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GRスピリットに忠実で着実に進化している|GR IV

Phototrendが「RICOH GR IV」のレビューを公開。バッテリーやAF性能は引き続き改良が必要としつつ、手振れ補正やレンズ光学系、操作性や撮影体験の改善などを評価。GR IIIからアップグレードする必然性は低いものの、着実に進化しているとのこと。

Phototrend:Test Ricoh GR IV : l’évolution minimale d’un compact culte

  • 外観:前モデルGR IIIと外観上の差異は小さく、意図的に目立たないデザイン。角張ったラインと質感ある仕上げ、小型軽量ボディを継承し、ジャケットのポケットに収まり、片手操作が可能。
  • レンズ:28mm相当F2.8の大口径レンズを継続採用しつつ光学設計を微調整。開放から非常にシャープで、GR IIIよりわずかに向上。特に周辺部の安定性が大きく改善され、F2.8でも隅までクリーンな描写を実現。色収差は極めて少ない。一方、樽型歪曲と周辺減光は目立つが、JPEG補正およびLightroomプロファイルで効果的に補正可能。内蔵NDフィルターは便利だが、強い光では外付けフィルターに劣る。
  • バッテリー:DB-120バッテリーを採用し、従来比で約40%容量増加。ただしサイズ増加に伴いmicroSD採用となり、旧バッテリーは非互換。実写では約250枚と多くはなく、予備バッテリー携行が望ましい。
  • インターフェース:USB-Cポートのみのミニマル構成。SDカードスロットを廃しmicroSDを搭載するが、主用途はバックアップ。53GBの内蔵メモリを備え、GR IIIの2GBから大幅に改善。
  • 携帯性:APS-Cセンサー搭載機として比類のないコンパクトさを誇る。大型センサー機ながら常時携行が容易。
  • グリップ:深くなった。
  • 操作性:スナップモード追加、背面操作系の変更などエルゴノミクス的改良あり。+/-セレクター追加により操作性は向上するが、サムレストはやや狭い。メニューは簡素で、ほぼ全ボタンがカスタマイズ可能。
  • 手ぶれ補正:5軸センサーシフト式を搭載し、メーカー公称6段分。低照度下での手持ち撮影性能は従来機から明確に向上。
  • ファインダー:電子ビューファインダー非搭載。
  • モニター: 固定式3インチタッチスクリーン、約104万ドット。視認性と解像感は平凡で、チルト非対応。
  • メニュー:記載なし。
  • フォーカス:位相差+コントラストのハイブリッドAFを採用。明るい環境ではGR IIIより高速かつ信頼性向上。顔・瞳認識は静止体や緩慢な動きに有効だが、動体追尾は弱い。低照度や複雑な場面では遅延あり。ただし起動の速さとスナップモードの即応性はストリート撮影で強み。
    訳注:GR IIIも位相差AFに対応しています)
  • 連写性能:約4コマ/秒、バッファ11枚と低水準。アクション用途には不向き。
  • 解像性能:約2570万画素APS-C CMOSセンサー搭載。RAW約32MB、JPEG約15MB。28mm相当レンズに加え、35mm・50mm相当のデジタルクロップを搭載。ただしクロップはRAWにも適用され、後処理で元画角に戻せない。
  • 高感度ISO:ISO100–204800。ISO1600までは良好。ISO3200以上で劣化が進み、ISO6400以降はノイズが目立つ。ISO12800超は実用性が低く、高感度域はマーケティング的側面が強い。
  • ダイナミックレンジ:低照度補正に優れ、−3EVでノイズ出現、−4EVで顕著化。ハイライト耐性も高く、+2.3EVまで破綻が少ない。
  • ホワイトバランス:記載なし。
  • JPEG:リコーらしい色再現で、JPEG画質は非常に優秀。
  • 動画:フルHD・60fps止まりで、動画機能は補助的。手ぶれ補正は限定的に有効だが、AFの滑らかさや設定項目は不足。本格的な動画用途には不向き。
  • 総評:控えめなデザインと高画質、即応性を重視した思想に共感するユーザー向けのカメラ。ストリートや旅行に適する一方、EVFやチルト液晶非搭載、バッテリー持続時間、AF性能、価格上昇といった制約も多い。改良点は着実だが根本的変化は少なく、GR IIIユーザーにとってアップグレード必然性は低い。

Phototrendによると、コントロールレイアウトの変化、手振れ補正や光学性能の強化で改善を感じるカメラとなっているようです。microSDや背面ホイール省略などコントロールに変化が見られるので、実際にカメラを触って操作性を確認しておいたほうが良さそう。(Phototrendのレビュワーは背面ホイールが良かったと述べています)

バッテリーやAF性能はまだ改善の余地があるらしく、その他を含めて根本的な変化をもたらすカメラではない模様。GR IIIからのアップグレードを正当化する理由は少ないとのこと。

フォーカスは「ほぼ同等」というDPReviewやMobile01の評価と異なり、いくらか改善しているようです。個人的にはそこまで違いを感じなかったのですが、AFを重視している人にとっては体感する差があるのかもしれません。

RICOH GR IV 最新情報まとめ

  • 発売日:2025年9月12日
    ・HDF:2026年1月下旬
  • 予約開始日:2025年8月21日
  • 希望小売価格:オープン
  • カメラのキタムラ:175,320円

2025年に登場したRICOH GRシリーズの最新モデル。カメラのコアとなるレンズ・センサー・処理エンジンをはじめ、手振れ補正やコントロールレイアウト、内部システム、AFなどなど、全体的に改良が加えられています。

撮影体験を改善する新しい撮影モードも追加され、GRシリーズらしい新製品。販売価格は大幅に上昇してしまいましたが、現在の世界情勢や物価上昇などを考慮すると驚く程ではない、と言ってところでしょうか。

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主な仕様

GR IV
レンズ 5群7枚
18.3mm F2.8-16
マクロ 0.06m~0.15m
イメージセンサー 2,574万画素
センサー除塵 超音波振動 DR II
帯電防止コーティング
手振れ補正 5軸6段分
画像処理エンジン GR ENGINE 7
RAW RAW (DNG) 14bit
ISO 100~204800
ストレージ 内蔵メモリ(約53GB)
microSD/microSDHC/microSDXC
AF ハイブリッドAF
シャッター 1/4000秒~30秒
モニター サイズ:3.0インチ
解像度:約103.7万ドット
アウトドアモニター「オート」搭載
動画フレームレート フルHD(1920×1080、60p/30p/24p)
動画出力 MPEG4 AVC/H.264 (MOV)
USB USB-C
Wi-Fi 2.4/5.1GHz
その他ポート類 ホットシュー
バッテリー タイプ:DB-120
撮影可能枚数:約250枚
サイズ 約109.4×61.1×32.7mm
重量 本体のみ:約228g
バッテリー含:約262g
その他機能 自動水平補正
ローパスセレクター
フルプレススナップ
フォーカスリミッター
ウォーム優先WB
ホワイト優先WB
撮影メモリー設定
スナップ優先モード
新イメージコントロール シネマ調 イエロー
シネマ調 グリーン
カスタム3
粒状感の詳細設定

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