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富士フイルム XF8-16mm F2.8 R LM WR 最新情報まとめ

このページでは一眼カメラ用交換レンズ「XF8-16mm F2.8 R LM WR」の情報を収集しています。

更新履歴

  • 2019-12-18:ePHOTOzineがレビューを掲載しています。
  • 2019-01-29:IMAGING RESOURCEがレビューを掲載しています。
  • 2019-01-22:PhotographyBlogがレビューを掲載しています。
  • 2018-12-28:フォトヨドバシが実写レビューを掲載しています。いくつかのレビューと作例を追加しました。
  • 2018-12-28:The Phoblographerがレビューを掲載しています。
  • 2018-11-22:Lenstipがレビューを掲載し、DPREVIEWがサンプルギャラリーを公開しました。
  • 2018-11-07:Lenstipがサンプルギャラリーを公開しました。
  • 2018-10-25:予約販売が開始されました。キタムラで24万円台を確認。

レンズデータ

購入早見表

レンズデータ

レンズ仕様

型番 XF8-16mmF2.8 R LM WR
レンズ構成 13群20枚 (非球面レンズ 4枚、EDレンズ 3枚、スーパーEDレンズ 3枚)
焦点距離 f=8 - 16mm (35mm判換算:12 - 24mm相当)
画角 121° - 83.2°
最大口径比(開放絞り) F2.8
最小絞り F22
絞り形式
  • 9枚 (円形絞り)
  • 1/3ステップ (全19段)
撮影距離範囲 25cm?∞
最大撮影倍率 0.1倍(テレ端)
外形寸法:最大径×長さ(約)
※先端よりマウント基準面まで
ø88mm x 121.5mm
質量(約)
※レンズキャップ含まず
805g
フィルターサイズ
同梱品 レンズキャップ FLCP-8-16
レンズリアキャップ RLCP-001
ラッピングクロス

MTFチャート

レンズ構成図

関連レンズ

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海外の評価

ePHOTOzine

高価で大きなレンズだが高性能

  • 第一印象はずんぐりと大きく重いレンズだ。X-T3に装着すると大きくフロントヘビーとなる。それでも手にしっくりとくるクオリティと安心感がある。
  • レンズフードは固定式だ。
  • ズーム操作でもレンズ全長は一定である。内筒は外筒の内部で前後する仕組みとなっている。
  • 出目金レンズのため円形フィルターは使用出来ない。
  • ズームリングには8mm・10mm・12mm・16mmの焦点距離を表示している。とてもしっかりとして十分滑らかな操作性だ。
  • フォーカスリングはバイワイヤ式となっているのでとても緩い。
  • 絞りリングは1/3段ごとに動作する。非常に滑らかな操作が可能だ。
  • オートフォーカスは高速で静かに被写体を捕捉する。
  • シャープネス:X-T3(2600万画素)
    ・8mm中央:F2.8~F16(Excellent)-F22(Very good)
    ・8mm四隅:F2.8(Good)-F4(Very good)-F5.6(Excellent)-F8~F11(Very good)-F16(Good)-F22(Soft)
    ・10mm中央:F2.8~F4(Outstanding)-F5.6~F16(Excellent)-F22(Very good)
    ・10mm四隅:F2.8~F8(Excellent)-F11(Very good)-F16(Good)-F22(soft)
    ・12mm中央:F2.8~F5.6(Outstanding)-F8~F16(Excellent)-F22(Very good)
    ・12mm四隅:F2.8~F11(Excellent)-F16(Very good)-F22(Good)
    ・16mm中央:F2.8~F16(Exellent)-F22(Very good)
    ・16mm四隅:F2.8~F4(Very good)-F5.6~F8(Excellent)-F11(Very good)-F16(good)-F22(Soft)
  • 色収差は全ての焦点距離でゼロに近い数値まで補正している。
  • 歪曲収差
    ・8mm:0.34%
    ・10mm:0.90%
    ・12mm:-0.52%
    ・16mm:-0.08%
  • ボケは良好だが望遠レンズほどではない。
  • 逆光耐性は常に良好だ。フレアは良く抑えてあり、強い逆光でも綺麗な描写となる。
  • 周辺減光は驚くほど控えめで低い数値を保っている。
  • 非常に高価なレンズだが、他に8mmをカバーする明るいXマウントレンズは存在しない。

