タムロンが2023年1月26日付けで、中長期的な事業拡大やサプライチェーンの供給安定、コスト対応力などを目的として、ベトナムに新しい工場を建設すると告知しました。
ベトナム新工場建設に関するお知らせ(PDF)
当社は、国内においては青森県、海外においては中国・仏山市、ベトナム・ハノイ市に生産拠点を有しておりますが、中長期的な事業拡大への対応や、サプライチェーン等を含む安定供給体制やコスト対応力を強化すべく、新たな生産拠点として、ベトナムに新工場を建設し、当社グループ全体の生産体制をより一層強化することといたしました。
新工場建設により、市場の変化やお客様のニーズに柔軟に対応し、更なる事業拡大を図り、持続的成長を実現することで企業価値向上に努めてまいります。
- ベトナム社会主義共和国 第三タンロン工業団地内
- レンズ交換式カメラ用交換レンズ、車載用レンズ、監視用レンズ等
- 投資額:約 40 億円(予定)
- 着工:2023 年 10 月(予定)
- 稼働:2025 年 1 月(予定)
- 規模:土地 約25,000 ?
参考:既存のタムロン工場拠点
- 本社:埼玉県
- マザー工場:青森県
- 海外拠点:中国・ベトナム
とのこと。
タムロンは2013年にベトナム工場を設立していますが、さらに新工場を建設して供給体制を強化する模様。最近はソニーEマウント製品の勢いがあり、2022年も数多くの新製品を投入。昨年からタムロンは富士フイルムXマウント(自社ブランドとして)やニコンZマウント(自社ブランド&OEM?)のレンズも投入しているので、現在の生産体制では供給が追い付かなくなってきたのかもしれませんね。タムロンの売り上げは交換用レンズの割合が大きく、工場を新設するほど売れているということか?
工場の稼働は2年後を予定しているらしく、直近で大きな影響はないと思いますが、この勢いで2023年にどのような新製品が登場するのか注目ですねえ。35mmパンケーキレンズや45mmや90mmの大口径レンズなどが噂されていますが真偽は不明。OEM製品としてはニコンZマウント用の「70-180mm F2.8」が期待されています。個人的には富士フイルムXマウント用の「11-20mm F/2.8 Di III-A RXD」を見てみたいところですが…。
タムロンの噂情報
- 35mm F3.5 Di III OSD パンケーキ
- 45mm F1.4 Di III USD
- 90mm F1.8 Di III USD
- 150-400mm F2.8-5.6 Di III VC VXD
タムロン Di III レンズ一覧
フルサイズ ズーム
- 17-28mm F/2.8 Di III RXD
- 17-50mm F/4 Di III VXD
- 20-40mm F/2.8 Di III VXD
- 28-75mm F/2.8 Di III VXD G2
- 28-75mm F/2.8 Di III RXD
- 28-200mm F/2.8-5.6 Di III RXD
- 35-150mm F/2-2.8 Di III VXD
- 50-300mm F/4.5-6.3 Di III VC VXD
- 70-180mm F/2.8 Di III VC VXD G2
- 70-180mm F/2.8 Di III VXD
- 70-300mm F4.5-6.3 Di III RXD
- 50-400mm F/4.5-6.3 Di III VC VXD
- 150-500mm F/5-6.7 Di III VC VXD
フルサイズ 単焦点
APS-C
タムロン関連記事
- 90mm F/2.8 Di III MACRO VXD 優れた解像性能と滑らかなボケを両立
- タムロン 100-400mm F/4.5-6.3 Di VC USD 生産完了
- タムロン 11-20mm F/2.8 Di III-A RXD キヤノンRF 正式発表
- タムロンが70-180mm F/2.8 Di III VC VXD G2 のズーム中AF性能向上を実現した最新ファームウェアを配信開始
- タムロン 90mm F/2.8 Di III MACRO VXD レンズレビュー完全版
- 90mm F/2.8 Di III MACRO VXD レンズレビューVol.6 周辺減光・逆光編
- 90mm F/2.8 Di III MACRO VXD レンズレビューVol.5 諸収差編
- 90mm F/2.8 Di III MACRO VXD レンズレビューVol.4 ボケ編
- 90mm F/2.8 Di III MACRO VXD レンズレビューVol.3 解像チャート編
- 90mm F/2.8 Di III MACRO VXD はボケがとても柔らかい描写