とるなら~写真道楽道中記~

「撮るなら…ここだ!こうだ!これだ!」を探し求めてカメラ片手に写真・機材道楽の備忘録

初代α7は買いか?α7II・α7RIIと比べてみよう

      2015/11/10

7の旧モデルは狙い目なのか?

遂にα7RIIの情報が日本公式で発表された。α7シリーズは、2013年11月15日に発売された初代のα7とα7Rから始まった新ラインだ。α7の系譜を時系列で並べると

  1. α7・α7R(2013年11月15日)
  2. α7s(2014年6月20日)
  3. α7II(2014年12月5日)
  4. α7RII(2015年8月7日)

とα7RIIで4代目。まだまだ日が浅いシリーズなのだ。一番古いモデルのα7やα7Rでも他社のD7100やPENTAX K-3などと同時期のもの。初代もそこまで性能の陳腐化はしていないと思う。

αシリーズの中でもラインが分かれており、

  • 無印…ベースタイプ・連写タイプ
  • R…高画素・高解像度タイプ
  • S…高感度強化・低画素タイプ

の3系統に分かれる。今回リリースされたα7RIIは高画素・高解像度タイプの「R」だが、スペック的には無印の連写性能や裏面照射による高感度側もある程度カバー。但し、金額的には初代α7が3台ほど購入出来る価格だ。α7RIIに飛び込むとレンズを買うお金がない!って方は無理して突撃するよりはα7やα7Rを狙ってみては?とそんな考えで記事を書いていこう

α7とα7R・α7RIIのスペック比較

α7RII α7R α7
センサー フルサイズ Exmor R CMOS sensor
裏面照射型
フルサイズ Exmor CMOS sensor フルサイズ Exmor CMOS senso
有効画素 約4240万画素 約3640万画素 約2430万画素
ISO感度 100-25600
拡張(50-102400)
100-25600
拡張(ISO50)
ISO100-25600
(拡張ISO50)
AF ファストハイブリッドAF コントラストAF ファストハイブリッドAF
感度 EV -2 ~ 20 EV0-20 EV0-20
AFポイント 像面位相差399点
コントラスト25点
コントラスト25点 像面位相差117点
コントラスト25点
連写 約5コマ/秒 約4コマ/秒 約5コマ/秒
連続連写枚数 24枚(JPEG EF L)
23枚(RAW)
22枚(RAW+JPEG)
15枚(JPEG EF L)
14枚(RAW)
17枚(RAW+JPEG)
50枚(JPEG EF L)
25枚(RAW)
23枚(RAW+JPEG)
露出制御 1200分割 1200分割 1200分割
検出輝度 EV-3~20 EV0~20 EV0- EV20
動画 3.840*2.160(30p/100Mbps) 1920*1080(60p,28Mbps) 1920 x 1080(60p, 28M,)
EVF 0.5型 約236万ドット
ツアイスTコーティング
0.78倍
0.5型 約236万ドット
約0.71倍
0.5型 約236万ドット
約0.71倍
視度調整 -4.0~3.0 -4.0~3.0 -4.0~3.0
LCD 3.0型 約123万ドット
上方向107度 下方向41度 チルト式
3.0型 約92万ドット
上方向90度 下方向45度 チルト式
3.0型 約92万ドット
上方向90度 下方向45度
チルト式
シャッター 30-1/8000 30-1/8000秒 1/8000-30秒
サイレント
シャッター

(電子先幕シャッターは可)
手ぶれ補正 センサーシフト式
5軸 4.5段分
非搭載(レンズ側で対応) 非搭載(レンズ側で対応)
WiFi/NFC ○/○ ○/○ ○/○
バッテリー NP-FW50 NP-FW50 NP-FW50
撮影可能枚数 EVF 約290枚 LCD 約340枚 EVF 約270枚 LCD 約340枚 EVF 約270枚 LCD 約340枚
耐候性 0-40℃    
サイズ 126.9*95.7*60.3 126.9*94.4*48.2 126.9*94.4*48.2
質量 625g 465g 474g

 

やはり無印とRを比べると趣旨が違うために判断しづらい。

ハッキリと言えることはα7Rの購入を検討しているのならば少し待ったほうが良いと言う事。と言うのもα7で対応している電子先幕シャッターがα7Rでは対応していない。高画素で手振れには繊細なはずのR型でシャッター振れを抑える電子先幕シャッターが対応していないと言うのは如何に?

