キヤノンが一眼レフカメラ「EOS 5D Mark IV」など4機種について電波通信用語「マスター/スレーブ」を「センダー/レシーバー」に変更するファームウェアアップデートを公開しました。各社がこれに追随するか注目ですね。
電波通信ワイヤレス機能の用語を変更へ
- EOS 5D Mark IV ファームウエア Version 1.3.1
 - EOS 5Ds ファームウエア Version 1.1.4
 - EOS 5Ds R ファームウエア Version 1.1.4
 - EOS 6D Mark II ファームウエア Version 1.1.1
 
- 電波通信ワイヤレス機能の用語を「センダー/レシーバー」へ変更しました。
 
とのこと。
一見すると「超どうでもいい」ファームウェアアップデートですが、これは昨年にアメリカで発生した人種差別問題が尾を引いている可能性があります。
Petapixelなどが取り上げていたように、海外ではフラッシュ用語「マスター/スレーブ(master-slave)」が「使役する人と奴隷」を連想させ、さらにはそれが「黒人」意味しているのだと話題となっていました。これは写真業界のみならず、IT用語としても浸透している言葉であり、影響は様々な分野に及びます。非常にセンシティブな時代ですので、キヤノンもフラッシュ用語を変えざるを得なかったのかもしれませんね。
個人的に「マスター/スレーブ」が人や人種を指していないことを主張すれば良いだけのような気もしますが、槍玉に上がる前に手を打ったのかもしれません。不寛容な社会だなと感じますが、これも時代でしょうか。キヤノンのほかにも「スレーブ(Slave)」を用語として使用しているメーカーは多いので、今後の動向が気になるところ。ちなみにソニーは既に「レシーバー(Receiver)」を採用しています。
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