DPREVIEWがAdobe Lightroom classic CCの新しいバージョン「7.2」について情報を発信しています。
先週末、アドビは我々にLightroom classicの大幅なアップデートを告知した。近日中にリリースされるアップデートで”少なくとも12GBのRAMを搭載するマルチコアマシン”でパフォーマンスが向上するとのこと。
アドビは今回のアップデートで以下の結果が得られると主張している。
- インポートとプレビュー生成の高速化
- ルーペビューの高速化
- 現像時の調整項目反映を高速化
- HDRマージの高速化
- エクスポートの高速化
アドビが3台のパソコンで新バージョンをテストしたところ…
(RAWファイルをJPEG・DNG形式でエクスポート)
- A 10-core iMac Pro with 32GB of 2666MHz DDR4 RAM, a 3GHz Intel Xeon W processor, AMD Radeon Pro Vega 64 graphics card with 16GB of RAM.(JPEG 29.5%高速化・DNG43.7%高速化)
- An 8-core Windows 10 PC with 64GB of 2400MHz DDR4 RAM, a 3.2GHz Intel Xeon E5-1660 processor, and an Nvidia GeForce GTX 1080 graphics card with 8GB of RAM.(JPEG 32.5%高速化・DNG32.4%高速化)
- A 10-core Windows 10 PC with 64GB of 2400MHz DDR4 RAM, a 2.9GHz Intel Core i9 7960X processor, and an Nvidia Quodro P2000 graphics card(JPEG 48.3%高速化・DNG64.7%高速化)
とのこと。実際に我々がテストしてもファイルのインポート・エクスポートで大幅にパフォーマンスが向上している。
2015年のクアッドコア MacBook ProでFUJIFILM X-T2のRAWファイル130枚をインポートしたところ、約80%のパフォーマンス向上が見られた。130枚のRAWファイルをクオリティ80のJPEGで書き出す場合はおよそ10%のパフォーマンス向上だ。
アドビは「パフォーマンス向上に満足しているが、これは始まりに過ぎない」と断言し、継続的なパフォーマンスの最適化と改善を約束している。
とのこと。
なかなか素晴らしいアップグレードのようですが、DPREVIEWのコメント欄では歓迎する声がある一方で…
「いや、そんなハイパフォーマンスなパソコン持ってないよ…」
などなど消極的な声も多く見られます。ここ最近は仮想通貨のマイニングでパソコン関連のパーツが高騰しているので余計にそう感じるかもしれませんね。
また、永久ライセンス版のLightroomを廃止したことで既存ユーザー(Lightroom 6以前)のアドビに対する印象は良く無いようです。
「フォトプランで月額980円」が高いと感じるか安いと感じるかは、今後のアップデート次第と言ったところでしょうか?
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