ソニーが海外で噂されていたフルサイズミラーレス「α9 II ILCE-9M2」を正式発表しました。噂と異なりセンサーは従来通りの2400万画素となっている模様。
- α9と同じ2400万画素積層型CMOSセンサー
- より高速なBIONZ XプロセッサーとフロントエンドLSI
- AF速度・精度・EVFレスポンス改善
- 693点像面位相差AF
新アルゴリズムで動体追尾が改善- 電子シャッター20コマ秒連写(ブラックアウトフリー)
- メカシャッター10コマ秒連写
(高速化・アンチフリッカー対応)- ボディデザインはα7R IVを踏襲
- デュアルSD UHS-IIカードスロット
- ボディ内手ぶれ補正は0.5段強化
- EVF・モニター・4K動画仕様は従来通り
- ギガビットイーサネット・5GHz WiFi・バックグラウンドFTP転送・ボイスメモ
- 4500ドル
- 海外商品ページ
- 海外仕様表
- α9 ILCE-9との比較(10月4日 AM7:00公開予定)
- DPReview速報
- IMAGING RESOURCE速報
- B&H
噂の3600万画素センサーとはならず、従来通り2400万画素の積層型CMOSセンサーを採用しているようです。プロセッサーやボディが更新されているのでAF性能の向上、操作性やグリップ力の改善が期待できるようです。
アマチュアユースとしてはマイナーチェンジ感の強い2代目となりましたが、ギガビットイーサネットや5GHz帯のWiFiに対応しているので写真を素早く処理する必要がある人にとって大きな改善点と言えるかもしれません。
メカシャッターユニットが更新され、他のαシリーズと同じように10コマ秒まで改善しています。フラッシュを使用した連写撮影が使いやすくなっているのでこれまで以上にワークフローへ組み込みやすいカメラとなっている模様。さらにアンチフリッカー機能にも対応。
全体的に見て、パフォーマンスよりカメラとしての使い勝手を向上させたモデルとなっています。マイナーチェンジと言うほど小さな更新ではありません。しかし、「テクノロジーのソニー」に期待していたカメラとしては肩透かし感のあるモデルとなってしまったかもしれません。
もしもα9 IIの改善点に興味が無ければ、これから価格の変動があると思われる初代α9を検討してみるのも一つの手と言えるかもしれません。
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