非常に優れたレンズだが、コストや重量の増加に繋がっている。購入する前に光学性能・価格・サイズの確認はしておくべきだろう。

この高級感のある高価なレンズは必然的に高評価となり、強くおススメできる。

長所:非常に高いシャープネス・実質ゼロ色収差・優れた逆光耐性・優れた操作性・ハイクオリティな作り・低歪曲・低周辺減光・F2.8

短所:価格・重量

ePHOTOzine:Fujifilm Fujinon XF 8-16mm f/2.8 R LM WR Review

Dustin Abbott

  • とても大きなレンズだ。特にAPS-C用であることを考慮すると特にそう感じる。全長は約4.78cm、重量は805gだ。大きいレンズだがビルドクオリティは素晴らしい。
  • フルサイズに換算すると12-24mmに相当する画角を持つが、フルサイズのようなF4ズームと違い口径はF2.8である。広い画角に明るい口径が組み合わさっているため、レンズの大型化は避けて通れない道だっただろう。X-T3にグリップエクステンションを装着するとバランスに問題を感じなかった。
  • もし大口径・広い画角が必要なければ「XF10-24mmF4 R OIS」はフィルター装着可能で手振れ補正を搭載する素敵な代案となるはずだ。
  • XF10-24mmF4 R OIS」のようなステッピングモーターでは無く、リニアモーターを搭載しており、オートフォーカスはより高速で静かな動作だ。
  • 美しい風景写真を撮ることは出来るが、存在理由は他のところにあるはずだ。フォトジャーナリストやウェディングフォトグラファー、イベントフォトグラファーのために設計されたレンズである。
  • ズームリングは滑らかで良好な抵抗感を持つ。ズーミングにより前玉が前後するが、外筒内で完結するためレンズ全長は一定だ。
  • フォーカスリングは従来通りバイワイヤ式の制御となっている。ハードストップが無いため使い辛い。ただし、フジフイルムにはマニュアルフォーカスを補助する多くの機能を備えている。
  • X-T3との組み合わせではオートフォーカスは低照度な環境でもうまくいく。駆動音はとても小さく、ピントが少し迷った時に僅かに「かすれた音」が聞こえるかもしれない。
  • 動画撮影ではキヤノンDP CMOS AFやソニー第3世代ほど滑らかなAFでは無いが、それでも動画撮影に使えるAFだ。ただし、このレンズを支えるジンバルは小型モデルでは対応できないかもしれない。
  • 画質に関する欠点は僅かだ。8-16mmの大部分の領域は常にシャープだが、8-10mmの四隅の端では大きな差があること(F5.6まで絞ると非難するほど悪く無い)。プロファイルを適用しないRAWファイルでは陣笠状の歪曲収差が残続することなどがある(歪曲は内蔵プロファイルでほぼ修正できる)。
  • 色収差の補正は完璧だ。
  • 8mmでも16mmでもコマ収差はとても小さい。
  • 一部の極端な状況ではゴーストを目にする機会があったが(かなり絞った状態)、多くの状況では逆光耐性は良好なようだ。
  • シャープネスは8mmでF4がピークとなり、それ以上絞っても改善しない。16mmではF5.6でも少し改善する。画質向上でそれ以上絞る理由は見当たらない。
  • コントラストはどの絞り値でも優れている。

この焦点距離と明るさを必要とする人は限られてくるはずだ。そして全員がこの種のレンズに費やせる予算を持っている訳では無い。明るさや画角の広さを重視し、金額に糸目をつけないのであれば、このレンズはあなたを幸せにしてくれるはずだ。大きく重く高価なレンズだが、それ以外に文句を付ける点は無い。

F2.8ズームのサイズと重量は風景写真家には多少無駄なものと感じるだろう。これはウェディングフォトグラファーやビデオグラファーが真剣に検討すべきレンズだ。

長所:充実した耐候性・美しいデザイン・リニアモーターの静かなAF・美し演色性・四隅を除く大部分が絞り値全域でとてもシャープ・ほぼ完璧に補正された色収差と周辺減光・とても小さなコマ収差・うまくデジタル補正された歪曲収差

短所:四隅はとてもシャープにならない・8mmのRAWでいくらか陣笠状歪曲がみられる・手うbレ補正無し・高価・一部の状況でゴーストが発生・一般的なフィルターは使用不可

