このページではFUJIFILM X-H1の海外レビューをカテゴリ別にまとめています。随時追加予定。
- 2018-03-16:DPREVIEWのレビューを追記しました。
カテゴリ別レビューまとめ
ボディ
信頼性
- 戦車のような造りだ。:jonasraskphotography
サイズ・重量
- X-H1のボディサイズはGFX 50SとX-T2の中間だ。Xシリーズのコンセプトと正反対に位置するカメラである:blickwechsel
- ボディサイズは大きいが撮り始めるとあまり気にならなくなった。驚くことにサイズが大きくてもX-T2の重量とそれほど大きな差は無い。:blickwechsel
- X-H1はミニGFXのように見える。X-T2と比べて遥かに大きい:Camera Jabber
- GFXとX-T2が混ざり合った奇妙なボディだ。慣れるまで一か月を費やした。:jonasraskphotography
- 赤バッジのズームレンズやXF23mm、XF56mm、XF90mmなど大きな単焦点と装着するとバランスは良好だ。jonasraskphotography
操作性
ボタン・ダイヤル
- AF-onボタンの登場でAE-Lボタンとリアダイヤルに間隔が開いてしまった。またQボタンの配置はX-T2が良かった:blickwechsel
- シャッターボタンは数時間で慣れ始めたが、最初の頃は半押しするはずが全押ししてしまった。:Camera Jabber
- 寒いスカンジナビアで手袋を装着したまま使うにはX-T2のダイヤル操作が簡単だ。jonasraskphotography
- シャッターボタンは半押し時にほとんど抵抗を感じない。この仕組みはAF-onボタンを使ったフォーカシングに最適だろう。私はこのボタンに慣れるため長い時間を費やした。最初はこれを嫌っていたが、慣れてくると本当に良い感じだ。jonasraskphotography
- 新しAF-onボタンを除いて手にしっくりくるボディデザインだ。:Cinema 5D
- リアダイヤルはプッシュボタンを兼ねているので回転動作時に誤って押し込まないように注意する必要がある:Dpreview
背面モニタ・タッチパネル
- チルト液晶を動かしウェストレベルと撮影しようとするとモニタ上面がファインダーのアイカップで隠れてしまう。録画中を示す赤いインジケーターが見えなくなるので動画撮影で特に迷惑となる。:Camera Jabber
サブLCDモニタ
- LCDモニタは静止画と動画で表示を切り替えることが出来る。撮影中に最も重要な情報を表示するのは便利かもしれないが、個人的に必要な情報は無かった。:blickwechsel
- トッププレートのLCDパネルは静止画と動画で別の表示となる。動画撮影中のLCDパネルではUHDなのかDCIなのか設定を確認することが出来ないため、メニュー画面を掘り下げる必要がある。:DPREVIEW First impression
- トッププレートのLCDパネルはたとえカメラの電源がオフとなっていても表示され続ける。デフォルトでは黒背景の白文字だが、設定でこれを反転させることが可能だ。:DPREVIEW First impression
- 静止画・動画仕様の表示で混乱しないように設定した数値だけを表示することが可能だ:Dpreview
ファインダー
- 0.75倍・360万ドット・100fpsの優れた電子ビューファインダーだ。とても暗い場所では僅かな光のちらつきを感じるが大きな問題ではない。
- X-T2と比べてファインダーが突出している。鼻が背面モニタで押しつぶされるのを防いでくれるだろう。:jonasraskphotography
- X-T2と比べてファインダーの分解能は驚くほど優れている。ファインダー倍率は僅かに小さく、100fpsと同じリフレッシュレートだが、明るさは大きく向上している。アイセンサーによる切り替え時間が0.4秒から0.15秒に短縮している点も歓迎できるものだ。:jonasraskphotography
- LCDとEVFを好みに合わせて色調整することが出来る。:jonasraskphotography
- 電子先幕シャッターを使用し、新しいドライブモード「CM」では6コマ秒となりブラックアウト時間は僅か100ミリ秒となる。ただし、この設定はバッテリーグリップ装着時のみだ。:jonasraskphotography
- H1に追加された「ナチュラルライブビュー」モードは一眼レフのような見え味のライブビュー画像を提供するが、露出を変更すると明るさが調整される。:DPREVIEW First impression
- X-T2と比べて低倍率だがGH5と同程度の見事なファインダーである:Dpreview
メニュー
- 設定メニューに隠されている便利な機能の一つに「フォルダ作成」がある。これは撮影前、撮影中に写真を簡単に整理できる機能だ。:blickwechsel
- 動画用のメニュー項目が増加している。:jonasraskphotography
- 動画モードでは不要な静止画用メニューがほとんどグレーアウトし実に使いやすい。不満があるとすればメニュー画面を再び表示するとメインメニューに戻ってしまうことくらいだ。:Cinema 5D
AF
- オートフォーカスのパフォーマンスは最新のファームウェアを搭載したX-T2と比較しても高速だ。:blickwechsel
- 良光で素早くフォーカシングすることが判明したが、とても暗い状況で踊り子を撮影するといくつかミスショットを発見した。大部分は正確だ。:Camera Jabber
