PetaPixelが「Insta360 X5」のレビューを公開。X4比で強化された低照度性能やレンズ交換可能な構造、追加された風防などを高く評価。編集に時間がかかるものの、アクションカメラよりもパワフルなカメラとのこと。唯一の競合製品は前モデル。
PetaPixel:Insta360 X5 Review: The Most Versatile Action Camera Available
Insta360 X5 レビュー:カメラについて
- 最大 8K30FPSの動画撮影と、最大 72MP (11,904 x 5,952) の写真撮影が可能。
- IP68規格に準拠、保護ケースなしでも最大約15メートルの防水性能。
- 動作温度範囲は-20°C~40°C。
- サイズは46 x 124.5 x 38.2 mm、重量は200g。
- X5(およびそれ以前のXシリーズ)は2つのレンズを搭載し、360度動画の撮影が可能。これにより、ボタンを押すだけで、撮影に失敗する心配なく、あらゆる瞬間を捉えることが可能。
- 専用アプリで編集時に、正確な角度、アスペクト比、表示角度を選択できる。
Insta360 X5 レビュー:デザイン
- 一見すると、X5は前モデルとそれほど変わらないように見える。
- 直感的なタッチ操作やコントロールも前モデルから継承。
- 大きな二つの変更点。
・X4比で100%向上の高強度ガラス採用レンズ。
・レンズが約$35で自身での交換が可能。
・マイクに風防が内蔵。- 風防はまさにゲームチェンジャーとなる機能。X5は、私のマウンテンバイクライドの必需品となり、特に風の強い日の公園での高速走行時の音声の処理能力に、本当に驚かされた。
- X4比で144%大型化された撮像センサー、計算能力を大幅に向上させる3つのAIチップの追加、そして強化されたバッテリーが挙げられる。
- さらに、20分の充電で80%のバッテリー容量を回復する高速充電技術も搭載。
Insta360 X5 レビュー:機能
- 8K/30fps、手ぶれを軽減する機能や撮影角度に関わらず水平を保つ機能など、アクションカメラの基盤となる堅牢な機能を備えている。
- 4K単一レンズモードや、「見えないセルフィー棒」機能など。
- 特に注目すべきはX5の新モード。InstaFrameモードでは、自動フレーミングされたフラット動画と360度動画の両方を同時に撮影できる。これにより、フラット動画から編集を最小限に抑えた短いクリップを投稿し、その後360度動画に飛び込んで再フレーミングや編集を自分の好みに合わせて行うことが可能だ。
- InstaFrameでは「固定ビュー」と「セルフィービュー」の2つのオプションから選択でき、後者は動画全体で被写体を自動的に認識し追跡する。
- 2つ目の新機能は、X5の「ピュアビデオモード」。これはAI技術を活用し、照明条件が良くない場合でもノイズを低減し、クリアな映像を撮影できるように設計されている。
- イノベーションの大きな部分は、X5の付属アプリとデスクトップスイートに集約されている。動画内の被写体を自動的に認識してハイライト表示するサムネイルプレビューなど、便利な機能を強調。
- Insta360は、編集プロセスを省略する機能にも多くの時間を費やしており、固定ビュー(固定またはセルフィーなど)を選択したり、AIに動画全体を自動的に再構図させたりするオプションを提供。X5(またはX4)での撮影で最も面倒なのは編集プロセスであるため、これらの追加ツールはすべて理にかなっている。
Insta360 X5 レビュー:パフォーマンス
- Insta360 X4 はGoProやInsta360 Ace Pro 2と比べると、使用頻度は低かった。より頑丈で、過酷な使用にも耐えられる信頼性があったから。
- Insta360はX4用にレンズガードを提供していたが、ガードを装着した状態での映像に満足できなかったため、過酷なシーンでは使用を控えていた。
- 現在、X5により耐久性が高く、何より交換可能なレンズキャップが搭載されたことで、激しい瞬間において真価を発揮するカメラ。
- マイクに内蔵された風防のおかげで、音質も抜群だった。
- ピュアビデオモードが際立っている。低光量環境でX4を容易に上回っている。