IMAGING RESOURCE

  • 全体的なデザインは従来のXFシリーズと同様だ。
  • ズームリングには8mm、10mm、12mm、16mmが印字され、短い回転角でズームレンジ全域を操作する。かなり抵抗がある動作なので誤操作することは無いはずだ。
  • 固いズームリングの一方でフォーカスリングはとても緩い。幸いにもゆっくり回転させることで正確に操作可能だ。
  • とても大きなレンズだが、それでもフルサイズ用14-24mm F2.8や11-24mmF4よりも小さい。
  • 11カ所の防塵防滴処理が施されているプロ仕様だ。私の経験から言うとフジフイルムでトップクラスの耐候性だと思われる。
  • シャープネス
    ・FUJIFILM X-T3のRAWをACRで現像したものをチェックした。
    ・特に中央フレームはズームレンジ全域でとてもシャープだ。
    ・8mm F2.8でも大部分はシャープだが、四隅は予想通りいくらか低下する。
    ・8mmの四隅はシャープにするためにはF5.6~F8まで絞ることをおススメする。まだソフトさは残るものの、等倍確認しない限りは目立たないだろう。
    ・12mmはフレーム全体の一貫性が向上する。中央は8mm同様で四隅が少し良好だ。絞り開放はまだ少しソフトだが、超広角ズームとしては見事だ。
    ・16mmは開放でも四隅がとても良好だ。
    ・完璧では無いが、ズームレンジ全域でとてもシャープなレンズだ。要求レベルの高いフジXフォトグラファー必携の超広角レンズである。
  • 周辺減光はいくらか発生するが、心配するほどでは無い。
  • 色収差は特に問題を感じなかった。
  • 歪曲収差はよく抑えられている。
  • オートフォーカスは高速で静かである。
  • 最短撮影距離は25cmと一般的なパフォーマンスだ。
  • あらゆる状況でベストな選択肢では無く、「XF10-24mmF4 R OIS」が以前として優れた選択肢であることに変わりはない。XF8-16mmほど絞り開放はシャープでは無いが、風景撮影のようにF5.6-F11まで絞ると画質差は大きなものでは無い。円形フィルターを使えたり、手振れ補正を内蔵していたりするので便利なレンズだ。

好きなポイント:とても良好なビルドクオリティ・F2.8でもズームレンジ全域でシャープ・F2.8ズーム・最広角のXFズームレンズ

好きではないポイント:円形フィルター装着不可・手振れ補正非搭載・重い・高価

シャープネスや収差補正などは2000ドルの価格設定に応える光学性能だ。フィルターを必要としないか、フィルターホルダーに追加投資でき、サイズと価格が問題なければ驚異的なパフォーマンスを堪能できるだろう。

jonasraskphotography

  • 8-16mm F2.8はコンサート写真家を楽しませてくれるレンズだ。私はこのレンズの登場に興奮しているフジフイルムの写真家を少なくとも2名は知っている。
  • このレンズは魚眼レンズのようにフロントフィルターを装着することは出来ない。長秒露光マニアにとってフィルターアダプターが登場するのを待つ必要があるだろう。これは私にとって最大の欠点の一つだ。
  • 小さなレンズでは無いが、2017年に公開されたプロトタイプと比べてずっと小さくなっている。しかし、X-T2との組み合わせはフロントヘビー、X-H1との組み合わせは適している。
  • ”レッドバッジ”らしいクオリティのレンズだ。金属鏡筒でフォーカスリングは滑らかで完璧な減衰感を持っている。絞りリングの抵抗量は適切だ。数あるレッドバッジの中でも最も優れている。試用期間が短かったので耐久性は割愛する。
  • このレンズには手振れ補正が搭載されていない。
  • 10-24mmと比較して優れているポイントは耐候性だ。
  • オートフォーカスはカメラボディに関係なくとても速い。
  • このレンズの歪曲は魚眼と正反対であり、歪曲ないストレートなレンズだ。LAOWA 9mm F2.8の歪曲補正には驚かされたが、このレンズも同等である。さらにこのレンズはLAOWAのような周辺減光が無い。
  • 隅から隅まで信じられない程シャープだ。10-24mmよりも遥かにシャープである。それは絞り開放F2.8にも当てはまる。
  • ボケはかなり良好だが、このレンズを買う人にとってボケはあまり問題とならないだろう。
  • 光芒はかなり良好でカッコいい。
  • レンズのコーティングが良く作用しているのかフレアはとても良くコントロールされている。