また、25点コントラストAFのみなので細かいピント調整がしづらかったり、動体に対しては無力に近い。無印にも言えることだがAFが暗所に弱かったり、手ぶれ補正も無いのでスローシャッターが難しかったりする。

α7Rを購入するのであれば、

  • 風景などでしか使わない
  • 曇天や室内ではある程度三脚必須
  • 暗所はMFの必要性もある
  • 2400万画素にくらべてデータ量は1.5倍

という点をカバーしつつ、3600万画素機と考えると安いかも?しかし、今回は無印α7を今買うべきか?を主題としているので、次の比較検討をしていきたい。

α7IIとα7の比較

α7II α7
センサー フルサイズ Exmor CMOS sensor フルサイズ Exmor CMOS sensor
有効画素 約2430万画素 約2430万画素
ISO感度 ISO100-25600
(拡張ISO50)
ISO100-25600
(拡張ISO50)
AF ファストハイブリッドAF ファストハイブリッドAF
感度 EV-1-20 EV0-20
AFポイント 像面位相差117点
コントラスト25点
像面位相差117点
コントラスト25点
連写 約5コマ/秒 約5コマ/秒
連続連写枚数 50枚(JPEG EF L)
25枚(RAW)
27枚(RAW+JPEG)
50枚(JPEG EF L)
25枚(RAW)
23枚(RAW+JPEG)
露出制御 1200分割 1200分割
検出輝度 EV-1- EV20 EV0- EV20
動画 1920 x 1080(60p, 50M) 1920 x 1080(60p, 28M,)
EVF 0.5型 約236万ドット
約0.71倍
0.5型 約236万ドット
約0.71倍
視度調整 -4.0~3.0 -4.0~3.0
LCD 3.0型 約123万ドット
上方向107度 下方向41度
チルト式
3.0型 約92万ドット
上方向90度 下方向45度
チルト式
シャッター 1/8000-30秒 1/8000-30秒
サイレント
シャッター

(電子先幕シャッターは可)

(電子先幕シャッターは可)
手ぶれ補正 イメージセンサーシフト方式5軸補正
4.5段分
非搭載(レンズ側で対応)
WiFi/NFC ○/○ ○/○
バッテリー NP-FW50 NP-FW50
撮影可能枚数 EVF 約270枚 LCD 約350枚 EVF 約270枚 LCD 約340枚
サイズ 126.9*95.7*59.7 126.9*94.4*48.2
質量 599g 474g

 

4.5段分のセンサーシフト式手ぶれ補正が必要かどうか

α7IIで特筆すべきは公式でも大きく掲載している、4.5段分の手ぶれ補正機能。オリンパスやリコペンと同じくセンサーシフト式だ。オールドレンズなどの手振れ補正を搭載していないレンズでも対応できる他、ツアイスレンズをオートフォーカスで手振れ補正を利かせて撮影する事が出来る数少ないボディだったりする。

それに比べるとα7は手ぶれ補正が搭載していない。差が出るのはもちろんスローシャッター時や望遠レンズ使用時だ。αEマウントにおいては超望遠レンズが少ないので、どちらかと言えばスローシャッター時の話になるだろうか?絞り開放や晴天下で使用する分には問題ないだろうが、曇天下でF8など絞り込んで撮影する際には心もとないスローシャッターで撮影する必要も出てくるだろう。手振れが発生する時は「絞り開放等、シャッタースピードを稼ぐ設定」若しくは「三脚や一脚などの使用」、「フラッシュなどで調光」など撮影スタイルを決める必要が出てくる点は覚えておこう。

AF検出輝度がEV-1が可能かどうか

2400万画素あるとピンズレもハッキリ分かってしまうので、キッチリとピントがAFが求められる。α7IIにおいて、AFは位相差AFのポイント数こそ同じなものの、暗所にはEV-1まで対応となり若干強くなった。α7はEV0までとちょいと暗所には心もとない。

一眼レフ機はEV-3まで対応可能な機種が増えている中ではちょっと見劣りする部分。星空AFやローライトAFを使用できるパナソニックのEV-4まで対応しているDMC-GH4やDMC-G7などよりはハッキリと劣る。

S-Log2使用可能

α7IIでは動画撮影ではS-Log2を使用可能、白飛びや黒つぶれを大幅に抑えることが出来る。ダイナミックレンジ1,200%と魅力的な設定。

α7では使用不可だが、もともと連続撮影能力の低いフルサイズミラーレス機で動画を頻繁に撮るか?と言われると悩みどころだと思う。

起動時間が遅いか早いか

α7IIはスペック上での表記は無いが、α7比でα7IIは起動時間が40%短縮されていると公式に載っている。バッテリー温存の為に電源をオフにしておいても素早い起動が可能だ。

ま、諦めて予備バッテリー買えば良いと思います。

まとめ

手ぶれ補正に6万円掛けることが出来るかどうか

α7IIとの価格差は5万~6万。暗所にEV-1強かったり、起動時間が短縮していたりと細かい改善点も多いがやはり一番は手振れ補正搭載だろう。その手ぶれ補正機能に5~6万の差額を埋める価値を見いだせるのであればα7II。

望遠レンズをあまり使わなかったり、三脚を使用していたり、晴天下でしかあまり撮らないのであればα7でもいいと思う。

動体を撮りたいのならば

いっそα7RII

α7のファストハイブリッドAFに不満があるのであれば、α7IIに変えても変化が無い。行くならα7RIIの位相差AF399点。

αAマウントの位相差AF

もしくは素直にAマウントって手もありますよ。価格もα7R程度にこなれているα99って手も。AFポイント最多79点のα77IIはAPS-Cサイズだけどね!

動体ならα99orα77II、風景などはα7で。αEマウントをαAマウント機に取り付けは出来ないので、基本はαAマウントレンズに揃えてα7をサブ機としてマウントアダプターでAレンズを使用するとか。

購入早見表

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