Sigma BF のオートフォーカスには非常に感銘を受けた

Digital Camera Worldがシグマ「Sigma BF」のハンズオンレビューを公開。個性的な外観・操作性・インターフェースのカメラですが、AFは良好で優れたJPEGカラーを楽しめるとのこと。他のカメラと比較したりするタイプの人は向いていないと言及。欲しいから買うカメラ。

Digital Camera World：Hands-on Sigma BF review: the camera that beats Leica at its own game

• 外観：
  ・シルバーの I シリーズ レンズと組み合わせた際に美しさが際立つ。
  ・ブラックレンズとの組み合わせでは見た目が劣る。
  ・ブラックバージョンも選択可能だが、指紋がつきやすい。
• 質感：
  ・アルミニウムの塊から7時間かけて精密加工。
  ・頑丈な感触と安心感のある重量を持ちながらも、446gと軽量。
  ・ネジ穴が見えない洗練されたデザイン。
• 耐候性：
  ・「防塵・防滴構造」を採用。小雨の中での使用は可能だが、防水ではない。
• バッテリー：
  ・1回の充電で平均180枚撮影可能。
  ・公式の260枚には及ばず、寒冷環境では性能がさらに低下。
  ・長時間撮影には予備バッテリーが必要。
• インターフェース：
  ・電子ビューファインダー、ホットシュー、HDMI接続なし。
  ・ヘッドフォンジャック、マイクジャック、同期ポート、メモリカードスロットもなし。
  ・USB-C ポート、三脚マウント、単一ストラップラグのみを備える。
  ・230GBの内部ストレージを採用し、USBポートは充電とデータ転送に使用。
• 携帯性：
  ・記載なし。
• グリップ：
  ・角張ったデザインで、人間工学的には手に優しくない。
  ・長時間の使用では不快に感じる場合あり。
  ・フロントグリップがないため持ちづらい。
  ・私はファミリーコンピュータの角ばったコントローラーで育ったので問題ない。
• 操作性：
  ・ミニマルな操作体系。
  ・シャッター、4つのボタン（電源、再生、メニュー、OK）、背面のクリックホイールを備える。
  ・シンプルな操作に慣れれば使いやすい。
  ・多くの写真家が優先モードで撮影するため、ダイヤルが1つでも問題なし。
• 手ぶれ補正：
  ・ボディ内手ぶれ補正なし。
  ・しかし、撮影画像にはブレがほとんど見られず、手持ち撮影にも十分対応可能。
• ファインダー：
  ・非搭載。しかし、スマートフォンだってファインダーを搭載していない。
• モニター：
  ・固定式の背面モニタのみ。明るい環境では視認性が低下。
  ・チルト機能があればより便利だった。しかし、この問題は全てのスマートフォンにも当てはまる。
• メニュー：
  ・デフォルトではライブビューのみ表示。
  ・OKボタンを押すと設定が表示され、ホイールで調整可能。
• フォーカス：
  ・オートフォーカスには非常に感銘を受けた。
  ・AF性能は向上。約90%の精度で狙った位置に合焦。
  ・人間・動物の顔・目検出機能あり。
  ・混雑した環境では誤認識もあるが、タップで修正可能。
• 連写性能：
  ？ローリングシャッター効果が高速被写体で顕著に現れる。
• 解像性能：
  ・記載なし。
• 高感度ISO：
  ・記載なし。
• ダイナミックレンジ：
  ・記載なし。
• ホワイトバランス：
  ・記載なし。
• JPEG：
  ・13種類のカラープリセットを搭載。
  ・富士フイルムのフィルムシミュレーションに匹敵する品質を持つ。
  ・撮影時に意図した色味を反映可能。
• 動画：
  ・試作機ではビデオAFに問題があり、性能を評価できず。
  ・最終モデルでの改善に期待。
• 作例集：リサイズのみ。
• 総評：
  ・デザイン性に優れ、独自性のあるカメラ。
  ・万人向けではなく、シンプルな操作性を求めるユーザーに適する。
  ・バッテリー寿命が短い点に注意。
  ・スペック比較ではなく、感性で選ぶべきカメラ。
  ・建築家の机に置かれているようなカメラ。
  ・ライカ T / TL / T2 の精神的後継機。
  ・他のカメラと比較したりするタイプの人は向いていない。
  ・これは、単に欲しいから買うカメラ。それでいい。私も欲しい。

Sigma BFは2025年2月24日に発表されたライカLマウントの新しいミラーレスカメラ。fpと同じ（もしくは同程度の）裏面照射型の2400万画素CMOSセンサーを搭載。しかし、コントロールレイアウトやデザインを一新しており、非常にシンプルな操作体系のカメラとなっています。

その一方で、筐体はアルミニウムのインゴットから7時間かけて削り出されたユニボディを実現。また、コントロールにはハプティックボタン・ダイヤルを採用、摩耗のない操作部になっているとのこと。シンプルながらも凝ったデザインのカメラとなっているようです。

Digital Camera Worldのハンズオンでは個性的としつつも肯定的に評価しているようです。もともとPEN-Fなど趣味性の高いカメラを好むレビュワーなので、Sigma BFも好みのカメラとなった模様。個性的ながら実用性のあるAFを備え、豊富なJPEGカラーを備えているとのこと。見た目で選ぶカメラですが、シンプルなデジタルカメラとして普通に使えるのかもしれません。

ただし、バッテリーライフが短めとなっているので、予備バッテリーやモバイルバッテリーを準備しておくのが良さそう。

シグマ Sigma BF 最新情報まとめ

Sigma BF シルバー（ワード検索）
楽天市場	Amazon	キタムラ	Yahoo
Sigma BF ブラック（ワード検索）
楽天市場	Amazon	キタムラ	Yahoo

主な仕様

関連記事

• Sigma BF のオートフォーカスには非常に感銘を受けた
• α7 IV 電子署名書き込みに対応するファームウェアVer5.00 配信開始
• ソニー FE 16mm F1.8 G 予約開始
• ソニー FE 400-800mm F6.3-8 G OSS 予約開始
• Realmeがレンズ交換用CMOSセンサー・マウント搭載スマートフォンを参考出品
• FUJIFILM X100VI 今後1～2年は高い需要が続く
• FUJIFILM GFX100RF のアスペクト比ダイヤルと思われるリーク画像
• Sigma BF はシャネルNo.5のように長く変わらないデザインを目指した
• VILTROX AF 25mm F1.7 手ごろな価格で非常に優れた性能
• パナソニック LUMIX S1RII 予約開始