とるなら~写真道楽道中記~

「撮るなら…ここだ!こうだ!これだ!」を探し求めてカメラ片手に写真・機材道楽の備忘録

【レンズレビュー】smc PENTAX-FA35mm F2AL / PENTAX K-1

      2016/08/31

まえがき

smc PENTAX-FA 31mm F1.8 AL Limited』はやや高いが、防滴仕様では無いのでラフに扱いにくい。そんな時に頼れる人柱がFA35mmF2AL。

焦点距離も近く、明るさもそこそこある。さらに新品を購入しても3万円ちょいと広角単焦点にしてはリーズナブル。(例えばニコンの35mmF1.8Gは6万円くらい)

発売は2002年とやや古さが気になるものの、「隠れスターレンズ」と呼ばれるその名の通り隠れた銘玉。

ラフに扱うし中古でいいかとマップカメラの美品を2万円ちょっとで購入してみた。

外観

P9810857

他のFAレンズ同様、塩ビ管のような配色と艶を持っている。なぜこのデザインを採用したのか不思議。鏡筒はプラスチック製だが金属マウントなので、マウント時の強度はしっかりしている。

フォーカスリングは前玉付近にゴム製リングで配置されている。劣化するらしく、私の購入した個体ではやや強張ってしまい弾性が失われている。実用上問題は無いが、やや白化している。

P9810860

鏡筒のデザインは現行で生き残っている『smc PENTAX-FA 50mmF1.4』 と同じような大きさで、明るさを考えると実にコンパクトに出来ている。FA50mmと比べた場合、フォーカスリングがやや太く回しやすい。

さらにフードはねじ込み式では無く、バヨネット式でフィルター窓も付いてる。C-PLなどを使う場合のフィルターワークには優れている。フィルター径はペンタックスレンズで多い49mmを採用している。

防塵・防滴では無いので埃は入り込みやすそうな感じ。フォーカシングの都度前玉が元気よく前後するので、吸い込む機会も多そうだ。

実写

PENTAX K-1-1635

F8 ISO1250

手持ちのD FA15-30mmやFA31mmと比べると、小さい被写体に寄れる印象を受ける。輝度差が大きく太陽光に照らされる形になっているが、F8まで絞るとカラーフリンジは解消していた。昆虫のディテールもしっかりと残っている。

F8まで絞っても接写すると背景がソコソコボケてくれる。注意点は絞って玉ボケを作るとハッキリと六角形になってしまう。

PENTAX K-1-1664

F2

反面、F2の絞り開放で使うとピント面がやや滲む傾向。とはいえ、描写が甘いというよりは「柔らかい印象」を与えるもので花などを写す時にはなかなか。

とは言え、やや周辺部のボケ方がうるさく感じる。

RRS使用

IMGP1750

F11

JPEG撮って出しの画像。コチラはリサイズをしている。CTE・風景(ファインシャープネス+1)

水面に関しては絶望的な程ドット柄になっており、動体補正もまだまだ改良の余地があるようだ。

今回は、FA35mmに言及していくのでドット柄については無視してほしい。

IMGP1750中央下付近を切り出したもの。

草を一本一本、葉っぱを描き切っている所はさすがリアレゾと感じると同時にFA35mmの底力を感じさせられる。

IMGP1750-r-t右上の木の部分を切り出したもの。

やや甘いかな?と感じなくも無いが、ピント位置のやや手前にある為アウトフォーカス気味になっているかもしれない。

IMGP1750-l-bという訳でピント位置と近い左下の切り出し。

小石ひとつひとつが潰れずに描かれている。さすがに中央と比べるとやや甘いが、十分解像している。広角において四隅をこんな大きさでトリミングする事は無いので実用範囲。

実用範囲どころか上々な気もする。

その他作例

ここからは切り出しをしない代わりにリサイズ率を低くしている。画像データが重いので注意。

PENTAX K-1-1681いやらしい位置に光源を配置。

ゴーストはよく抑えられているが、やや全体的にフレアっぽくなりコントラストが低下している。

と、書いたもののそう言えばC-PLフィルタを付けっぱなしで撮影していたのでひょっとしたらフィルタの影響かもしれない。

PENTAX K-1-1758別の角度で撮影したもの。こちらはLightroomで処理しており、RRSは使用していない。

ややシャープネスを強目にかけて擬似RRSを狙ってみたが、小さい細い線などの表現は潰れてしまっている。とは言ったものの、拡大や引き伸ばしでもしない限りは実用範囲内に収まっている。

これもF11まで絞って撮影したもので、四隅までしっかりと解像している。周辺部のごく一部、コントラストが強目の部分においてカラーフリンジが気にならない程度に発生。

PENTAX K-1-1761こちらはほんの少し開けてF8で撮影。

周辺部はF11同様安定している。被写界深度が浅くなっているので、ピントを外している部分はあるが。

PENTAX K-1-1653

まとめ

意外と良い

現地では「やっぱりD FA15-30mmだよね」とそっちメインで使っていたが、実際に帰って確認してみると「こいつも中々やるぞ!」と気がついた。

明るく、30cmまで寄ることが出来るので被写体を大きく、背景をぼかすことも出来る。フィルターワークも49mmの安めのフィルターを使いまわせる点も良く、あまり玉数の無い58mm径なFA31mmやそもそもフィルター付かないD FA15-30mmには無い魅力が存在する。

極めつけは、携帯性・収納性の良さ。サイドポケットやウェストポーチにも突っ込んでおける大きさなので、「取り敢えず持っていくか」という選択肢が可能。可能な気にさせてくれるコンパクト・軽量さ。フードは逆さ付出来るのでその点もグッド。FA50mmとセットでポケットに突っ込んでおきたい。

超広角が必要無いシーンであればコンパクトなこのレンズをチョイスするのもあり。

購入早見表

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