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「ここだ!こうだ!これだ!」写真・機材道楽の備忘録

フォーサーズの銘玉・迷玉マクロ ZUIKO DIGITAL ED 50mm F2.0 Macro【評価・作例】

      2017/07/12

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レンズデータ

レンズ仕様

焦点距離 50mm(35mm判換算 100mm相当)
最大口径比/最小口径比 F2.0 / F22
レンズ構成
防塵防滴機構 防塵防滴機構
フォーカシング方式 フローティング
画角 24°
最短撮影距離 0.24m
最大撮影倍率 0.52倍(35mm判換算 1.04倍相当)
最近接撮影範囲 33.3 x 25mm
絞り羽枚数 7
フィルターサイズ Ø52mm
大きさ 最大径×全長 Ø71 x 61.5mm
質量 300g

MTFチャート

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レンズ構成図

zuiko-digital-ed-50mm-f2-0-macro-lens

海外の評価

Lenstip:極上の光学性能だがAFが問題

  • レンズが格納状態の場合には他社の古典的な50mmと遜色ない大きさだ。しかし、撮影を始めると前玉は大きく伸び、全長は2倍となる。
  • レンズの造りで特徴的なことは防塵防滴仕様であることだ。
  • フォーカスレンズはカメラ側の制御でのみ駆動する。マクロレンズでは厄介な仕様だ。さらに、レンズが伸びた状態を元に戻すためにはカメラに装着して作動する必要がある。フォーカスリングは適切な位置に配置され、とても正確な操作が可能だ。
  • マクロレンズでは特に有用なフォーカスリミッターが搭載されていない。
  • ZD35mm F3.5の解像力はコストパフォーマンスを含めて称賛したが、このレンズはより高価でよりシャープなレンズだ。F4まで絞ると50lpmmのレコードを達成し、隅の画質は中央と比べて僅かに劣る程度だ。絞り値・フレーム位置によらず常にシャープな画質を得ることが出来る。
  • 倍率色収差の補正は完璧で他のレンズより抜きんでている。全ての絞り値において無視できる値はまさにスタンディングオベーションだ。
  • 歪曲は極僅かに糸巻き型だ。
  • フレームの四隅でコマ収差は目立つが大きなものでは無い。絞ると改善しF4ではゼロとなる。
  • 非点収差は僅か3%と非常に良好な結果だ。
  • 周辺減光は絞り開放でー0.62EVと自慢できる程では無いが、1段絞ると減光はほぼ解消する。
  • 逆光、特に太陽がフレームインすると淡いゴーストと全体的なコントラストの低下が発生する。しかし、この影響はそれほど強くはなく、オリンパスのコーティングは満足できるものであり評価するべきポイントだ。
  • 35mm F3.5における最大の問題はオートフォーカスだった。残念ながら、より高価な50mm F2.0は改善されていないばかりか、兄弟よりも遅い。オートフォーカスはより遅く煩い仕様でマクロ~無限遠までの移動に約2.5~4秒ほどかかる。オリンパスがフォーカスリミッターを採用していたら、フォーカススピードの向上が測れただろう。
  • 幸いにもZD50mm F2.0のオートフォーカスは遅くても正確だ。また、前後へのフォーカスシフトの傾向もない。

長所:良好な造りの鏡筒、絞り値に関わらずセンセーショナルな中央・周辺画質、色収差が存在しない、低い歪曲、無視できる非点収差、少し絞ると皆無になる周辺減光

短所:遅くて煩いオートフォーカス

これはテストしていて楽しいレンズだ。光学的には本当に素晴らしいレンズだが、オートフォーカスが遅いと言う重大な改善点がある。もしもオリンパスがこの点を改善したニューモデルを登場させたとしたら、私は何も批判すべき点を挙げることは出来ないだろう。

35mm F3.5と50mm F2.0のどちらを買うか?これは難しい問題だ。前者はチープだが多目的に使えてオートフォーカスは少し速い。後者はしっかりとした造りで明るく、良好な光学性能だ。ベストな選択肢は両方とも手に入れてしまう事だが、我々の懐事情はどうだろうか?

F2.0の明るいハーフマクロレンズ

開放F値が一般的なマクロレンズよりも明るいF2.0仕様の中望遠マクロレンズ。

実にオリンパスらしい明るいレンズだが、マイクロフォーサーズでお馴染みとなった35mm判換算で2倍マクロという接写性能では無い。最大撮影倍率0.52倍、35mm判換算で1.04倍のマクロレンズとなる。

使い勝手としてはキヤノンの「EF50mm F2.5 コンパクトマクロ」に近い性能で、そこから画角を狭めて換算100mm程度となった感じ。

描写性能は極めて良好。F2とは思えないヌケの良さと切れ味が両立しており、四隅を含めたフレーム全体で安定した解像度を達成している。さらにF2.8まで絞ればF8までは解像度のピークが続く使いやすさも持ち合わせているのだから驚きだ。ただし、絞り過ぎると7枚羽根の絞りが主張し始めるので、F5.6くらいまでが使い勝手の良い範囲。

色収差は文句なしに補正されており、強い光源を置いても問題なる事はすくないだろう。周辺減光も良く補正されており、F2でも目立つことは少なくF2.8まで絞ればスッキリ解消する。

競合レンズがF2.8始まりであることを考えると、F2.8で描写性能のピークを迎える本レンズは大きなアドバンテージと言える。

マイクロフォーサーズ機にはアダプタを介して使用可能だが、残念な事にハイスピードイメージャAF(コントラストAF)には対応していない。像面位相差AFを搭載しているE-M1・E-M1 Mark IIでの使用が推奨される。とはいえ、元がかなり遅いAF駆動なので、劇的に改善するかと言われると否。

また、中望遠マクロとしてはフォーカスレンジリミッターを搭載していないため、AFが迷うと復帰させづらい点はマイナス。MF駆動もバイワイヤ方式なので、直観的な操作がしづらい点も要チェックポイント。F2.0の明るさは魅力的だが、今から購入を考えているのであればこれらの点は覚悟しておいた方が良いだろう。

描写性能が凄まじいだけにとても悩ましい一本。もし中古良品がお手頃価格で見つかったのならば試しに装着させてもらおう。

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