APS-Cのハイエンド一眼カメラ 『Canon EOS 7D Mark II』

APS-Cサイズの一眼レフカメラとしては、恐らく最高級に部類する。発売から年数が経つが色褪せぬ連写能力から、動体を撮る際の定番一眼レフカメラ。秒間が脅威の10コマ/秒で、これはフルサイズ機を入れても中々出ない数字だ。（１DXはさらに脅威の14コマ/秒だったりするが、金額が金額なのでね…）

画素は抑え気味の2020万画素。コンパクトフラッシュも使えちゃったりするが、最近は転送速度もSDカードが早くなってきたしどうなんだろう？また、調べて見ると、Canon機ってあまりタイムラプスに対応してなかったりする。7DMark2はCanonでは珍しいタイムラプス対応機。また、GPSも自前で内蔵済みとさすがにAPS-Cでも高いだけあってハード面の充実感は高い。が、WiFi・NFCには未対応。さらに動画撮影においてもfpsが他の機種の倍は稼げる59fps。

機能てんこ盛りだけあって、手ぶれ内臓型のK-3と同じくらい重たい820ｇ。

AFのアルゴリズムはさすがのCanon、食いつきが半端ないらしい。私自身は動体を撮らずCanonユーザーでもないが、動体をメインに撮り始めるのならばやはりCanonを使ってみようかと思うほどの評価っぷり。

但 し、画質面（解像度）で言うと評価が分かれており、ローパスフィルターを組み込んだNikonを始めとしたフィルターレス機に比べると劣るところ。また、 センサーもCanon独自のセンサーを使用しているので、マウントを乗り換える際はまず店頭で描写傾向を確認してみよう。70Dの画質に満足しており、瞬 間撮影枚数をもっと稼ぎたい方はこちらって感じだろう。そこまでコマ数いらねえよって事なら70Dで満足するか、5DMarkIIIや６Dのフルサイズ機 を検討してみよう。