とるなら~写真道楽道中記~

「撮るなら…ここだ!こうだ!これだ!」を探し求めてカメラ片手に写真・機材道楽の備忘録

ペンタックスユーザーの為の用語集

      2016/06/09

カメラ

TAvモード(ISOオート)

露出制御の内、絞り値とシャッタースピードを任意の設定に変更でき、適正露出に合わせるためにISO感度が自動調整される。フィルム時代では考えられなかった(ISOを変えるにはフィルム交換が必要な為)ISO優先AEモードだ。

K10DにSvモードと共に初搭載された本機能だったが、従来のデジタルカメラでは高感度が弱くISOの実質的な変動幅は狭く現実的では無かった。しかし、K-5シリーズで高感度に強くなり実用範囲に到達した。

このモードが優れている点は、「動体ブレの表現」と「被写界深度による表現」の両方をコントロール出来ること。さらに、マニュアルモードよりも素早く撮影を実施できる点にある。光量がシビアなシーンでシャッターチャンス優先で確実に被写体を適正な被写界深度で捉える場合に適している。

野鳥をGoodなタイミングで切り取ったものの、ピント面が浅すぎてパンフォーカスになっていない。パンフォーカスになったものの、シャッタースピードが足らなかった、という様な失敗を気にしなくて済む。

特に高感度が強ければ強い程使い易くなる機能であり、今後の期待株なモード。現行ではフルサイズセンサーを搭載する『PENTAX K-1』がこのモードを最も活用出来るモデルとなっている。

一眼レフカメラだけでなく、コンパクトデジタルカメラ『GR』でもこの機能を使うことが出来る。これぞスナップカメラ。

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ダストアラート

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K200Dのダストアラート機能

K200Dで登場した便利なもので、付着した粉塵の場所を分かり易く表示してくれるセンサークリーニング用のサポートシステム。

撮影した写真に写った粉塵の付着箇所を見て、実際センサーに付着した箇所を判断するのは難しい(センサーに写る像は反転している為)。クリーニングする際もできればセンサーに触る回数は少なくしたいと思うのが実際のところ。

この機能では、表示される粉塵の付着箇所を自身が掃除する時に分かりやすいように反転して表示してくれる。

とは言え撮像センサーは非常にデリケートな部分なので清掃は自己責任で。ブロアからペンタ棒まで色々な方法があるので、探してみると良いだろう。不安であればサービスセンターへ持っていく方が安心出来る。

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DNG形式(RAWデータ)

ペンタックスの一眼レフカメラは撮影したデータをRAW形式で保存する時に二つの形式を選択する事が出来る。

一つはペンタックス独自の形式である「PEF」。圧縮率が高く、SDカードにより多くのデータを保存する事が出来る。しかし、独自形式のRAWデータは純正のRAW現像ソフトでしか現像できず、Lightroomなどの社外製RAW現像ソフトで使うには、順次新モデルに対応してくれるまで待つしかない。

そんな時に便利な形式が「DNG」という訳だ。こちらは圧縮率が低く、一つ一つのデータサイズは大きくなってしまう。しかし、社外製現像ソフトが対応していない場合でもDNGなら読み込ますことが可能だ。ファイルに記録されているEXIF情報もしっかりと読み込んでくれるので、ライブラリの管理も楽ちん。

ペンタックス以外のメーカーでは独自形式のRAWでしか保存出来ず、Lightroom等が対応していないと読み込む事ができない。よって一度パソコン上で形式を変換するという手間が発生する。

追記:)一部のカメラではPEFが無くなって、DNGだけという機種もあるそうな(K-30とか)。

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レンズ

smc(スーパーマルチコーティング)

Super Multi Coat(多層膜コーティング)の略。レンズに採用される場合はレンズ名の頭に記載される。

当時としては多層膜といっても2~3層までだったコーティングをPENTAXの前身である旭光学工業は最大7層膜まで施した世界初の技術だったらしい。

フィルム時代には既にsmcを施された多くのレンズが発売されており、その描写能力が今でも色褪せない要素の一つ。反面、オールドレンズらしい写りをしないとも言える。

今では最新のHDコーティングに取って代わって来ており、smc採用レンズは減っている(廉価レンズ等で採用されるケースがある)。

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HDコーティング

smc に変わるコーティング技術で(High Definition)の略。レンズに採用される場合はレンズ名の頭に記載される。

smcに比べて光の透過性が改善されており、最新レンズ群ではHDコーティングになっている。一部のsmcのDAシリーズは HDコーティングにリニューアルして発売されている。基本的にsmcよりHDの方が透過性が良いので価格で折り合いがつくのであればHDの方がお勧め。

