軸足が徐々に一眼レフからミラーレス一眼カメラへと移っている。
昨年末に導入したマイクロフォーサーズ機「OM-D E-M1 Mark II」で高解像撮影(条件あり)も動体撮影も撮れてしまい、尚且つ機動性が高く機会が多いため。
もちろん一眼レフも同時並行で使っているものの、その使用頻度は確実に落ちている。
特にマイクロフォーサーズへの移行を進めており、E-M1 Mark IIのサブカメラのポジションで現在カメラを検討中。
手持ちのLUMIX DMC-GM1Sは小型軽量でかなり優秀なUIを備えている。しかし、クリエイティブなカメラ操作をするには小さすぎる一面も存在するのでもう少し使いやすいカメラを探したいと思っています。
そこで、馴染みのカメラ屋で実機を触ったり、レンタルして試写を行い感触を確認。
実際に購入へ至るまでの経緯をつらつらと書き連ねた駄文です。
検討しているカメラ
1:OM-D E-M1 Mark II
ハッキリ言ってしまえば、E-M1 Mark IIのサブカメラはE-M1 Mark II。
従来のOM-D・PENとはインターフェイスやシステムが微妙に変更されており、PENやE-M5 IIを触ると違和感を覚えます。さらに握りやすいグリップや各種動作の軽快性は一度味わってしまうと他のカメラに移れない。
さらに、オリンパスのミラーレス一眼の技術や機能を全て盛り込んだカメラなので、下位モデルの機能は全てと言って良いほど盛り込まれています。PEN系の組写真機能がないくらいでしょうか。
しかし、我が家には「同じ機材は買わない」というポリシーがあるのでこれはあえてパスしたいと思います。それに300mm F4 IS PROをいつか試してみたいと思っているので、軍資金はキープしておきたい。
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2:PEN-F
現実的な最有力候補であり、PENシリーズのハイエンドモデル。2017年現在のオリンパス機では2機種しかない2000万画素モデルの片翼。
5軸手ぶれ補正に50MBハイレゾショットを備えており、画質面ではE-M1 Mark IIと大きな差が無いのがポイント。
さらに物議を醸しているクリエイティブダイヤルがツボに入った。特にカラー・モノクロプロファイルが面白く、単焦点レンズをくっつけてじっくり写真と向き合いたい時には楽しい操作感覚だった。
C-AFはコントラストAFながら好印象。顔認識は認識速度でLUMIX系に少し劣るが、一度検出できれば精度は良好。
ただし、タフなOM-Dと違って防塵防滴仕様では無いので雨の中、雪の中へ喜んで突撃できないのが痛い。とは言えサブカメラのポジションでそこまでラフな使い方はしないと思うので問題無し。
唯一の悩みの種はPEN-Fに付けられたプライスタグ、このボディを買うのであればX-T2やα6500に浮気できる価格帯。う?む…。
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3:LUMIX DMC-GX8
マイクロフォーサーズにおける2000万画素センサー搭載カメラとしては最安値。通常の解像力のみ言及すればコスパ抜群と言えるでしょう。
価格帯はOM-D E-M5 Mark IIと同じレベルですが、大型のチルト式ファインダーや高画素センサー、4K対応など見栄えする部分が多い。オートフォーカスはDFDを使った空間認識AFが好印象。顔認識はパナソニックらしい検出速度が速く精度も良く、リフレッシュも速く現実的。
画質はかなり満足いくもので、JPEGの絵作りはオリンパスのTruePic VII(PEN-F)よりも好み。フォトスタイルによってはシャープネスがきつすぎる設定もありますが、少しシャープネスを落としてやれば概ね良好。
防塵防滴仕様ですが、OM-Dのようにエクストリームな環境に持って行って大丈夫なのか不安が残る。
一方でボディ内手ぶれ補正の効き目はイマイチで、特に撮影時のみ作動するタイプでファインダーが安定しない点が大きくマイナス。手ぶれ補正内蔵型LUMIXの第一世代と言った感じを拭い得ない。しかし、それでも価格的に魅力が大きくサブカメラに丁度いい。
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4:OM-D E-M5 Mark II
1600万画素ながら、40MBハイレゾショットで高解像の写真を生成できる凄いカメラ。初のハイレゾショット搭載モデルだったりする。
同時に「初の5軸5段手ぶれ補正」を搭載したミラーレス一眼カメラでもある。当然、最新モデルと比べて遜色ない強力な補正効果がある。シャッターショックもE-M1 Mark IIと同程度で好感がもてる。
しかし、体が2000万画素に慣れてしまい「通常撮影時の1600万画素に満足できるか?」という問題が懸念される。また、一眼レフライクなカメラを2台も持って運用するのか?という携帯性や見た目の問題も少なからず存在。あまり重要度は高くありませんが、E-M10 Mark IIから採用されたAFターゲットパッド非対応という点も考慮。
価格帯はDMC-GX8と同程度。一方は2000万画素と大型チルトEVF、一方は強力な手ぶれ補正ハイレゾショット。悩みますなあ…手持ちのレンズ次第と言ったところでしょう。
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5:LUMIX DMC-G8
- 1600万画素
- 5段手ぶれ補正
- 4KPHOTO
- 防塵防滴
