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キヤノン新機種なら8000DかX8iか?サブ液晶・サブダイヤル・電子水準器を考える

今買うならどの一眼レフか?

同僚から新たに一眼レフはどれを買えば良いの?と聞かれる様になった。しかし、一眼レフなんてK-3しか使った事がない。キヤノンやニコンなんて店頭でしかシャッター切ったことしか無いしなあ…。K-S2ネタはバンバン出したが、どうしてもPENTAX寄りの記事になってしまう。新機種3つ巴の比較は以前の記事でご紹介した。8000dそこで、食わず嫌いも如何なものかと思いキヤノン・ニコン機種の良いところを見つける練習をしていく。今回はキヤノンの新機種2つ。8000DとKissX8iについて比較検討していこう。もちろんPENTAXユーザーにとってつまらない記事にならないように、織り交ぜていく。

カメラの比較は公式で

キヤノン公式からカメラ機種ごとの比較が出来る。もちろんニコンやリコーイメージングの公式でも、自前のカメラ同士でなら比較することが出来る。価格コムでは他機種間の比較も出来るので是非使ってみると良いだろう。

今回はキヤノンの公式を使って8000DとX8iを比較してみた。しかし、リンク先をご覧になって頂くとお判りになるが…ほぼほぼ性能一緒なのだ。

つまり、X8iに肩液晶を載せてサブダイヤルを付け5000円上乗せされたのが8000Dという訳だ。比較おわっちまったぜ!どうしよう…。

肩液晶は必要かどうか?

K-3にも肩液晶があるので、その経験も元に書いていこう。

5d2

5D2肩液晶部

 

8000D肩液晶部

8000D肩液晶部

まず、バッテリーの損耗を抑えることが出来る。触る頻度の多いF値やSSは肩液晶で確認すること。消耗度合いの高い背面液晶は消灯させておくといいだろう。肩液晶での数値さえ確認出来れば、撮影時の表現に必要な情報は読み取ることが出来る。触る頻度の少ないカスタムイメージやホワイトバランスは背面液晶で操作すればいい。

また、晴天下での視認性は肩液晶の方が高い。背面液晶は輝度を上げないと見づらいだろう(スマホと一緒)。ファインダー内でも確認出来るしとも思われるが、実際ファインダー見ながら弄るのは微調整の段階だ。始めからファインダー越しに調整は姿勢的に辛いものがある。

肩液晶はフィルム時代からの名残なだけで、背面液晶あるからいらねーよって人もいるかと思う。しかし、肩液晶がある機種がいっちょまえ(に見える)、と形から入る私みたいな人もいる。それはフルサイズ一眼レフに肩液晶が乗ってない機種がないことからも感じる「本格さ」を表している。

つまり肩液晶は実用的と見た目を兼ね備えた、「機能美と言う言葉がピッタリの装置だ。

もう一個あった、サブダイヤルの実装

そう、PENTAXではお馴染みのダブルダイヤルは他のマウントではエントリー機には付いていない。さすがだぜPENTAX!ハイパー操作系に慣れてしまうと、他機種で2つダイヤルが無い機種は使いづらいからねえ…。キヤノンエントリー機種であるX8iはもちろん未実装。しかし、8000Dでは中級機でお馴染みの円形サブダイヤルが付いている。

これは、写真を楽しみたい人にとっては大事なボタン。F値やシャッタースピード、ISO感度等の微調整をシームレスに行うことが出来る。このボタンが無いと、いちいち設定画面を開いて調整するハメになる。

ここでも「写真に対する情熱の違い」がX8iと8000Dとでは違ってくる。しっかりファインダーを覗きこんで絞りを確認。肩液晶を見て微調整。F値や感度を立体的に変更して理想の露出に落としこむ作業もサブダイヤルがあればストレス無く操作することが出来るだろう。


電子水準器

suijunki

これも忘れていた。いやあ、これもPENTAXエントリー機にはバッチリ付いているので失念していた。実はこれもKiss系列にはついていない。スナップなど気軽に撮って、帰って拡大したら微妙に斜めな不安定な写真だった。と言うご経験をされている方も多いのでは。水準器でさっと調整して、あとは目視で微調整。これで不安定な写真が大幅に減ると思う。無くても目視で頑張れば水平を取る事は出来るが、肩液晶やサブダイヤル同様、頻繁に使う部分の手間が増える。あると便利、電子水準器。

まとめ

こうやって他機種をじっくり比較すると、つくづくPENTAXのエントリー機は贅沢なのねと感じさせてくれる。K-50が8000Dの機能てんこ盛りで4万円未満で買えてしまうのは素晴らしいじゃないか…。(動画についてはかなり性能差があるが…)K-50に肩液晶さえ積んでればK-50買ってたなあ?。

さて、8000DとX8iの装置的な相違点3つをご紹介した訳だが、如何だっただろうか?必要ないと思えば、選択肢はX8i、もしくはニコンD5500と言ったところだろう。「ボタン押して撮れりゃぁイインダヨ!」と考えている方には肩液晶やサブダイヤルなど無縁の長物でしかない。

今回の3点については現行機の中級機70Dにも実装されている。70Dはファインダーもペンタプリズムを採用しているのでペンタミラー機の8000Dよりも見やすいだろう。現在、8000Dはこの70Dと価格が同水準にあるので、手を出しにくいと言うのが迷っている人の率直な感想じゃなかろうか?迷うことは無い、70Dで良いと思う。
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価格的にもう少しこなれて来たら8000Dは「写真を趣味にしようと思う第一歩」としてのカメラとして定着するはずだ。

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