コーティングの硬度が極めて高いので、耐久性にも優れている。

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エアロ・ブライト・コーティング(ABC)

採用しているレンズもあるが、レンズの型番に記載される事は無い。

ソフトコーティングである為レンズ前面に施せるHDコーティング等とは違い内側のレンズに施される。キヤノンの「SWC」ニコンの「ナノクリスタルコーティング」と同様の技術。

ちなみにこのコーティングを採用しているレンズは少なく、「smc PENTAX-DA★55mm F1.4 SDM」「HD PENTAX-D FA★70-200mm F2.8ED DC AW」だけだったりする。

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SPコーティング

採用しているレンズもあるが、レンズの型番に記載される事は無い。

レンズ前面にフッ素系物質を蒸着させた、撥水性・撥油性が高く油汚れにも強いコーティング。付着しにくく、万が一付着した場合も簡単に落とすことが出来る。

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TAKUMAR

中古のオールドレンズとしてはかなり良く目にするレンズ。

フィルム時代に売れまくったブランド。Kマウントでは無く、42mmスクリューマウントと言う種類なので現行のデジタル一眼にはそのままでは装着出来ない。スクリューマウント用のアダプタが市販されているので購入して装着しよう。

PENTAX推しでは無いカメラのキタムラでもよく目にするほど出回っているシリーズだったりする。Kマウントでなくとも42mmスクリューマウントのアダプタさえあれば、別マウントのデジタル機でも装着できてしまうので興味があれば是非1つ購入してみては如何だろうか?

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PENTAX

Kマウントの純正レンズにはかならず記載される表記。PENTAX-○○によってシリーズが分かれているので下記に記載していこう。Pシリーズ以降のKマウントレンズは現行のKマウントデジタル一眼カメラならば装着して使用する事が可能だ。「不滅のFマウント」で登場したAi方式よりもシンプルで分かり易いのでタクマーシリーズのスクリューマウントにさえ気をつければデジタル一眼の現行機でも装着して使える点がメリット。

PENTAX (K)(P)(PK)

初代のシリーズは何も追加表記が無い。頭文字を取ってP若しくはPKシリーズとも言われている。

レンズ群はKマウント以前のタクマーシリーズと踏襲しているレンズが多い。

PENTAX-M

フィルムカメラのMシリーズに合わせて作られた小型軽量のレンズが多いシリーズ

「A」シリーズとの違いボディ側からの絞り値制御に対応していない。マニュアルフォーカス(MF)でマニュアル露出の操作が必要

現行のデジタル一眼であれば、グリーンボタンによる測光でシャッター速度を制御出来るので、MFとグリーンボタンによる測光が気にならなければ現行機でも使える。小型軽量という観点からフィルター径も49mmが標準とされ、フィルターを統一し易いシリーズ。

PENTAX-A

Mシリーズと姿形が似ているが、絞り値に「A」ダイヤルが追加され、「A」に合わせる事でボディ側での絞り値制御が可能になった。

これにより、デジタル現行機で使う際はMF専用ではあるもののAvやTvなどの自動露出が使用可能。手軽に写真を撮るならこのシリーズ以降のレンズにしておきたいところ。

PENTAX-F

オートフォーカスに対応した初めのシリーズ。塩ビ管の様な色とデザインがかなり特徴的なプラスチック外装。正直ダサい

このシリーズより、ズームレンズの数が多くなる。オートフォーカスで安い中古のジャンクレンズとしてよく見かけることが多いシリーズ。カビや動作さえクリアできれば現行デジタル機でもAF使用可能だったりするので、安く一眼カメラのシステムをそろえるならアリな選択肢だと思う。KAfマウント採用。

PENTAX-FA

現在でも結構な数が中古市場で出回っている。Fシリーズからさらにオートフォーカスに特化したデザインへと変わっていく。

ズームリングを大きめに取り、ピントリングは滑り止めが無かったり、持つ部分がかなり狭かったりとAF専用とも言って良いくらいのデザインのレンズもある。

このシリーズより従来存在した★レンズ以外にも「味やコンパクトさ」を追求する「Limited」レンズ群が登場

★シリーズでは光学性能を追求したサイズの大きいレンズが今でも高値で取引されていたるする。「Limited」シリーズ以外は生産終了品なので、修理が利かない点には気をつけよう。FA Jと言う廉価版のシリーズもあり、絞りリングの省略で現行のDAシリーズに似た使い勝手となっている。