何気なく触ってびっくりしたのが、このGシリーズ最新モデル。
従来のGシリーズと比べて防塵防滴、マグネシウム合金とグレードがワンランク上がった感じ。しかし、手に取って触ってみた感触はキヤノンのKissと似ている。これは良い意味で軽く、しっかりとした造りになっていると言う事。
顔検出の速度と精度が素晴らしく、ビジュアル的にも「ここに合わせてまっせ」という表示が見やすく快適。ソニーの顔検出も中々快適でしたが、使い勝手はこちらが上。
C-AFはコントラストAF独特のウォブリングはあるものの、全体的に高速に動作。
手ぶれ補正は思ったよりも効き目が良好で、ファインダー像がブレて「失敗したかな?」と思ったカットも成功していたりする。シャッター作動時にのみ100%の効果を発揮するのだろうか?さすがに「E-M1 Mark II+12-100 PRO」の常軌を逸した手ぶれ補正能力までは到達していない感じ。
メカシャッターの静音性が格段に向上しており、1世代前のモデルと比べるとその差はすぐ分かるレベル。電子シャッター必要ないかもしれないと感じる。
気になったのが十字ボタン。全体的にデザインがのっぺりしており、OM-D系を触り慣れているとボタンが浅すぎる。
「これで2000万画素なら完璧だった」と思うのですが、そうするとGH5が売れなくなるだろうなぁ…。
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6:LUMIX DC-GF9
小型ながらAF性能はG8と遜色ない。4K動画機能は完備、DFDテクノロジーの空間認識AFも採用と至れり尽くせりのGFシリーズ最新モデル。顔検出機能も非常に良好。何より自撮り機能が豊富でSNSと相性が抜群そう。
LUMIXの良いところはどのモデルも操作性が一貫しており、機種を乗り換えても説明書要らずで扱える点。このモデルも例外ではなく、GF7から乗り換えても問題なく操作できると思います。
AFフレームの自由度が向上しているのでその辺は説明書を読んだ方が良いかもしれません。
とても小型で高機能ですが、4KPHOTOなどで運用するとバッテリーの消耗が凄まじい。予備バッテリーは必須だろうなぁ…。
さらに問題なのが価格帯。レンズセットのみの販売で価格がおよそGX8のボディ並み。レンズの実売価格を差し引くと、ボディ代でおよそ5万円くらいでしょうか。既にマイクロフォーサーズのレンズを持っている方には説得力を持っている価格と感じないかもしれません。
手持ちのカメラで既にGM1Sがあるので、同じ毛色のカメラはなぁ…。性能(AFや機能性)をGM1Sと比べると、段違いにGF9の方が良い。
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比較表
*今回は細かい数字を省略しています。
E-M1 II | PEN-F | GX8 | E-M5 II | G8 | GF9 | |
有効画素 | 2000万 | 2000万 | 2000万 | 1600万 | 1600万 | 1600万 |
手ぶれ補正 | 5.5段 シンクロ対応 |
5段 シンクロ対応 |
不明 Dual.I.S対応 |
5段 シンクロ対応 |
5段 Dual.I.S II対応 |
なし |
AF | ハイブリッド | イメージャ | DFD | イメージャ | DFD | DFD |
EVF | 0.74倍 | 0.61倍 | 0.78倍 | 0.74倍 | 0.74倍 | なし |
モニタ | バリアングル | バリアングル | バリアングル | バリアングル | バリアングル | チルト |
重量 | 498g | 373g | 435g | 417g | 453g | 239g |
防塵防滴 | 対応 | 非対応 | 対応 | 対応 | 対応 | 非対応 |
備考 | 50MBハイレゾ 深度合成 プロキャプチャ |
M/Cプロファイル 50MBハイレゾ 露出ダイヤル |
チルトEVF 4Kフォト AFレバー 露出ダイヤル |
40MBハイレゾ | 4Kフォト F合成 |
F合成 4Kセルフィ |
トータルバランスを考慮するとDMC-GX8のパフォーマンスと価格のバランスが良い。
GF9は小型軽量というメリットの代わりに操作性を犠牲にしており、尚且つ価格の優位性が小さい事で魅力を落としている。
結局何を選んだか?
無難な選択肢のPEN-Fをチョイス。シルバーとブラックで悩んだものの、PROレンズが多いのでブラックを選んだ。
悩むポイントが価格だけだったので、300mm F4 IS PRO用の軍資金をPEN-Fに少し回した。後継機もまだ出ないだろうと踏んでの決断。
後悔はしていない…いややっぱシルバーの方が良かったかなぁ…。う???ん
最後までDMC-GX8と悩みましたが、モノ・カラープロファイルによる自由度の高さとデジタルフィルターのバリエーションが豊富なPEN-Fに揺らいだ。それに手ぶれ補正を搭載していないオリンパス系レンズを多く揃えているので、やはりここは手ぶれ補正の強力なオリンパス機。
今週中には届くと思いますので、届いたらE-M1 Mark IIと比較してみましょう。
しかし、3月は大きな出費が続く。PENTAX KP+HD 15mm F4に始まり、25 F1.2 PRO、PEN-Fと10万クラスがぽんぽんぽんと…。
あ!よく考えたらこれで300mm F4 IS PROいけたじゃん!と今更ながらに気が付いた。
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