CANON EOSのスーパーサブ機 EOS M3

売上急上昇のEOS M3だ。従来のMシリーズからコンセプトを一新して、本格的なカメラ・ライフを楽しむことが出来るカメラに変貌した。特に数量限定のEVFキット（ボディ＋3,000円でEVF付）がバカ売れ中。

ポイントはハード・ソフト面がEOS8000Dと似ている事。 ハイブリットCMOSAF3だったり、電子ダイヤル２つ装備していたり、バッテリー規格も一 緒、画像処理エンジンのDIGIC6も一緒だったりする。それでいて8000Dよりも随分とお安かったりするので、これはサブ機としてはかなりコストパ フォーマンスは良い。ギッシリ中身詰めたお陰でM2よりも図体が一回り大きくなったが、それだけの価値はあると思う。

惜しむらくはEF-Mのレンズが少ないの で結果的にはアダプタを介して豊富なバリエーションのEFマウントレンズを使うのがベター。しかし、実際M3ユーザーになって感じたことは、EF- M22mmF2STMを付けっぱなしにしたスナップ撮影がメインとなると思う。コンパクトなボディにパンケーキレンズが似合っていて、一眼レフの様な大き な荷物を持ち歩きたくない時には随分と重宝する。

ちょっと真剣に写真を楽しみたいなと言う時には大きめのEFレンズを取り付ける事も出来る ので、APS-Cコンデジよりも便利。さらにタッチパネルチルト液晶やチルトEVFまで使えちゃうんだから万能機。一眼レフ・位相差AFにこだわりがなけ ればオススメのミラーレス機。ファインダー付きの新製品でこの価格は安い。加えて、現在では唯一の電子ファインダー一眼モデルでありEVFで確認しながらフォーカスピーキングを使うことが出来る貴重なモデル。特にフォーカスシフトが大きい大口径レンズを使う時は絞込ボタンを「M-Fn」ボタンに割り当ててピントを追い込む事も可能だ。

8000Dと同じバッテリーを積むにしては連続撮影枚数が200枚と少なめ。予備バッテリーは必須とかんがえるべきだろう。実際使ってみるとそこまでバッテリーが急激に消耗しない印象だけどね。