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「ここだ!こうだ!これだ!」写真・機材道楽の備忘録

抜群の中央解像力を持つフジノン XF50mm F2 R WR【評価・作例】

      2017/05/14

  • 2017.4.3:Admiringlightのレビューを追加し「海外の評価」項目に抄訳しました。
  • 2017.3.29:Lenstipsのレビューを追加・抄訳。欠点の少ない優れたレンズのようです。特に中央解像力はフジXマウントとしては極めて良好な性能のようですね。
  • 2017.3.26:作例にFlickrを追加
  • 2017.1.21:PhotographyBlog作例を追加
  • 2017.1.20:参考サイトにePHOTOzine Hands onレビューを追加
  • 2017.1.19:ひとまずページを作成。公式ページ・価格.com・DPREVIEWを追加

Points

Good

  • 200gの小型軽量デザイン
  • 絞りリング
  • 防塵防滴仕様
  • 高速AF
  • インナーフォーカス

Note

  • 野暮ったいフードデザイン
  • スペック的にはやや高価

XF35mmF2 R WR」「XF23mmF2 R WR」と続くコンパクトF2シリーズの第3弾。50mmのポートレートレンズが誕生しました。従来のコンセプトと同じく、小型軽量・防塵防滴・高速AFと使い勝手が良いレンズに仕上がっているようです。

23mmや35mmのフードと比べると、デザインがちょっと野暮ったく感じる点が気になります。

参考 記事・サイト

購入早見表

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レンズデータ

レンズ仕様

型番 XF50mmF2 R WR
レンズ構成 7群9枚 (ED非球面レンズ 1枚)
焦点距離 f=50mm (35mm判換算:76mm相当)
画角 31.7°
最大口径比(開放絞り) F2
最小絞り F16
絞り形式
  • 9枚 (円形絞り)
  • 1/3ステップ (全19段)
撮影距離範囲 39cm – ∞
最大撮影倍率 0.15倍
外形寸法:最大径×長さ(約)
※先端よりマウント基準面まで
ø60mm x 59.4mm
質量(約)
※レンズキャップ・フード含まず
200g
フィルターサイズ ø46mm
同梱品 レンズキャップ FLCP-46
レンズリアキャップRLCP-001
レンズフード
ラッピングクロス

 

MTFチャート

空間周波数15本
空間周波数 45本

レンズ構成図

海外の評価

Admiringlight:フジフィルムの看板に恥じないレンズ

長所:非常にしっかりとした小型なレンズ、絞り・フォーカスリングの素晴らしい触感、高速で非常に精確なAF、絞り値に関わらず四隅まで鮮明、お気に入りのボケ、倍率色収差の補正、周辺減光、フレア耐性、手頃な価格

短所:軸上色収差が発生する可能性がある、僅かな糸巻き型歪曲

このレンズは上質で優れた画質とコンパクトさを兼ね備えている。フジフィルムが優れた光学メーカーだと言う評判を継続させるものだろう。

Lenstips:欠点の少ない優れたレンズ

レンズの品質

  • 後ろ玉はマウントから1cm以上深いところにあり、インナーフォーカスの為切り込みがない。それは土埃の侵入する隙間が無いことを意味する。
  • 絞りリングは1/3段ごとに回転させることが出来る。

解像力

lpmm F2 F2.8 F4 F5.6 F8 F11 F16
中央解像力 59 81 81 76 64 52 41
周辺解像力 56 58 58 57 54 48 39
  • F2.8~F4.0の間でこれまでのレコードを破る記録を作った。それは81lpmmという素晴らしいレベルに達しています。絞り開放の結果も非常に良好で拍手喝采だ。
  • 中央の解像力は高いが、四隅の画質は絞ってもあまり改善しない。

色収差・球面収差

  • 軸上色収差はF2.8まで絞っても目で確認できるほど残存している。
  • 倍率色収差は絞り開放ですら問題になるレベルではない。F4まで絞るとほぼ解消される。
  • 球面収差は大きな問題とはならないだろう。