Lenstip

  • このレンズは直接のライバルが存在しないため結論を出すのは難しい。このレンズはNIKKOR 14-24mmよりも小型軽量だが、フルサイズより小さいセンサーであるAPS-C用としては他のレンズよりも大きい。
  • 後玉は固定・密閉されている。レンズ後方から汚れや埃が内部へ侵入することはないだろう。面白いことに後玉はマウントから突き出ている。
  • このレンズは日本製だ。
  • 13mm幅の絞りリングは1/3段刻みで調整可能だ。
  • 22mm幅のズームリングはゴム製で8mm、10mm、12mm、16mmの表示がある。リングは良好な抵抗感を持ち、滑らかで均等に動作する。
  • 18mm幅のフォーカスリングはゴム製だ。電子制御のため両端にハードストップは存在しない。ピント距離全域を移動するための回転角は180度以上だ。
  • 2000ドルのレンズには「柔らかいポーチ」が付属する。しかし、これは「ラッピング布」という言葉のほうが適切だ。他社ではこの価格帯のレンズにしっかりとしたレンズケースが付属している。
  • 解像度
    ・Xレンズの単焦点レンズのベストな結果は約80lpmmに達し、良像は44-45lpmmだ。
    ・中央:このレンズは焦点距離に関わらず絞り開放から約70lpmmに達する。焦点距離を考慮するとこの数値は優れたものだ。12-16mmの範囲で絞ると80lpmm近くとなり驚異的なパフォーマンスだ。8mmは少し劣るが最大で74lpmmを超え、全く悪く無い。レンズ設計者は賞賛すべき素晴らしい仕事をしてくれた。
    ・隅:ここでも12-16mmは明らかに優れている。絞り開放から良像を上回り、批判すべき点が無い。しかし、8mmには少し問題がある。絞り開放では良像以下の結果となり、良像に達するためにはF4まで絞る必要がある。
  • 低分散ガラスを6枚使っているにも関わらず、軸上色収差は完璧に補正されてはいない。重大な問題では無いが、僅かに目立つ。
  • 倍率色収差は12-16mmの範囲で全く問題無い。収差は0.05%以下に抑えられ「とても低い」と言い表すことができる。最短撮影距離では少し増加するが、問題となることはほとんど無いだろう。絞り開放でのみ中程度に近づく値となるが、高い評価には変わりない。
  • この焦点距離で球面収差の影響を確認するのはとても難しい。
  • 歪曲はデジタル補正に依存している。補正を適用しない場合は8mmでー8.41%の変形(陣笠状のため数値が少し高い)。焦点距離により徐々に数値が低くなる。10mmでー3.59%、12mmでー0.56%まで低下する。その後は急速に糸巻き型へ変化し、16mmで2.71%とかなり高い数値に達する。
  • 歪曲はJPEGできちんと補正されているが、時に過補正されていることもある。画角は補正後に121.0度である。これは補正後の画角が仕様となっていることを意味している。結果的に、RAWファイルには仕様よりも広い画角のデータが収められている。
  • コマ収差は8mmで最も大きくなり、12-16mmでさえ四隅で僅かに変形している。
  • 非点収差の平均値は7.6%と穏やかな結果だ。ただし、これは平均値であり8mm F2.8では20%を超えるとても高いレベルであり大問題となる。
  • ボケは非球面レンズ4枚の影響で「オニオンリング」が発生している。ただし、120度超の画角でクリーミーなボケを期待するべきではない。
  • 周辺減光はJPEGの8mm F2.8でー0.71EVととても良好な結果だ。デジタル補正が適用されないソフトウェアで現像すると8mm F2.8でー2.11EVである。これは大きな数値だが、画角と絞り値と考慮すると妥当なものだ。しかし、この減光は絞っても解消しない。中間の焦点距離では少し小さくなるが、絞っても解消しない。16mmで最も良好な結果となるが、F11まで絞っても依然としてー1.112EVの減光が発生している。
  • 逆光耐性は複雑な光学系と出目金レンズを考慮するとそれほど悪く無い結果だ。ゴーストは発生するが、とても小さくまとまっている。
  • オートオーカスは静かでとても高速だ。実際の速度を検出するのはとても困難だが、悪条件でも0.2秒を超えることは決してなかった。多くの場合はそれよりもさらに短縮される。

長所:頑丈かつ防塵防滴・センセーショナルな中央画質・12-16mmで程よいフレーム隅の画質・僅かな軸上色収差・低倍率色収差・静かで高速なAF

短所:コマ収差が少し大きすぎる・RAWの歪曲がとても大きい・RAWの周辺減光が目立ち絞っても改善しない

私の感想としては良い部分と悪い部分が混ざり合っている。中央画質は驚異的でレンズは頑丈で耐候性を持つ大口径ズームである。

しかし、レンズの価格はNIKKOR 14-24mm F2.8GやSIGMA 12-24mm F4よりも遥かに高価、コマ収差に苦しみ、非点収差は部分的に厄介、RAWの周辺減光は大きく絞り値による改善は少ない。そしてとても控えめな付属品は2,000ドルの価格設定としては本当にひどい。

