高い防湿庫は必要なのか?
最近、DA★や単焦点ズーム(18-35mmF1.8)などを購入し始め、すっかりレンズ沼にハマってしまった。こうなると心配なのはレンズ資産へのダメージ=カビや塵の混入や故障だ。こうなるとレンズの価値がぐっと下がり、レンズを売却したい時などに思ったほどの高額で売ることが出来なかったりする。そもそも売る売らないを別にしても、高いレンズだったりディスコンのレンズだったりは修理に出すことも出来ないのでしっかりと管理したいところだ。
自動防湿庫
そこで、皆さんご存知の防湿庫の必要性。カメラのキタムラなどでは必ず置いてある自動防湿庫。自動で湿度を管理してくれるのは非常に便利。乾燥し過ぎると逆にレンズが痛む可能性もあるので、自動で管理してくれるのはありがたい。ハクバの自動管理の防湿庫は有名だが、如何せんちょっと高い。入れるレンズより高かったりするかもしれないので、さすがにこれ買うくらいならレンズ買い直す。
と、言うことで少し探してみると激安自動防湿庫が簡単に見つかった。
【数量限定・特別価格】21Lタイプ防湿庫 液晶湿度・温度計 メンテナンス不要 カード決済もちろんOK 価格:6,980円 |
ちょっと小さいタイプの防湿庫なので、そこまで入らない。高級一眼カメラと我が家の家宝と言えるレンズを一つ二つくらいなら入れる事が出来るサイズだ。他にもこの販売店でサイズ違いを売っている。STELLA-JAPAN:防湿庫
ちなみにコチラがハクバの防湿庫。さすがにちょっと高いざんす。
夕方6時まで当日発送[ハクバ] E-ドライボックス HA-33MK2 (即納・代引可能) 価格:19,560円 |
逆に「こんな小せえ箱じゃ入らねえよ!」って方も安心の自動防湿庫がコチラ
【送料無料】東洋リビング防湿庫 「オートクリーンドライ/ワイドタイプ」(内容量:237L) EW-240CDB [EW240CDB]【メーカー直送品・代金引換配送不可・時間指定不可】 価格:72,565円 |
ハッハッハ。FA77mmLimitedが新品で買えちまいそうだぜ!
しかし、サンニッパだろうが入ってしまいそうな大きさだ。SIGMAのバズーカみたいなレンズでなければこれで対応出来るだろう。これが必要なほどレンズ資産をお持ちの方であれば、この防湿庫の出費もまあ妥協出来る値段じゃないだろうか?案外感想が3件書いている方がいたりとネタな商品では無い。
さすがに自動防湿庫はちょっと高いヨ…って方には、ドライボックスって手もある。
ドライボックス
「カメラなどカビを嫌う製品の為の」樹脂製のボックスだ。乾燥剤を入れる所も備え付けられていたり、しっかりと乾燥するようにパッキンで密閉されたり、湿度計も元から付いていたりする。一般的に使うクリアボックスよりも割高だが、防湿専用なので安心感はあるだろう。防湿庫と言うジャンルで楽天市場で一番価格がやすかったのがコチラ。
【あす楽対応】【即納】 ハクバ KMC-36 ドライボックスNEO 5.5L クリア 価格:1,348円 |
自動防湿庫の価格を考えるとだいぶ安い。初期で乾燥剤も付いてくるのでお手軽。しかし、容量が5.5Lとかなり小さめだ。パンケーキレンズしか持っていないのなら、このケースでも十分対応出来るが、普通のレンズを数本入れたら一杯になってしまうだろう。
また、自動防湿庫と違い、湿度管理は自分で行う必要がある。湿度計が付いていない防湿庫であれば、湿度計は購入しよう。一番安く見つけたデジタル湿度計がこちら。
HAKUBA/ハクバ KMC-51D 温度計付湿度計 C-51D 価格:1,738円 |
デジタルで見やすく温度計も付いている。乾き過ぎてもレンズに悪いので湿度計は必ず購入しておこう。特に拘りがなければ100円の湿度計でも良いと思う。後から湿度計買うなら最初から付いてるの買うよって方はコチラ。
価格:2,243円 |
後付で湿度計を取り付けるよりも見やすく、そこまで値段も変わらない。が、この場合レンズを買い足して大きい防湿庫に変える際は湿度計も買い直す必要がある。また、そこまで高く無いが、容量も8Lとまだまだレンズを入れるには小さいという方はコチラ
ナカバヤシ キャパティ ドライボックス27L DB-27L-N 収納ボックス 収納用品 価格:3,452円 |
という訳で同等品で3倍体積が多い商品。体積比ほど値段が変わるわけではないので、夢々レンズ資産が増えていくのであればこちらを買っておくのも手だろう。
自作はダメなのか?
もちろん、しっかりした防湿庫やドライボックスの方が効果や信頼感が高いに決まっている。但し、価格と効果の差が安く作ったとして幾分違うのか?と言う疑問はある。その疑問を払拭する為に、私は自作のドライボックスを作って試してみた。
まずは、クリアボックス。こればっかりは100円均一では売っていない。売ってるのでも良いが、あっと言う間に手狭になるので始めから大きいボックスを買ったほうが良い。今回はホームセンターで、セパレーターが内蔵してあるボックスを購入した。楽天市場で最安値のクリアボックスはこちら。
価格:905円 |
これに、防カビ剤を投入。注意点として乾燥剤の役目は果たしてくれないこと。防カビ剤のパッケージにも書いてあるので、よく見てから購入しよう。乾燥剤と防カビではそもそも成分が違う。乾燥剤はもちろんの事、ひょっとしたらレンズ外装にカビの胞子が付着してるかもしれないと考えると、入れておいて損はしない。寧ろそこまで価格もしないので、入れない手は無いだろう。
価格:252円 |
乾燥剤と湿度計は100円均一のダイソーなどで売っているので、そちらで買えば良い。これで、18Lの容量のドライボックスが1500円程度で完成する。注意点としてはフタにパッキンが付いていないので、空気や埃の出入りがゼロでは無いと言うこと。湿度が落ちにくければ乾燥剤を大目に投入してみよう。レンズと乾燥剤と防カビ剤を放り込んで一晩放置した後の数値がこちら。
如何だろう?55%まで湿度を落とすことが出来た。あまり湿度を落としすぎるとレンズ内のオイルの揮発や樹脂に影響が出てきかねないのでこのくらいで良いと思う。湿度もしっかり落ちており、自作でも管理出来ない訳ではなさそうだ。しかし、一度蓋を開けるとあっと言う間に湿度が戻る。
写真の通り、70%くらいまで上がってしまった。もちろん自作に限った事ではないが、日頃からカメラを頻繁に触る方はそもそも防湿庫が必要かどうか考えものだ。月に数回、カメラを触る様な方だと防湿庫を考えてもいいのじゃなかろうか。
4月10日追伸:2日間放置したら50%まで下がっていた。確かに効果がありそうだが、逆に乾燥のし過ぎが気になり始めた。40%を切るようであれば一度蓋を開けて換気タイムだ。
乾燥剤をいちいち買うのが面倒な方はこういうのもある。
価格:2,527円 |
乾燥剤の効き目が薄くなったら、コンセントに挿して乾燥剤を乾かしてくれる。元に戻ったら再度ドライボックスに入れるだけとお手軽だ。長期的に見ると乾燥剤よりもコストは安くなるだろう。
レンズを傷つけない為のレンズマットなども売っている。
価格:1,428円 |
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