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キヤノンはEOS R1の高解像度バージョンを検討していない

PetaPixelがCP+2025におけるキヤノンへのインタビュー記事を公開。「EOS R1」に関して「高解像度バージョンは検討していない」「バランスを崩すような性能の偏り方はしない」と述べている模様。

PetaPixel:Canon Has No Plans to Make a High-Resolution Version of Its Flagship R1

  • フラッグシップ機は基本的に当社のラインナップの頂点。、
  • 最高の性能と最高の信頼性という当社のすべてをEOS R1に注ぎ込んだ。
  • フラッグシップモデルを2つ用意するつもりはない。
  • EOS R1と同じボディを使用した別のモデルの開発は検討しないだろう。
  • 例えば、解像度を高めるとバランスが崩れ、感度が低下することは分かっている。これは物理的なメカニズム。
  • フラッグシップ機では、バランスを崩すような性能の1つの側面だけに焦点を当てることは決してない。5シリーズは高解像度品質を担うものというのが、現在の戦略だと私は考えている。
  • フラッグシップに注力する理由は、最高の性能を提供し、最高かつ信頼性の高い製品であること。
  • この製品には多くの歴史があり、その過程において、長年にわたって性能のあらゆる側面を進化させてきた。 R1の開発における指針。
  • 同時に、変えてはならないものにも大きな価値を置いている。そのひとつが操作性だ。プロのカメラマンが長年これらのカメラを使ってきたことを知っており、彼らが慣れ親しんできた操作性を失わないようにしたいと考えている。

新開発の2400万画素積層型CMOSセンサーとDIGIC X + アクセラレータを搭載したミラーレス初となる「1」シリーズのEOS Rカメラ。解像度は引き続き2400万画素ですが、EOS-1D X Mark IIIに引き続きGDローパスフィルタを採用。また、高速連写や高速ローリングシャッター、高度な動画機能など基本性能が高いことに加え、撮影を補助する様々な機能を追加。

新しいオートフォーカスシステムは像面位相差のクロスタイプAFをはじめ、アクション優先・登録人物優先モードなどの被写体検出をより使いやすくする機能を実装。基本的な精度を向上させつつ、被写体により賢く追従。お馴染みの「1」らしいコントロールを継承しつつ、EOS R3の視線入力AFを強化・改善したものを実装しています。

PetaPixelのインタビューによると、EOS R1の高解像モデルは検討していないとのこと。現時点で2400万画素はキヤノンが「バランス」を重視する上での最適解となっている模様。実際、縦グリップ一体型の競合製品「Nikon Z 9(4500万画素 積層型CMOS)」は高ISOを強化した低解像度モデルの登場を期待する声があります。

EOS R5 Mark II の積層型CMOSセンサーを搭載した派生モデルは需要がありそうな気もしますが…。そのような需要は「カメラ内アップスケーリング」で補えると考えているのかもしれません。

キヤノン EOS R1 最新情報まとめ

  • 発売日:2024年11月
  • 予約開始日:7月23日(火)10時00分
  • 希望小売価格:オープン
  • 直販価格:108万9,000円

 

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