- 追従性能は調整次第で良好な結果を得ることが可能である。しかし、像面位相差AFのエリアを出てしまうと追従が難しい。総合的なパフォーマンスはこの価格帯でニコンやソニーが提供するレベルには達していない。:Dpreview
シャッター・ドライブ
- 新たに電子先幕シャッターに対応し、高フレームレートの連写時にブラックアウトフリーとなる。:blickwechsel
- シャッター音は最小限でほとんど目立たない。ストリートフォトグラファーにとても良いものだ。:jonasraskphotography
フリッカー低減
画質
全般
- 画質で目新しいものは無い。X-Pro2・X-T2・X-T20・X-E3などと同様だ。:jonasraskphotography
- べイヤー配列のセンサーと比べてディテールの配色で僅かなデメリットが発生している。これはRAW現像の方法によって異なるはずだ。:Dpreview
- JPEGのシャープニング処理はキヤノンやニコンよりも良好だが、高周波を犠牲にしている傾向がある。顔を何等かの方法で滑らかにしているので、適用されるかどうか選択肢が欲しい。:Dpreview
- ISO不変性は保たれている。:Dpreview
ダイナミックレンジ
- D5600の結果と非常によく似ている。おそらく市場で最も優れた2400万画素APS-Cセンサーだ。全体的にとても柔軟性のあるRAWファイルだ。:Dpreview
高ISO
- X-H1の画質は驚くべきものではなく、ISO200-12800でノイズは上手く処理されているが、ISO51200では部分的にディテールが失われる。他のフジXシリーズと同様にとても魅力的な低?中感度画質だ。:Camera Jabber
- α6500などと比較してノイズリダクションがRAWファイルに適用されているように見える。ディテールはしっかり維持されているので心配することはないだろう。:Dpreview
手振れ補正
- 多くの人が「手振れ補正は必要ない」と思っており、おそらく私が最初の1人だ。フジノンレンズの最重要レンズには光学手振れ補正が搭載され、最大5段の効果がある。とは言え、手振れ補正を搭載していないレンズでは恩恵を受ける。:blickwechsel
- 手振れ補正の設定は「オフ/撮影時のみ/継続的」の3つだ。:blickwechsel
- XF56mmを使って0.3秒のシャッタースピードで撮影した時、成功率は約50%だ。:Camera Jabber
- XF90mmやXF16-55mm、そしてヴィンテージレンズでとても役に立つ。:jonasraskphotography
- ボディ側手振れ補正はレンズ側にOISが搭載されている場合、焦点距離を考慮して最良の選択肢で補正される。例えば長焦点レンズはレンズ側でピッチ・ヨーを補正してボディ側で残りの3軸を補正する。jonasraskphotography
- ヴィンテージレンズをX-H1に装着する時は焦点距離の登録に注意しよう。85mmのレンズで9mmと設定するとファンキーなブレが発生する。:jonasraskphotography
- 手振れ補正の効果は疑う余地がないものだ。動画撮影のみならず、静止画ユーザーでも価値を見いだせるものだろう。:DPREVIEW First impression
- 35mm F1.4をF16まで絞り5秒のシャッタースピードでもなんとか安定させることが出来る。オリンパスのような良好な補正システムと同等では無いだろうか。:keithwee
- X-H1の手振れ補正は広角レンズで効果が薄いように見える。ボディ内手振れ補正が一般的に広角側に強いことを考慮すると奇妙な結果だ。望遠レンズで使用する場合は実写で3.3段分の補正効果が期待できる。:Dpreview
動画
- H264 F-log 4K 4:2:0 8bitの内部記録、4K 8bit 4:2:2をHDMIで出力可能だ。録画中にタイムコードを表示することも出来る。:jonasraskphotography
- 4:2:2 10bitの動画を体験してしまうと8bitの動画には限界を感じてしまう。さらに波形モニタやゼブラ表示機能を備えていないのは残念だ。:DPREVIEW First impression
- ムービーサイレントコントロールにより各種ダイヤルを操作せずに露出設定が可能だが、動作が遅い。全ての設定は長いリストとして並べられており、使わない設定を削除する選択肢存在しない。このため、全ての設定をスクロールしてクリックする必要がある。:DPREVIEW First impression
- 画質はとてもシネマ的でISO5000のような高感度ISOノイズさえシネマ的で厄介なものではない。残念ながら4K 50/60pと4:2:2 10Bitには非対応だ。:Cinema 5D
- 特筆すべきは高音質で記録可能な内蔵マイクだ。ローカットフィルターを無効に出来るミラーレスカメラは見たことが無い。:Cinema 5D
- 場合によってオートフォーカスはうまく動作するが、撮影状況によってはうまく機能しない。:Cinema 5D
- AF開始位置が像面位相差AFエリアから外れているとうまくいかない:Dpreview
- α6500ほどディテールは優れていないが、ローリングシャッターの影響は少ない。:Dpreview
バッテリー
- 手振れ補正はPermanetモードで1日(約900コマの撮影)で一つのバッテリーが空となり、二つ目のバッテリーを75%まで消費した。一眼レフカメラと比べるとまだまだ悪いが、それでも改善している。:blickwechsel
参考動画
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