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一脚と自撮り棒を合体した結果… Velbon SUPER 8 SELFIE【機材レビュー】

I HAVE A SUPER 8

I HAVE A SELFIE

Ahn!

SUPER 8 SELFIE

 

… …

 

… … …

 

くだらねえ!

自分でやってて恥ずかしくなりますな。

SUPER 8とセルフィーを見た瞬間に”ピコ”っときて迷わずカートに突っ込んで「1万3千円のお買い上げ」したところまでは迷いが無かったはずなのですけども…。

帰宅して机に並んでいる「8」と「S」を見れば見るほど「やっちまった感」が強くなりますね。

自撮り棒をこんなに伸ばしたら自分が点になるじゃないですかぁ?やだー

と嫁さんに突っ込まれそうだ。

SUPER 8を買うまでの経緯

E-M1 Mark IIの手ぶれ補正機能を完璧なものにする一脚

一脚をなぜ買ったのか?

それは他でもない手持ち秒単位のシャッタースピードを実現するOM-D E-M1 Mark IIのスローシャッター表現を完璧なものにするため。

完全な手持ち(壁や手すりに持たれない)でも1?2秒なら結構余裕で撮影できるものの、3秒以上となると中々難しい。かと言って三脚を持ち出しては携帯性と機動性に優れるマイクロフォーサーズの利点を潰しかねない。

以前にミニ三脚の活用方法をご紹介しましたが、あれも中々有効だった。特に側壁にミニ三脚を押し当てればハイレゾショットも可能。しかし、脚の長さが短いので”あらゆる局面”に対応するにはやや不安が残る。

そこで一脚という選択肢が登場。

試しにミニ三脚を一脚のようにして使ってみたら、これがなかなかイケる!これなら手持ち5秒くらい簡単にいけそうだ。

SIRUI P-306との比較

初めはSIRUIのP-306と迷った。

三脚はSIRUIとVelbonで揃えているが、ウルトラロック式のVelbonよりもスタンダードなロックナット式の方が使いやすいと思った。それに、このクラスとしてはP-306は非常にお手頃。

しかし、微妙に求めている一脚のサイズよりも大きい。腰にぶら下げるサイズではあるものの、もうちょっと携帯性を高めたい。

SELFIEの存在

色々と迷っているうちにULTRA STICKシリーズに自撮り棒があることを知る。ウルトラロック式のナイスな操作性を備えた小型自撮り棒です。

自撮り棒の下部にネジ穴があるので、三脚にそのまま合体可能という点が大きなポイント。要は延長ポールとして使うことができるのです。

その瞬間にビビっと閃いたのが「SUPER 8+SELFIE」の合体技。「これで高価なカメラ用竿の代わりになるのじゃないか?」という机上の空論がその時は輝いて見えた。

アイレベルの撮影にマンネリ化していたので、ハイアングルな撮影をやってみたいと常々思っていたのも理由の一つ。そういうこともあってか、閃いた瞬間に迷わずお買い上げ。

ただし、今思うと一脚はP-306でも良かったんじゃないだろうか…と後悔している(後述)

ウルトラロック方式のメリットとデメリット

ウルトラロック式の三脚は結構使ってきたものの、良いところもあれば悪い所も目立つので色々と気難しい。

メリット:伸縮をワンタッチでできる

ウルトラロックのメリットはこれに尽きる。

展開する時はどちらも一気に伸ばすことが出来ますが、それを固定したり戻すときにロックナット式は面倒。一方でウルトラロックは一番下の石突を持って一気に回せばサッと収納できる。

特にカメラを携帯している時にこのクイックな操作性は便利。

「伸ばすときは細い脚から伸びていく」というデメリットを挙げる方もいますが、ウルトラロックの剛性は思ったよりもしっかりしているのであまり気にならなかったり。

デメリット

1:脚が長くなるほど伸縮の調整が面倒

小型のミニ三脚なら肩幅程度の長さで展開できますが、中型三脚ともなると両手を一杯に広げても伸ばしきれないこともある。

この場合には石突の部分ではなく脚の部分を握って回すことになりますが、脚が細いので握り難く回しにくい。結局、脚が長すぎると通常のロックナット式よりも面倒くさかったりするのです。

ウルトラロック式の脚を活用できるのは、脚の長さが肩幅くらいまで。

その点で言うと適合するのはULTRA mini系。このサイズでウルトラロックの使い勝手は競合のミニ三脚を一蹴するほど。個人的に超おススメ。

注意点は古いタイプのULTRA miniシリーズ。脚の開閉具合を調整出来ないタイプは避けた方が良い。使っているうちに勝手に足が閉じるほど締まりが悪くなるので使い勝手を大きく下げる。おススメは現行のタイプであり、中古やオークションで手に入れる際は気を付けたいところ。