このレンズが発表された時、私はとても興奮した。そして価格を知った時、「テストでブリリアントな性能ならそれはそれで良し」と考えた。しかし、テスト後に数多くの小さな欠点を見つけた後は価格設定が高すぎると感じ、これを打開するには値下げしかないと思っている。もちろん、このレンズが良好な仕上がり、光学的に良好であることには変わらない。

PhotographyBlog

  • 805g、120mmのとても大きく重い超広角ズームレンズだ。XF10-24mm F4と比較して2倍の重量と30mm長い全長である。
  • FUJIFILM X-T3との組み合わせで過度なフロントヘビーとはならない。ビルドクオリティはボディに匹敵する以上のものを感じる。
  • 金属マウントと高品質なプラスチック製鏡筒だ。出目金レンズのためねじ込み式フィルターは装着できない。
  • フォーカスリングは滑らかに動作し、十分な幅を備えている。
  • リニアモーター駆動のAFはX-T3との組み合わせで高速かつ正確に動作する。
  • 絞りリングは1/3段ごとに動作すし適度な抵抗感を持つ。
  • 8mmでも歪曲収差はほんのわずかだ。絞り開放における周辺減光も良く調整されている。
  • このような広角ズームとしてはフレアは上手く抑えられている。
  • 色収差は問題とならない。
  • 光条はF16~F22で優れた形状となる。
  • シャープネス:
    ・8mm:中央は絞り開放から顕著にシャープでF2.8-F11でピークとなる。F16で回折が始まり、F22でさらに影響は強まる。隅はF2.8で幾分かソフトだが、F5.6まで絞るととても素晴らしい領域まで向上する。F8まで絞ると最適だ。
    ・10mm:中央は絞り開放から顕著にシャープでF2.8-F11でピークとなる。F16で回折が始まり、F22でさらに影響は強まる。隅はF2.8で幾分かソフトだが、F5.6まで絞るととても素晴らしい領域まで向上する。F8まで絞ると最適だ。
    ・12mm:中央は絞り開放から顕著にシャープでF2.8-F11でピークとなる。F16で回折が始まり、F22でさらに影響は強まる。隅はF2.8で幾分かソフトだが、F5.6まで絞るととても素晴らしい領域まで向上する。F8まで絞ると最適だ。
    ・16mm:中央は絞り開放から顕著にシャープでF5.6-F11でピークとなる。F16で回折が始まり、F22でさらに影響は強まる。隅はF4まで幾分かソフトだが、F5.6まで絞るととても素晴らしい領域まで向上する。F8まで絞ると最適だ。

XF10-24mm F4と比べて、広い画角を持ち、1段明るく、防塵防滴だが手振れ補正は搭載していない。そしてより大きく、2倍の重量と価格、ねじ込みフィルター非対応だ。

良いレンズには違いないが、非常に高価なレンズである。より小さく軽量で、より安価で手振れ補正を搭載した古いXF10-24mm F4も一考する余地があるだろう。

フジフイルムXマウントで究極の広角ズームを求めるならこのレンズだ。

The Phoblographer

  • とても大きなレンズだが、広角ズームレンズなので喜んで受け入れる。フジフイルムのズームレンズはとにかく大きい。
  • 固定式レンズフードだがサイズは控えめで邪魔にはならない。
  • 豪雨の中でX-T3と組み合わせて持ち出したが問題無く動作した。値札を正当化するのに役立つだろう。
  • 明るい広角ズームなのでほぼ全ての状況で簡単にフォーカシングができる。
  • 画質はシャープで発色は良好だ。
  • APS-Cと広角ズームの組み合わせなので基本的にボケは期待できない。

更新履歴

  • 2018-09-09:PhotographyBlogがサンプルギャラリーを公開しました。
  • 2018-09-07:ePHTOzineが作例を掲載しました。
  • 2018-07-20:正式発表されました。噂通り11月発売とのことですのでまだ時間がかかりそうですね。予約開始は10月25日とのこと。
  • 2018-07-17:Fujirumorsが「7月発表だけど11月発売」と発信しています。レンズを使えるまでもう少し時間がかかりそうですね。
  • 2018-07-08:Fujirumorsが信頼できるソースから「7月に正式発表の予定」と情報を受け取ったようです。いよいよですねえ。
  • 2018-05-02:ページを作成しました。まだ正式リリースされておらず、現在以下のような噂情報が出回っています。
    今後のXFレンズに採用が期待される新しいコーティングを導入
    発売は2018年中ごろ

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