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DxOが「DxO PureRAW 3」をリリース&ファーストインプレッション

DxOがノイズ除去とディテール再現性を向上した「PureRAW 3」をリリースしました。キューシステムとDeepPRIME XDに対応。単体で14,900円、アップグレードで8,900円で販売を開始しています。

DxO PureRAW 3

DxO PureRAW は RAW 画像をパワーアップする革新的なソフトウェアです。最新カメラを使用した場合でも、旧式のカメラを使用した場合でも、よりシャープでクリーンな写真を実現します。簡単な処理だけで、驚きの結果をすばやく引き出します。Lightroom® や Photoshop® のワークフローに抜群のノイズ除去、シャープニング、光学補正を今すぐプラスしましょう。

  • 単品での購入:14,900円
  • アップグレード版:8,900円

特長

  • あらゆる RAW ファイルの画質を大幅に向上
  • ISO 2.5 ストップ以上に相当するノイズ除去
  • 旧式のカメラで撮影された写真でも、さらなるシャープネスとディテールを実現
  • 業界最高レベルのレンズ補正
  • Adobe Lightroom Classic® と円滑に連携
  • ワンクリックの簡単なスマートワークフローと画像キュー

主な新機能

  • DeepPRIME XD(X-Trans 対応)
  • 光学モジュールで適用する補正のオンオフを選択可能
  • キューイングシステム
  • 処理と書き出しのワンステップ化
  • TIFF出力
  • 新デザイン
  • 新カメラ/レンズに対応

引き続きAdobe Lightroom Classic CCのプラグインとしても使えるほか、単独での使用で処理の異なる画像処理をキューシステムで連続処理できるようになりました。さらに「DeepPRIME」の上位となる「DeepPRIMEXD」に対応(Photolab6で使うことができた)。より高度な画像処理が可能となっています。ただし、処理時間が大幅に長くなるので注意が必要。現時点で81,000通りのカメラ/レンズの組み合わせに対応する補正データがあり、処理開始時にデータをダウンロードすることで利用できます。

実際に使ってみる

PureRAW 2ユーザーだったのでさっそく購入して使ってみました。

単独で利用する場合、処理したいRAWデータをドロップダウンで追加することが出来ます。

PureRAW 2と比べて操作画面に変化があり、DeepPRIME XDを利用可能なほか、適用する光学補正や出力形式などを画像ごとに調整可能。「今すぐ処理」の場合は全てのRAWデータを一括設定で処理しますが、「キュー追加」の場合は異なる設定で連続処理が可能となります。特にPRIME XDでの処理は時間がかかるので便利と感じるはず(6100万画素のα7R Vはパソコンの状態や環境によってかなり長くなります)。

処理中のキューを確認することができ、処理中に別のRAWデータを異なる設定でキューに追加することも可能。この際の動作は特に重くなることはありませんでした。

既存のPureRAWユーザーの場合、Lightroomプラグインには前バージョンも表示されるようです。コントロールパネルのデザインは単独起動と同じで、処理方法を細かく設定することが出来ます。ただし、キューシステムは利用できない模様。(ただし、まとめて処理することは可能)

使用例

  • OM SYSTEM OM-1
  • ISO 2500
  • 40-150mm F2.8 PRO + MC-20 (F5.6)

DeepPRIMEでも驚くほどの改善が期待できますが、DeepPRIME XDではさらに良好な結果となりました。分かりにくいですが、ボケの描写も改善しています。処理時間は多少長くなるものの、積極的に活用していきたいと感じる画質向上。特に高ISO感度性能で見劣りするマイクロフォーサーズシステムには魅力的な機能ですね。ただし、状況によってはXD使用で不自然な描写になることもあるようで、ケースバイケースでの使用となかもしれません。そのあたりは自身の環境で実際に使って確認することになるでしょう。

  • OM SYSTEM OM-1
  • ISO 1000
  • 40-150mm F2.8 PRO + MC-20 (F5.6)

被写体ブレもわずかに改善が見込めますが、劇的な変化はありません。被写体ブレしないように高ISO感度でしっかりと被写体を捕捉し、発生した感度ノイズをPureRAWで処理したほうが良好な結果となりそうです。

  • α7R IV
  • 50-400mm F5-6.7 Di III VC VXD
  • ISO 1250

DeepPRIME XDが最も良好な結果が得られます。DeepPRIMEからアップグレードする価値があるかどうか微妙なところですが(わずかに被写体ブレの影響がある)、やはり被写体をしっかり止めるシャッタースピードとISO感度の設定が重要。

  • α7R IV
  • 50-400mm F5-6.7 Di III VC VXD
  • ISO 4000

ノイズが目立たない場合の処理でも、細部は自然な描写でシャープが増しています。ボケの周辺に発生したノイズもうまく処理しています。ただし、PRIME XDとPRIMEの違いは目立ちません。やはり高ISOにおけるノイズ処理で真価を発揮する印象あり。

PRIME XDによる画像処理とキューシステムに魅力を感じたらアップグレードする価値がありそうです。PRIME XDは高ISO感度性能が低めのマイクロフォーサーズシステムと相性が良く、処理時間の増加もあまり気にならない程度。ハイレゾショットや高解像カメラのRAWは処理に時間がかかるものの、その際はキューシステムで処理するRAWデータを逐次追加することができるのが魅力的。日頃から積極的にPureRAWを利用しているのであれば、「3」へのアップグレードがおススメ。そして、まだPureRAWを使ったことがない人でも、利用しやすいソフトになっていると思います。

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