2:回転する力が雲台やカメラにまで伝わる

ウルトラロック式はその性質上、三脚の脚を回して固定したり緩めたりします。ロックナット式と違うのは、回す力が雲台やカメラに伝わりやすいこと。

カメラを装着したまま三脚の脚を伸縮させる場合、カメラを持ったまま足を回そうとすると雲台やカメラのネジ穴が一緒に回ってしまうこともある。これが非常に気になるので、脚を操作する時はカメラから手を放し両手で三脚を操作する事になる。

ロックナット式とは使い勝手が大きく異なるポイント。

3:手が汚れる

ウルトラロックはその性質上、石突を掴んで回すことが多いと思います。

砂や泥がついた石突を回すと、そりゃあ手が汚れますね。その手でカメラを持ち直すわけですよ。あまりいい気分ではありません。これを回避するためには石突を掴むのでなく指先でつまんで回すこと。まあそれでも汚れますが…。

ULTRA STICK レビュー

ちょっと脱線したのでウルトラスティックのレビューに戻りましょう。

ULTRA STICK SUPER 8

ウルトラロック式の一脚。およそ7000?8000円で販売されています。一脚としてはちょっぴり高い。

縮長26cmとかなり短く出来る上に、展開すれば156cmまで伸びる。携帯性の良さと実用的な全高がこの一脚の持ち味。

自撮り棒やミニ三脚と並べても大きく感じないサイズ感。そう、私が求めていた小型一脚はこのサイズ感なのです。

最も太いパイプ径は30mmですが、8段式とあって最後まで伸ばすと脚はかなり細い。しかし見た目以上に剛性は高く、ウルトラロックをしっかり締めておけば歪みは少ない。

後述するSUPER 8+V4 ユニットの使い勝手には劣るものの、SUPER 8単体だと携帯性は高くE-M1 Mark IIと組み合わせはバッチリ。

このくらいのサイズ感なら許容範囲でしょう。

しかし覚悟はしていたものの、伸ばした時の長さ(全長1500mm)をウルトラロック式で固定するのは邪魔くさい。普通のロックナット式でも良かったなぁ…。携帯性を犠牲にするか利便性を優先するか悩ましい…。

使い勝手
耐久性
携帯性
満足度

やはりウルトラロック式で脚の長い操作は不便と再確認。脚を伸ばしたらあまり調整しないスタイルであればおススメするものの、動き回って一脚の長さを調整する頻度が多い方には不便。普通のロックナット式をおススメします。

ULTRA STICK SELFIE

価格の割にしっかりとしており、剛性は一脚や三脚のULTRA STICKそのもの。雲台は交換不可ですがコンデジやミラーレス程度のサイズなら十分耐えてくれそうな感じ。恐らくE-M1クラスのミラーレスでも大丈夫。

棒の底面にネジ穴がついているので三脚や一脚と合体させることが可能。1900円?2900円で普通の自撮り棒を買うなら、4500円出してこれはおススメできる。

前述したように、ウルトラロック式のデメリット「長いと使い辛い」「手が汚れる」という点をクリアしているので、全体的にSUPER 8よりも満足度は高い。

使い勝手
耐久性
サイズ
満足度

これは良い。自撮りから延長ポール・雲台として使うことができるので、価格を考慮すると使い勝手は抜群。たまに4000円を切るバーゲンセールをAmazonがやっていたりするので、そういう時に買うとさらに満足度が高いかもしれません。

SELFIE ULTRA mini

SELFIEとULTRA mini三脚を合体。

Polepodの派生シリーズのような見た目。もちろんパイプ径や雲台が小さいので重いカメラは載せられないでしょう。

試しにE-M1 Mark II+MZD 75mm F1.8で載せてみたら結構安定する。このままハイレゾショットもイケそうなくらいで、これは想定外だった。

三脚の延長ポールとして使うにもやぶさかでないので、とりあえずバッグに忍ばせておいてもよさそうだ。アクションカメラを乗せるには使い勝手とニーズが合わないような気がするので、実際に使うならTHETAなどの360°カメラとの組み合わせが便利そう。

軽い照明なら載せられるかも。

使い勝手
耐久性
サイズ
満足度

「コンパクトな自立式一脚」と考えるとかなり良い。ただし、私の用途ではあまりこの組み合わせで使う機会が少ないように感じる。ただし、ハイレゾショットの使用もやぶさかでないので、携帯性が限られている現場で高さを稼ぎたい三脚が必要ならば重宝するかもしれません。とは言え、そういう場合にはUT-63みたな三脚の方が良いかもしれません。

