF-SとAF-Cが切り替わる機能
  • Qメニュー(ニコンの「iボタン」は似て非なるモノ)

まとめ

”一眼レフ”として「極まった」という印象のカメラ。ここから先はもうミラーレス化するしかないでしょう。

今回は購入初日と言う事もあって初期設定で使いましたが、この短時間でも「こりゃあ良いカメラだ!」と感じることが出来る逸品。

オールラウンドに活躍できるポテンシャルを持っています。

ライブビューやタッチ操作UIには改善の余地を残すものの、それは今後登場するであろうミラーレスに期待したいところですね。

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