PENTAX-DA

デジタル対応した現行シリーズ。設計段階でAPS-Cセンサーサイズにイメージサークルを縮小しているレンズが多く、 フルサイズ機では使えない(ケラれる)物が多く存在する。

「WR」簡易防滴「AW」防塵防滴などの対候性能を有するレンズも多く、クイックシフト フォーカスシステムの採用や前玉に汚れの付着し難いSPコーティングを施されたレンズも多い。

特に古いシリーズにこだわりが無ければDAシリーズを揃えれば良いだろう。一部レンズはKAF3マウントになっており、ボディ側駆動に対応していないレンズも存在する。と言っても最近のデジタル機ならば使用可能なので心配するほどでもない。

PENTAX-D FA

デジタル対応レンズで、フルサイズセンサーにも使えるイメージサークルを持つシリーズ

今後、フルサイズ機の発売に合わせてこのシリーズの拡充を行う事が予想出来る。フルサイズ対応でサイズやコストもDAシリーズに比べるとウェイトが重くなっている。

APS-Cセンサーで使う分には中央の描写性能の良い部分を使えるので、現行のAPS-Cで使うのもあり。但し、周辺描写も抜群なレンズであれば、APS-Cカメラにはオーバースペックであることは念頭に入れておきたい。

その他ペンタックスマウント

PENTAX- 0(数字)、PENTAX67、PENTAX645…順にPENTAX Qマウント用、ペンタックス67、PENTAX 645系に装着するレンズなので、そのままではKマウントには装着出来ない。67と645についてはマウントアダプターでKマウントボディに装着する事が 出来る。

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★(スターレンズ)

PENTAXシリーズにおいて、高級レンズ群に付加されるレンズ名。 妥協の無い光学設計にEDガラスやSPコーティングなどを贅沢に使ったレンズ。

公式によると★レンズは強力な耐候性能を有し、ボディの防塵防滴と同程度の性能らしい。また単焦点・ズーム共に大口径レンズであり、小型なPENTAXレンズにおいてはかなり大きいサイズのレンズが多い。

FAシリーズのスターレ ンズは☆(白星)で記載される。FA☆シリーズは生産終了品なものの、まだまだ中古市場では高価な取引がなされている人気モデルだ。実はMレンズからコソッと登場しており、本格的に姿を表したのはAレンズから。

DA★シリーズは全てのレンズにおいて防塵防滴、クイックシフトフォーカスシステムに対応している。また、SDMと言う超音波モーターによるレンズ内駆動を採用しているので静音性に優れている。

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Limited

レンズの味」や「小型で高級な単焦点」 と言った方向性のレンズ群に付加されるレンズ名。スターレンズが他社の高級レンズ群に該当するとしたら、このLimitedレンズ群はペンタックス独特のレンズ群と言えるもの。

特にアルミ削りだしによる鏡筒や小型軽量という点が特徴的。描写傾向で「味」を他人に伝えることは難しく、とりあえず買って使ってみるのが良し。「FA Limitedシリーズ」は今でも人気があり高値で取引されている。「DA Limited」はFAにくらべるとカッチリした描写傾向なので、一概にLimitedで描写傾向を括ることは出来ない。

また、スターレンズと違って防塵防滴では無いレンズがほとんどなので、取り扱いには気をつけよう。

レンズによって妙な焦点距離だったりするのは、レンズの明るさ(F値)を維持しながら小型化をする上での長さだっ たり、プロカメラマンの経験から来る画角だったりするらしい。

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DC

AFの駆動をレンズ内に搭載したDCモーターで行う事が出来るレンズに付加される。

Kマウントのレンズは「DCモーター」の他に「ボディ内駆動」と「SDM(超音波式 モーター)」に駆動方式が分かれている。SDMと比べてDCモーターによるAFは早く、音もそこまで大きくない。最近発売されるレンズにおいてもDCモー ター搭載レンズが多く、SDMは使われていない。