SUPER 8 SELFIE

「こんなの何に使うんですか」第一弾

一脚と自撮り棒の融合。とても長い。

全長が1560mm+725mm=2285mm

なんと休憩所の屋根に立てかける事が可能な長さ。身長以上の長さとなるのでハイアングルの撮影には便利で、これで携帯性が良いから使い勝手は悪くない。

立てかけて撮影しようとしたら、風が吹いて倒れてしまった。部分的にへこんでしまい、SUPER 8の伸縮がちょっと滑らかでなくなった。通常の一脚よりも多段となっているので、ぶつけたりして歪んだ時の影響は大きそうだ。

伸ばした状態で机に置くとこんか感じ。

望遠レンズでで自撮りでもするんすか?って言われそう

アクションカメラとの相性は良さそう。剛性はしっかりしているのでGM1Sと魚眼レンズくらいなら結構ヘッチャラっぽいものの、この先端に高価なカメラを据え付ける気にはなりませんな。

カメラを装着した状態で真横にするとけっこう歪む。支点・力点・作用点からすれば当然の話で、この使い方をするのであれば直上に伸ばしてハイングルで使う時くらいだと思います。

自宅の蜘蛛の巣とりに使えるかもしれない。

短い状態ならまず問題ないレベルの強度。一脚と自撮り棒の間に雲台かませば角度つけられるなぁと帰宅してから気が付きました。

我が家の小型ミラーレス一眼「GM1S」はリモコンで遠隔操作できないのが痛い。簡単にシャッター操作できたら神機だった。

スマホで遠隔操作できますが…ちょっと不便だなぁ

使い勝手
耐久性
サイズ
満足度

2000mm超の一脚をポケットにしまえるサイズ感は素晴らしい。ただし、一般的な運用ではSUPER 8単体で済んでしまう事がほとんど。

SUPER V4 UNIT 8

卓上やマクロ撮影に便利な「Velbon V4 ユニット」とSUPER 8の融合。

「こんな使い方誰もやらないだろうな…」第2弾。意外とおススメ。

全長は1560mm+205mm=1760mm

思いのほか使える組み合わせ。例えば、手すりに一脚を固定してV4ユニットで自由雲台以上の微調整が可能。

さらにV4ユニットのエレベーターを伸ばせば全高をさらに高くすることが出来るので、ファインダーを覗けるアイレベルまでの長さを稼ぐことが出来る。

V4ユニット自体が大きく、SUPER 8の携帯性の良さを潰している感はあります。よってSUPER 8に拘る必要性は低く、普通の一脚の方が使いやすいかも。

当初の目的である「E-M1 Mark IIの手ぶれ補正を補完する携帯性の高いシステム」という点ではベストな組み合わせ。SUPER 8単体よりも使いやすい。

例えば上の写真のようにT字型に展開すればV4ユニットの手すり部分を脇で挟んで固定すればファインダーを覗かなくても安定する。これで自身が壁や木に体を預ける事が出来れば10秒だって余裕。(ただし広角側に限る)

変則的な使い方として「二脚」として使う事も可能。ライフルのバイポッド的な感じ。

「安定するの?」と感じるかもしれませんが、この状態に加えて立膝でカメラを構えたら100mm(フルサイズ換算200mm)でも1秒くらいまでの手持ちが安定して撮影可能。頑張ればもっといけるかもしれない。

スライドショーには JavaScript が必要です。

難易度の高い望遠のクローズアップでも、コンマ秒単位ならほぼ成功。振動が発生せず、歪みの少ない電子シャッターを使える点もE-M1 Mark IIの利点の一つでしょうか。

使い勝手
耐久性
サイズ
満足度

V4ユニットが大きく感じるものの、安定性はSUPER 8単体よりも非常に高い。さらに2脚としての運用を考えると実用性は高い。この場合はやはりSUPER 8に拘る理由は感じられない。SIRUI P-306でもOK。

SUPER 8 V4 SELFIE

「こんな…」第3弾。まさに釣り竿。

先端にGM1S程度の重量なら問題なく使用可能で、魚眼レンズや広角レンズとの組み合わせなら活用できそう。

SUPER 8 SELFIEよりも角度を付けやすいので実用的。さらにV4 ユニットを垂直に立てればさらに距離を稼いでハイアングルの撮影が可能。

何に使うかと言うと、例えば柵越しに俯瞰のアングルで撮影する時とか?そのうち東尋坊などで試してみたい。

我が家にはハクバの延長ポールもあるので、それも組み込めば竿だけで1500mm程度は長さを稼ぐことが可能。

この場合にも竿の剛性はコンデジや小型ミラーレス程度なら耐えられる強度を持っている。

使い勝手
耐久性
サイズ
満足度

使うか?と聞かれると、携帯性の面から出番は少なそうな組み合わせ。やはりV4ユニットのサイズが問題。それに見た目がヤバい「何この人」と後ろ指をさされそうだ。

購入早見表

一脚

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