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Insta360 X5 360度カメラ市場において圧倒的な存在感

Digital Camera Worldが「Insta360 X5」のレビューを公開。優れた操作性・構造を備え、前モデルから低照度性能も改善していると評価。360度カメラ市場において圧倒的な存在感を放つ製品とのこと。

Digital Camera World:Insta360 X5 review: I spent a month taking it biking, walking, and on family trips

  • 価格:本体価格はX4より50ドル高いが妥当。付属品が揃ったエッセンシャルバンドルは内容に対して適切な価格設定。
  • アプリ:アプリは大幅に改善されており、AIによる自動編集や被写体追跡など強力なツール搭載。ただし、一部の旧機能はすぐに見つけにくい。
  • 外観:角張った新デザインに刷新、スタイリッシュ。大型の六角形マイクグリルは多層構造でノイズ低減に寄与。デザインはレンズ周りの無骨な固定点を巧みにカバー。
  • 構造:ケースなしで水深15mまでの防水性能。Insta360独自のマグネットマウントを360度カメラとして初採用し、拡張性が高い。
  • レンズ:交換可能な頑丈なガラス製レンズを搭載し、X4から大きく進化している。1メートルの高さから落下しても破損しなかった点は、耐久性の高さを示す。
  • バッテリー:Enduranceモードで最大185分駆動が可能とされる。実際の持続時間はやや短いが、約20分で80%以上充電できる高速性は評価に値する。
  • インターフェース:バッテリーとSDカード、USB-Cポートが両側に分かれた設計で、縁はダークグレーのゴムで覆われており、実用性と質感の両立。
  • 携帯性:記載なし。
  • 操作性:電源・Qボタンにテクスチャ加工が施され、素手での操作性が向上。ジェスチャー操作が進化し、ひねる動作でも撮影可能な点は極めて実用的である。
  • 起動:バッテリー装着状態から約4秒で起動可能で、アクションカメラとしても高速である。
  • メニュー:メニューのレスポンスは良好で、処理能力の向上が操作性にも明確に貢献している。各モードの選択肢が多く、初見では探索にやや時間を要する。
  • フォーカス:記載なし。
  • 解像性能:静止画は72メガピクセルで非常に高精細。魚眼の接合部もほとんど目立たないが、極一部に違和感が残る。
  • 高感度ISO:低照度下でも明暗のディテールが保たれており、非常に有用である。PureVideoモードも搭載されるが、標準モードでも満足できる描写が得られる。
  • ダイナミックレンジ:記載なし。
  • ホワイトバランス:記載なし。
  • JPEG:記載なし。
  • 動画:5.7K/60fpsの高画質動画が撮影可能で、発熱も抑えられており、信頼性が高い。ドルビービジョン動画は特に魅力的な描写を見せる。
  • 総評:Insta360 X5は360度カメラ市場において圧倒的な存在感を放つ。暗所性能の向上、扱いやすさ、堅牢性、動画品質のすべてが高水準であり、プロ用途にも耐える。ただし、X4を既に所有しているユーザーには必須のアップグレードとは言い切れず、用途に応じて選択すべきである。それでも、現時点で最高の360度カメラであることに疑いはない。

Insta360 X5 は2025年4月下旬に正式発表された最新の360度カメラ。センサーの大型化や処理能力の強化で低照度性能を改善、レンズ交換に対応、ウインドガード内蔵、バッテリーの増量などが特徴。外観こそX4に近いですが、中身は大幅に強化されています。

販売価格はX4よりも若干高め。コンシューマー向けの360度カメラとしては高価ですが、デバイス本体やアプリ、編集ソフトなどの組み合わせを考慮すると価格なりの価値があるように見えます。レンズ交換に対応したので、(高価な360度カメラの)レンズ破損を恐れる必要が無くなったのは大きい。

Digital Camera Worldのレビューでは、他のレビューサイトの評価と同じく、市場で最も優れた360度カメラと高く評価。X4からのアップグレードは迷う部分があるものの、X3以前のカメラであれば、強化されたポイントの恩恵を多く受けることが出来そうです。

X4ユーザーとしては、静止画書き込み時の操作不能時間が気になるところですが、X5で改善されているのかどうか気になるところ。(DCWのレビューでは特に言及なし)

Insta360 X5 情報まとめ

アクセサリー早見表(Insta360 store)

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