EOS Mシリーズの最新機種を使ってみよう
資産の有効活用と称した衝動買いで手に入れたEOS M3を5回に分けてレビューしていきたいと思う。
- 第1弾:外観
- 第2弾:操作性1・グリップ性、メニュー画面、ダブルダイヤル
- 第3弾:操作性2・チルトEVF、チルト液晶、タッチパネル
- 第4弾:拡張性について
- 第5弾:実際の描写、DPP
今回は第一弾と言うことで、まずは外観から触れていこう。
外観
EOS M、M2に比べると大分カッチョ良くなった。
主な変更点はグリップの出っ張り部分とチルト液晶搭載による厚み。幅も6mmほど広くなった。グリップを手でつかむ部分が大きくラバーを取り付けてあるので、フィーリングはEOS 70Dなどの一眼レフ機のそれに近い。これだけで、おしゃれなミラーレスから一眼レフのサブ機に生まれ変わったような外観だ。
また、M2までの特殊なストラップコネクタでは無くなり、普通の金具に変更された。
欲しいボタンが欲しい所にあって、無駄なボタンはあまり無いという感じ。OM-D E-M1の様なFnボタンが大量に配置してあるカメラも嫌いじゃないが、この位が丁度いい気もする。シャッターボタンに電子ダイヤルも兼ねていて、一眼ミドル機の様なフィーリングで操作が可能だ。ダイヤルの感触や回し具合は若干軽め。
贅沢を言えば右手側にボタンが集中し過ぎかなあ、と感じるくらいか。左手はレンズかボディに添えてあげるくらいしか役割がない。モードダイヤルが左にあったらなと思ったけども、そういえば左上面にはM3から搭載された内蔵ストロボがある場所だった。
写真を撮り忘れたが、操作ボタンの一等地である十字キーと決定ボタン。この左キーに位置するボタンが「MF」と書かれており、一時的なMFモードにチェンジする。これはFnボタンに配置したい機能であって、左キーの位置にはWBなりイメージカラーなりを設定したい所。
外装はプラスチッキーでチープな印象を受けるが、内部フレームには旧モデル同様にマグネシウム合金を採用している。
チルト液晶の回で取り上げようと思うが、雲台次第でチルト液晶と雲台が干渉する。さらにボディの底面にはバッテリーを装着する蓋の部分があるが、ココが一番チープな印象。パッキンが存在しないので防滴性能は皆無。この辺りはもう少し凝って欲しかったなあ…。
それにしてもコンパクト。実は1.5型センサーの高級コンデジであるG1X MarkIIよりも小さい。
EF-M22mmF2STMを装着すると、ミラーレス一眼と言うよりはコンパクトデジタルカメラだ。それでいて、グリップ性はG1X MarkIIより高い。
質感こそG1X MarkIIには劣るが、実用上は引けをとらない。
外観だけでも買い
まさにサブ機と言った風体。価格もセンサーサイズにしてはお手頃で、レンズさえあれば十分に使える。
ただし、メイン機として考えるとちょっと頼りない感じも受ける。それは全体がプラスチッキーだったり、小さすぎると言った所。メイン機として使うのであればOM-Dシリーズやα7シリーズの方が良さそうだ。
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