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魅惑の赤バッジ望遠 XF50-140mmF2.8 R LM OIS WR【評価・作例】

      2017/05/28

  • 2017.5.28:全体的にページを更新
  • 2015.12.15:ページを公開

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レンズデータ

レンズ仕様

型番 XF50-140mmF2.8 R LM OIS WR
レンズ構成 16群23枚(異常分散レンズ6枚、内1枚スーパーEDレンズ)
焦点距離 f=50 – 140mm(35mm判換算:76 – 213mm相当)
画角 31.7°- 11.6°
最大口径比(開放絞り) F2.8
最小絞り F22
絞り形式
羽根枚数
7枚(円形絞り)
ステップ段差
1/3ステップ(全19段)
撮影距離範囲
標準
1m~∞
マクロ
1m~3m
最大撮影倍率 0.12倍(望遠)
外形寸法:最大径×長さ(約)
※先端よりマウント基準面まで
ø82.9mm×175.9mm(ワイド端/テレ端)
質量(約)
※レンズキャップ・フード・三脚座含まず
995g
フィルターサイズ ø72mm
略称 F XF50-140 F2.8 R LM OIS WR

MTFチャート

wide

wide

tere

tere

レンズ構成図

pic_01

フジノン 大口径望遠ズーム

「XF16-55mmF2.8 R LM WR」と同様に、性能を突き詰めたレンズ。良好な描写能力防塵防滴・金属鏡筒による堅牢性や強力な5段分の手ぶれ補正とかなり贅沢なスペックに仕上がっている。

その分、レンズの重量は1kgに近い重さでありXシリーズのどのカメラにつけてもフロントヘビーなバランスになってしまうだろう。特にコンパクトなミラーレス一眼なので、グリップ性は一眼レフ機に比べると劣る。ハンドグリップなどを装着して使うとより安定性を増す。

中央は非常に良好な解像度であり絞り込みF5.6でピークを迎える。周辺描写は開放時にワイ端・テレ端で良好なものの、中間域で若干甘い描写となる。他のXマウントレンズと同様、歪曲と周辺減光は目立つが補正により解消する。但し、RAW現像時は補正可能なソフトを使用しなければならない。

海外の評価

Photozone:高価だがそれ相応の高品質なレンズ

外装

レンズを揺さぶるとフォーカスエレメントがガタガタと音がすると言及できるものの、造りはとても素晴らしいものだ。電源を投入するとこの異音は無くなる。

広いゴム製のコントロールリングはとても滑らかに動作する。インナーズームであるため、レンズの全長はズーミングにより変化しない。

AFシステムは高速で静かな動作音だ。手ぶれ補正は5段分と富士フイルムは主張しているが、我々のテストでは3~4段分の補正効果だ。

画質

歪曲 50mm 90mm 140mm
JPEG 0.0488% 0.0391% 0.127%
RAW 0.507% 1.21% 1.54%

歪曲…フジフイルムは自動補正を利用しているため、デフォルト設定で使用する場合に歪曲を心配する必要はないだろう。RAW形式の場合、50mmではほとんど無視できる数値だがより長焦点となる場合には中程度の糸巻き型となる。

周辺減光 F2.8 F4.0 F5.6 F8.0
50mm 0.47
(1.17)
0.36
(0.49)
0.31
(0.33)
0.16
(0.18)
90mm 0.54
(1.26)
0.43
(0.55)
0.37
(0.38)
0.21
(0.23)
140mm 0.58
(1.53)
0.51
(0.69)
0.47
(0.49)
0.29
(0.31)

周辺減光…自動補正されているので絞り開放かたとても穏やかだ。しかし、RAW形式では絞り開放の場合に150mmでー1.5EVと目立つ。しかし、1段絞ると問題は無視できる程度にまで減少する。

M F2.8 F4.0 F5.6 F8.0 F11
50mm 中央 2873 3004 2843 2702 2396
2586 2829 2686 2667 2385
2439 2755 2678 2653 2375
90mm 中央 2929 3123 2970 2723 2434
2169 2389 2486 2572 2356
2158 2360 2446 2476 2311
140mm 中央 3006 3149 3039 2727 2431
2305 2452 2487 2399 2775
2306 2358 2383 2341 2222

解像度…このレンズはラボテストで驚異的な結果を出している。スウィートスポットは50mmでありF2.8から優れた性能を発揮する。中央画質は90~140mmがとてもシャープだが、隅や端の画質はそれほど見事ではない。絞り開放でとても良好であり、中程度の絞り値ではやや改善する。テストした個体の像面湾曲は中程度で偏芯性能は完璧では無いが良好なものだ。

色収差 F2.8 F4.0 F5.6 F8.0 F11
50mm 0.13 0.14 0.14 0.15 0.15
90mm 0.21 0.16 0.12 0.09 0.08
140mm 0.4 0.39 0.35 0.35 0.35

色収差…倍率色収差は全く持って無視できる数値であり、見えるものは何もない。

ボケ…望遠レンズにおいて重要なポイントであり、このレンズは堅実な性能を発揮している。後ボケはとても滑らかであり、前ボケは比較して少し騒がしい。玉ボケも滑らかでうまく表現できている。玉ボケに対する口径食の影響は大きいが絞ると緩和するが縁取りが強調されてしまう。

ボケ色づき…このレンズではF2.8でもそれほど問題とならない。

結論

このレンズはフジフイルムのレンズラインナップに追加された素晴らしい一本だ。中央はウルトラシャープで、四隅も50mm時は際立った性能で望遠域にズームしてもなおまともな画質を保っている。倍率色収差は後処理要らずの高画質なものだ。周辺減光と歪曲はRAW形式では目立つが、多くのユーザーは自動補正を適用しているので問題にはならないはずだ。単焦点には敵わないが、ズームレンズとしてはボケ質も良好だ。ボケの色づきは絞り開放から問題は無い。

プロフェッショナルのマーケットにアプローチするレンズだけあって、レンズの造りはそれ相応に優れている。構成素材のほとんどは金属であり、幅広いゴム製のコントロールリングは使うのが楽しくなるものだ。全てが緻密に組み立てられており、サイズと防塵防滴機構は肯定的で完璧な印象だ。AFは静かで高速、言うまでもなく手ぶれ補正はとても有効なものでありフジフイルムの公称値程ではないが3~4段分の補正効果を確認した。

しかし、これらのクオリティは全て価格に反映されている。フルサイズ用のキヤノンやニコンのレンズよりも高価(訳注:おそらくF4ズームのこと)であり、手頃な価格とは言えない。しかし、このレンズの高品質さを考慮するとこの値付けは間違ったものでは無い。とてもオススメの出来るレンズだ。

光学品質…3.5~4.0点、メカ的品質…4.0点、コスパ…3.5点

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