SDM搭載レンズの中には故障が多い個体もある中で、DCモーター搭載レンズの信頼性は高い。それはそれでどうなのか?という点はあるのだけども…。

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SDM

超音波モーターを搭載したAF駆動のレンズに付加される。

主に DA★レンズでSDM搭載レンズが多い。静音性が高く、スーッと素早くフォーカシングが可能。個体やレンズの種類によっては故障が多いなど信頼を置けない事が多い。特にSDM搭載の中古レンズに関してはよく調べてから購入したいところ。

最近発売するレンズはDCモーターにするあたり、SDM方式は無かった事になりそうな気が…。最近発売されたPENTAXご謹製のレンズはいずれもDCレンズモーターだったりする。「70-200mmF2.8」しかり、「28-105mm」しかり、「150-450mm」しかり。

反面、OEMが噂される「15-30mm」「24-70mm」はSDM。うむ、分かりやすい。いや買ったけどねDFA15-30mm。おそらく従来のSDMと別物のはずだと高をくくっているのだけど、一抹の不安は拭えない。頼むぞPENTAX!

また、AFの 速度もDCモーターに比べて遅かったりする(DA★搭載SDM)ので静音性以外にあまり優位性が無い。CanonやNikonのUSMやAF-Sを想像していると悲しい事にな る。特に所有しているDA★55mmの印象が強いのだが、DA★300mmなどではそうでもないAF速度なので、他ユーザーのレビューもしっかりと見 て決めて欲しい。★16-50mmがSDM搭載レンズの中でも高速AFとのことだ、ただし故障の話が絶えないレンズでもある。

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PLM

パルスモーターを使ったペンタックスKマウント第3のレンズ内駆動方式。

他社で言うステッピングモーターを使ったレンズを想像して頂くとお分かりになると思う。静音性と高速性を両立する素晴らしい駆動方式だ。但し、駆動力に限界があるらしく、あまりレンズが巨大なモデルには採用されていない。主にAPS-C用のズームレンズに採用されている駆動方式。

従来のボディ内駆動と比べて数倍の高速化を実現している事もあり、今までのKマウントレンズとは別物な使用感になりそうだ。

2016年6月現在では『HD PENTAX-DA 55-300mm F4.5-6.3 ED PLM WR RE』のみとなっているが、今後この駆動方式を採用するレンズが増えていくと思われる。

WR

簡易防滴なので、他社で言うところの防塵防滴では無いので注意。とは言え、他社でよくある「配慮した設計」と言うよりは真面目な防滴設計といった印象。よく水洗いされている動画が多いのは有名だ。

波しぶきや 雪の中で使用した所、問題なく使えているので信頼性は高い。特に防塵防滴のK-50やK-30などのエントリー機でも 防塵防滴ボディが存在するPENTAXにおいて簡易防滴の有り難みはかなり大きいと言える。

コンディションが変化しやすい山登りなどでは、WRレンズを付けてアタックしたい。また、防滴による密閉性の甲斐もあって遮音性も普通のレンズより高い。

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AW

防滴に加えて、防塵機構を有するレンズ。特に塵・砂などの悪環境で使用の際に性能を発揮する。米軍が砂ぶっかけて水でバシャバシャ洗う動画は有名だったりする。

ちなみにスターレンズは今のところ例外なく防塵防滴の為、AWの記載はない。

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RE

沈胴式レンズの際に使われる表記。

今のところ「HD PENTAX-DA 18-50mmF4-5.6 DC WR RE」のみ。

クイックシフトフォーカスシステム

ボディ側のAF/MF切替レバーを「AF」状態のままで、AF後(シャッターボタン半押し)やAFキャンセル時にフォーカスリングを操作する事でMFが可能なレンズ機構の事。キヤノンで言うフルタイムマニュアルに似ている。

微妙なピント位置の調整が必要なマクロ撮影や望遠レンズで特に使い勝手が良い。私はマクロ撮影時にAFでピントをざっくり合わせた後に「AFキャンセル」ボタンを押しながらじっくりピントを追い込む為に使っている。

バイワイヤ(フォーカス駆動が全て電動)の様な方式ではなく、フォーカスリングのトルクが直接レンズに伝わるので使っていて違和感が無いのは気持ちが良い。電源を落とした状態でもピントの調整は可能だ。

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操作・システム

ハイパープログラム

hyperprogramペンタックス独自の便利なモード。

本来、適正露出における各種設定値が決まっているプログラムオート時において絞り値・シャッタースピード値を割り込めるシステムの事。要するにオートモードからモードダイヤルを触ること無く、F値を固定したりシャッタースピードを固定出来るということ。