- 多くの点で標準的なGoProを上回っているが、X4とX5には「スティッチライン」と呼ばれるものが存在する。通常はほとんど目立たないが、スイッチラインと主な被写体が重なると(動画が使い物にならないわけではないが)確実に煩わしいものになった。
- モバイルアプリが大幅に改善され、外出先での動画編集や投稿に直感的に使えるツールとなった。しかし、デスクトップアプリは以前より使い勝手が悪くなっている。
Insta360 X5 は、混雑したアクションカメラ市場で際立った存在
- GoPro Hero 13は優れたアクションカメラ。Insta360 Ace Pro 2やDJI Action 5 Proも同様。
- Insta360 X5は、これらすべてを凌駕する性能と、はるかに豊富な機能を備えている。滑らかでディテール豊富なアクション映像と卓越した音声記録の組み合わせを完璧に実現し、同時に、状況に応じて柔軟に対応する能力も備えている。
- そうは言っても、万人向けではない。このカメラから最高の成果を得るためには、編集に慣れる必要がある。
- 本当にシンプルな「撮影して投稿する」だけのセットアップを求めているのであれば、GoPro や Ace Pro 2 の方が適している。価格面でも確実に手頃。
- 時間と費用をかける覚悟があるなら、X5 はアクションカメラ、ドローン代用、セルフィー撮影機として、すべてを兼ね備えたパワフルな製品。
代替品はあるか?
- 競合製品について話すのは少し難しい。360 度アクションカメラ分野における唯一の真の競合製品は Insta360の製品。
- X5に最も近い競合製品は、X4。その次に近いのは、遠い親戚のようなX3。
- GoPro Hero Maxはまだ存在しているが、技術や機能面で数年遅れている。
- X5とX4の最も大きな違いは、交換可能なレンズと、オーディオ用の内蔵風防。しかし、X4も素晴らしい映像を撮影でき、X5に一歩及ばない程度。
- 耐久性という点では、X5が明確な勝者。
Insta360 X5 は2025年4月下旬に正式発表された最新の360度カメラ。センサーの大型化や処理能力の強化で低照度性能を改善、レンズ交換に対応、ウインドガード内蔵、バッテリーの増量などが特徴。外観こそX4に近いですが、中身は大幅に強化されています。
販売価格はX4よりも若干高め。コンシューマー向けの360度カメラとしては高価ですが、デバイス本体やアプリ、編集ソフトなどの組み合わせを考慮すると価格なりの価値があるように見えます。レンズ交換に対応したので、(高価な360度カメラの)レンズ破損を恐れる必要が無くなったのは大きい。
PetaPixelのレビューでは、他のレビューサイトの評価と同じく、市場で最も優れた360度カメラと高く評価。1年前に登場したX4からも明らかなアップグレードがあるため、やや高めですがX5を選ぶ理由があるようです。特にレンズ交換可能となったため、レンズの破損を恐れずに撮影できるようになったのが大きい模様。アクションカメラとして気兼ねなく使うことが出来る360度カメラですね。
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アクセサリー早見表(Insta360 store)
- Insta360 X5 バッテリー:8,000円
- Insta360 X5 収納ケース:4,480円
- Insta360 X5 POVチェストマウント:7,080円
- Insta360 X5 標準レンズガード:4,480円
- Insta360 X5 万能フレーム:11,580円
- Insta360 X5 USBカバー:1,180円
- Insta360 X5 レンズ交換セット:5,280円
- Insta360 X5 スクリーンプロテクター:2,680円
- Insta 360 X4/X5 レンズキャップ:1,180円
- Insta360 X5サーモグリップカバー:2,680円
- Insta360 X5 全天候型USB充電カバー:1,780円
- Insta360 X5 冷却スクリーンプロテクター:3,580円
- Insta360 X5 見えない潜水ケース:17,800円
- Insta360 X5 万能急速充電ケース:10,800円
- Insta360 X5 クイックリーダー:9,000円
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