リコーイメージングが「RICOH THETA」の国内取り扱い終了を予告。販売はリコーで継続する模様。さらに新製品である「THETA X」を近日発表と予告しています。
360°カメラ「RICOH THETA」日本国内での販売について
平素は格別のお引き立てを賜り、厚く御礼申し上げます。
2022年4月にリコーイメージング株式会社が日本国内の販売体制を変更することに伴い、リコーイメージングで行っていた360°カメラ「RICOH THETA」シリーズの日本国内での取り扱いを2022年3月31日で終了することとなりました。これに伴い、リコーイメージングストアでの販売も、3月15日(火)受注分で終了させていただきます。
リコーは今後も日本国内での「RICOH THETA」の販売を継続し、既に海外で先行発表した「RICOH THETA X」についても、近日中に正式発表予定です。4月1日以降の取り扱いなど詳細につきましては、準備が整い次第、あらためてご案内いたします。
なお、製品の修理やサポートは従来通り、リコーイメージング修理受付窓口、リコーイメージングお客様相談センターにて承ります。
今後ともリコーグループ製品をご愛顧賜りますようよろしくお願い申し上げます。
とのこと。
「PENTAX」や「GR」ブランドのデジタルカメラを販売するリコーイメージングからリコーに販売体制が変わるみたいですね。国内でTHETAの販売が終了するわけではない模様。どちらかと言えばコンシューマー向けのデジタルカメラが多いリコーイメージングから、BtoBが盛んなリコーに販売体制が移行するのは自然な流れかもしれませんね。(THETAは不動産や中古自動車販売で使われている)
現在のTHETA公式ウェブサイトはリコーイメージングが管理していますが、今後はリコーが引き継ぐのか、それともウェブサイトから一新するのか気になるところ。
さらに新製品である「THETA X」の国内発表が近づいていると言及。
THETA初となるタッチパネル対応モニタを搭載し、Micro SDカードやバッテリーの脱着が可能となり、さらにGPSまで搭載しています。従来のTHETAユーザーが注目すべき次世代THETAに仕上がっている模様。私もTHETA S・THETA SCユーザーだったので、購入を検討している一人。
センサーが1/2型だったり、静止画のRAW出力に非対応だったりする点が気になるものの、価格次第では突撃したいですねえ。
正式発表時の情報
この度、新機種「RICOH THETA X」を発売いたします。
本機は、360度の静止画・動画をワンショットで撮影できる360度カメラ「RICOH THETA」シリーズの上級モデルとして、大型のタッチパネルディスプレイの搭載や高精細な画像の実現など、使いやすさと高画質を追求しています。新機種「RICOH THETA X」は、初代「RICOH THETA」の商品コンセプトである「どこにでも持ち歩ける小型・軽量ボディ」を踏襲し、最大約6,000万画素(出力画素)相当の高精細な画像を実現しました。RICOH THETA Xは、RICOH THETAシリーズとしては初めて2.25インチの大型フルカラータッチパネルを搭載し、カメラ単体での操作性を向上させたほか、交換バッテリーや外部メモリーカードの使用にも対応し、ビジネスシーンでの効率的で確実な撮影を可能にしています。
発売日は3月を予定しています。
- プレスリリース(USA)
- 商品ページ(USA)
- 最新情報まとめページ
- デジカメwatch 速報
- DPReview 速報
主な特徴
- THETA初となる2.25型液晶モニタ搭載
- 最大60MBPの静止画撮影
- 内部メモリ+外部メモリーカード対応
- 電池交換に対応
- 5.7K 30pで手ぶれ補正対応の動画撮影
- スマートフォンとの高速ワイヤレス接続
- GPS内蔵
- 799ドル 3月発売
日本での案内
平素よりRICOH THETAシリーズをご愛用頂きまして、誠にありがとうございます。
海外にて発表させて頂きました新商品 RICOH THETA Xは、日本国内でも今春の発売を検討しております。詳細につきましては準備が整い次第、ご案内させていただきます。
主な仕様
- イメージセンサー
・タイプ:1/2型
・有効画素数:11008×5504 画素(約6000万画素)
・ISO:100-3200- ストレージ
・内蔵メモリ:46GB
・Micro SD UHS-I- レンズ
・F2.4
・40cm~∞- シャッター速度:60秒~1/16000秒
- 撮影モード:
・シャッター優先・ISO優先・マニュアル- モニター:
・2.25型 カラー液晶モニタ
・360×640ドット(約23万ドット)
・タッチパネル- 動画:
・5.5K 30p・4K 60p・2K 30p対応
・USBライブストリーミング対応
・電子IS:対応
・最大5分
・連続撮影時間:- インターフェース:
・USB:USB-C USB 3.2 Gen1
・GPS/QZSS/A-GPS
・Wi-Fi IEEE 802.11 a / b / g / n / ac
・Bluetooth 5.0
・リモコンTR-1
・三脚ネジ穴- バッテリー
・タイプ:DB-110
・撮影可能枚数:220枚
・充電方法:USB- サイズ:51.7×136.2×29mm
- 重量:170g
以前から噂されていたTHETAの新モデルが遂に登場しましたね。液晶パネル、Micro SDカード、GPS搭載に加えてバッテリー交換にも対応。これまで不満だったTHETAの欠点を全体的に改善した次世代のTHETAらしいモデルに仕上がっています。
Z1と違いDNG RAW出力には非対応なのが残念ですが、今後のファームウェアアップデートでの追加を期待したいところ。また、センサーサイズはZ1のような1型の大型センサーではなく、THETA Vに近い1/2型センサーである点に注意。THETA Z1の後継モデルと言うよりはTHETA Vの後継モデルと言えそうです。
今のところ価格は不明ですが、非常に魅力的なデバイスですねえ。残念ながら国内での発売は少し遅めの今春予定。
RICOH THETA X(簡易検索) | |||
楽天市場 | Amazon | キタムラ | Yahoo |
参考:従来モデル
RICOH THETA Z1 51GB | |||
楽天市場 | Amazon | キタムラ | Yahoo |
RICOH THETA Z1 | |||
楽天市場 | Amazon | キタムラ | Yahoo |
RICOH THETA V | |||
楽天市場 | Amazon | キタムラ | Yahoo |
THETA関連記事
- LUMIX S PRO 50mm F1.4 レンズレビューVol.5 ボケ編
- 2024年のカメラ関連 ブラックフライデーセール情報まとめ
- サムヤンの新しいフルサイズ用レンズは小型軽量された「AF 35mm F1.4 P」になる?
- サムヤンがAPS-C・フルサイズ用の交換レンズ新製品を予告
- FE 28-70mm F2 GM は史上最高のレンズのひとつ
- 富士フイルムがF-log2 Cに対応するX-H2S・X-H2・GFX100 II用の最新ファームウェアを公開
- 【予約開始】シグマがRFマウント用のAPS-C単焦点レンズ4本の発売日・発売時期を告知
- LUMIX S9は分解が比較的簡単でシンプルなカメラ
- 「α1 II」と「α1」の外観やスペックの違い
- DPReviewが α1 II のサンプルギャラリーを公開