私は普段プログラムオートの「MTF優先モード」に設定しつつ、必要に応じてハイパーAv・Tvを使っている。

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ハイパーマニュアル

hypermanualペンタックス独自の便利なシステムの一つ。マニュアルモード時は適正露出に合わせる為にF値とシャッタースピードを弄る必要がある。しかし、ペンタックスでは「グリーンボタン」を押すことで予め設定してあるプログラムラインで適正露出を設定してくれる。

これは絞り駆動をレンズで行うMレンズやKレンズでも使用可能で、F値がレンズの絞り値優先で決められるためにシャッタースピードで調整してくれる。シャッタースピードが不足する場合はISO感度を高めて再度測光する事で調整される。

この操作性によってオールドレンズへの親和性が高く、使い勝手が良い。

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構図微調整

可動するセンサーを使用しているペンタックスならではの機能。

例えば三脚にガッチリとカメラを固定した後に、ちょっとだけ構図をずらして微調整したい時がある。そんな時にセンサーをずらすことで余分な端を切ったり割増する事が出来る。地味だけど、使う人にはとってもナイスな機能。

今年の春に登場するPENTAX K-1は従来までの可動範囲1mmに対して、1.5mmと150%の可動範囲を誇るそうだ。

色々調べてみると、構図微調整にはパースを弱めるシフト効果を発生させる事ができるらしい。しらんかった…、K-1が届いたら超広角とセットで一度やってみよう。

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自動水平補正

suihei

K-5公式より

構図微調整同様、センサーシフト式というギミックを上手に活用した機能の一つ。

ボディに内蔵されている電子水準器と連携させる事で、自動でセンサーを水平に調整してくれる機能。特に水平線をキッチリカッチリ横一文字に手持ち撮影する時などに便利。

注意点は電子水準器が不調だと、もちろん水平補正も従ってズレる。「おかしいな?」と感じたら要点検。

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アストロトレーサー

センサーシフト式を使ったペンタックス独自機能。GPSと連携させる事で、赤道儀要らずの天体撮影を楽しめる。

特にGPSを内蔵しているK-1やK-3IIならオプション要らずのカメラ単独で撮影出来てしまう。GPSを内蔵していなくても、別売りの「O-GPS1」をアクセサリシューに装着すれば使用可能だ。

じゃあ赤道儀とどっちが良いの?と言うと、「真面目に最高のコンディションで撮るなら赤道儀」で、「手軽に天体撮影を楽しむならアストロトレーサー」。

面倒な調整はカメラが全てやってくれるものの、センサーシフトの可動範囲は限られている。よって長時間露光にするとセンサーでは追い切れない場合があるので気をつけよう。

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SR (Shake Reduction)

ボディに搭載されるセンサーシフト式の手ぶれ補正機構の事。本来センサーシフトはこの為に存在するが、ペンタックスではこの機能を最大限に活かすため諸機能が盛り込まれた。

現在はK-1の最大5段分の5軸手ぶれ補正をはじめとして、K-3IIの4.5段分など高い補正効果が見込めるモデルが多くなっている。K-3IIからは流し撮りに対応している。

レンズ側にいちいち手ぶれ補正機構やレンズを採用していないので、レンズが比較的コンパクト・軽量に設計しやすい。さらに、古いレンズでも手ぶれ補正を効かせることが出来るのは素晴らしい事だ。シグマなど解像度重視の単焦点で手ぶれ補正を搭載していないレンズにおいても同様。

泣き所は画角の狭い望遠レンズを使った時にファインダー像が安定しない点。よって不規則に動く被写体をフレーミングしながら追従するには反射神経と技術が必要。

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グリーンボタン

ペンタックス独自の魔法のボタン。

前述したハイパー操作系には不可欠な存在で、ハイパーマニュアル時は適正露出をはじき出してくれるボタンであり、ハイパープログラム時は色々弄った設定値をボタン一発でプログラムラインに復帰してくれる。言ってしまえばキャンセルボタン。

露出調整を操作している時もグリーンボタンで一発で0設定。ISOを設定値にしている場合でもグリーンボタンで一発オート。カラーバランスや諸設定を操作時もグリーンボタンで一発初期設定。

他のメーカーのカメラと違って、グリーンボタンの役割は一定でその為だけに存在するので使い勝手はかなり良好。

参考サイト

 - カメラ・写真の用語集, 写真が面白くなる100の方法