歪曲

  • 30度という画角のレンズで、歪曲補正は比較的簡単だ。しかし、RAWで樽型歪曲が1.49%という結果には驚いた。あなたは特に問題視はしないだろうが、この簡単に補正可能な歪曲を光学設計者は無視したことを意味します。
  • JPEGでデジタル補正後には0.78%と少し修正される。

コマ収差・非点収差・口径食

  • コマ収差の補正は完璧だ。四隅で僅かに影響があるが、明確に分かるほどのものでは無い。その上。F2.8まで絞ると減少する。
  • 非点収差はX-E1で3.5%、X-T2で2.9%と取るに足りないほどだ。
  • 四隅の玉ボケは口径食による影響をとても受ける

周辺減光

  • JPEGでは絞り開放ですでに0.58EVと心配する必要が無い値だ。
  • RAWでは絞り開放で1.66EVの減光がある。F2.8に絞ると0.85EVまで低下する。F5.6で0.35EV、F8で0.27EVと知覚できないまで解消する。

逆光

  • テストした個体で特に大きな問題は無かった。
  • 太陽をフレーミングするとゴーストは発生するが、コントラストの低下は無い。全体としてこのカテゴリは肯定的な評価を下すことが出来る。

オートフォーカス

  • X-T2に装着すると、このレンズはとても速い。近接から無限遠までおよそ0.4-0.5秒かかります。
  • X-E1に装着すると、0.8-0.9秒もかかる。さらに精度も悪かった。X-T2でも2%ほどのミスショットが発生した。
  • 我々のテストがX-T2の改善ファームウェア前という事に注意してほしい。少なくとも5月にはX-T2のための新しいファームウェアが公開されるだろう。
  • 我々のテストではわずかなフォーカスシフトを確認した。特に大きな問題ではなく、部分的に像面湾曲が起因していた可能性がある。

長所:防塵防滴、中央の素晴らしい画質、四隅の良好な画質、問題無い球面収差、低い倍率色収差、知覚できる程度のコマ収差、無視出来るレベルの非点収差、逆光耐性、X-T2による高速で正確なAF

短所:軸上色収差が僅かに問題、RAWファイルの周辺減光

「優れたレンズ」この言葉で十分だろう。これに「適正な価格」「センセーショナルな中央画質」「防塵防滴・小型軽量」「日本製」であることを加えなければならないだろう。僅かに欠点があるものの、それはあまり重要なことではないので我々は評価を変える事は無いだろう。

フジフィルムには拍手喝采だ。

競合レンズとの比較

XF56mmF1.2 R(APD)

型番 XF56mmF1.2 R XF50mmF2 R WR
レンズ構成 8群11枚
非球面レンズ1枚
異常分散レンズ2枚
APDフィルター
(APD 版のみ)
7群9枚
ED非球面レンズ 1枚
焦点距離 f=56mm f=50mm
画角 28.5° 31.7°
最大口径比(開放絞り) F1.2 F2
最小絞り F16 F16
絞り形式 7枚
円形絞り
9枚
円形絞り
撮影距離範囲 0.7m~∞ 39cm – ∞
最大撮影倍率 0.09倍 0.15倍
外形寸法:最大径×長さ(約)
※先端よりマウント基準面まで
ø73.2mm×69.7mm ø60mm x 59.4mm
質量(約)
※レンズキャップ・フード含まず
405g 200g
防塵防滴 非対応 対応
フィルターサイズ ø62mm ø46mm

印象的な写りをする56mm F1.2ですが、サイズや価格で大きく差があるレンズです。また、絞り開放時の描写は好みが分かれる味付けなので、一度作例をチェックすることをおススメします。

描写性能を抜きにして言うと、価格やサイズが手頃で使い勝手は50mm F2の方が良さそうですね。また、防塵防滴仕様ですので天候を選ばずに使用できる点は大きいと言えるでしょう。

普段使いでは50mm F2を、作品作りでは56mm F1.2をチョイス。

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