PENTAX FORUMSがK-1 Mark IIとK-1のISO感度ノイズの比較レビューを掲載しています。
PENTAX FORUMS
- K-1 Mark IIとK-1は同じ3600万画素センサーとPRIME IVを搭載しているが、K-1 Mark IIには撮影時のSNR比を改善するアクセラレータユニットが組み込まれている。
- K-1 Mark IIはRAW出力でノイズが少ない画像を生成している。一方、K-1はノイズが多いもののディテールは少しハッキリとしている。
- JPEG出力を等倍レベルでチェックするとK-1 Mark IIは明らかにノイズが少ない勝者となる。しかし、RAW出力の結果と同じようにK-1はディテールがMark IIより鮮明だ。
- ラボテストの結果は2台とも非常に近いパフォーマンスだがK-1 Mark IIが有利のようである。
- JPEG出力において、K-1 Mark IIはISO12800以降で特にK-1を上回る。先のテスト結果でもわかるようにISO12800よりも低感度ではノイズが少ないもののディテールが少しソフトだ。
K-1 Mark II・K-1どちらも高ISO感度で明瞭かつ鮮明な画像を生成する驚異的なカメラだ。アクセラレータユニットによってK-1を吹き飛ばすような画質を期待していたが、実際にテストするとそこまで差が無いことが判明した。
一方、JPEG出力で後処理を最低限に抑えて良好な結果を望むのであればK-1 Mark IIはノイズの目立たないクリーンな画像を生成できるカメラだ。このノイズ低減はJPEG出力のノイズ低減とは異なりRAWに作用するものである。
このテストで判明したことはK-1 Mark IIが僅かに画質面で有利なだけと言うことだ。ノイズリダクションによりディテールがある程度損失するものの、ディテールの違いはピクセル等倍で確認しなければ分からない程度だ。アクセラレータユニットよりは手持ちリアルレゾリューションシステムが遥かにエキサイティングである。
K-1 Mark IIとK-1の差が何故劇的なものでは無かったのだろうか?K-70とK-3を比較した時、K-70は高感度ISOでK-3より遥かに優れていた。これは結局のところ、アクセラレータユニットと新型センサーが相互に作用して優れたノイズ耐性となったのだろう。K-1 Mark IIとK-1は同じセンサーであるため、アクセラレータユニットだけのノイズ低減効果は小さい。
とのこと。
K-1に搭載されているセンサーはNikon D810などと同等で元からパフォーマンスが高いと言われているものですね。アクセラレータユニットによるノイズ低減効果はセンサー性能の差ほど効果は無いようです。
K-1 Mark IIはアクセラレータユニットの効果を切ることが出来ないため、低感度を使った風景撮影はK-1が有利と言えるかもしれん。
手持ちリアルレゾリューションや高感度ノイズに強くなったK-1 Mark IIはどちらかと言えば手持ち撮影に特化したモデルと言えるかもしれませんね。とは言え、非常に細かいディテールのシャープさを気にしなければK-1 Mark IIが総合的に見ておススメしやすいカメラと言えるでしょう。
個人的に新型センサーとアクセラレータユニットを搭載したRICOH GRを見てみたいと思うのです。
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