PENTAX RUMORSがPENTAXブランドに関連した米国での訴訟について追加情報を発信。一部カメラで発生していた絞り不良に関する訴訟が棄却された模様。
PENTAX RUMORS:The class-action lawsuit for Pentax cameras aperture defects was dismissed
ペンタックスカメラの絞りの欠陥に関する集団訴訟が棄却された(K-30、K-50、K-70のカメラが対象)。以下は、Bloomberglawからの引用だ。
リコー、ペンタックスカメラの欠陥を隠していたとする消費者訴訟を退ける
- カメラは約1年後に動作しなくなったとされている
- 消費者の訴えは時機を逸しており、保証に対する信頼性は示されていない
ニューヨーク州の連邦裁判所は、Ricoh USA Inc.が特定のペンタックスカメラの欠陥を隠していたとする集団訴訟について、ニューヨークの消費者が実行可能な請求を提起しなかったと発表した。
Janet Kyszenia氏、Veronica Sanders氏、Elizabeth Galkowski氏は、低品質の素材を使用しているため、約1年後にカメラの絞りが正常に機能しなくなり、写真が真っ暗になってしまうと主張している。
とのこと。
PENTAXの一部カメラにおける絞り不良は国内でも指摘されていますが、今回の訴訟内容(欠陥隠し)は棄却されたみたいですね。PENTAX K-50・K-30は2012~2013年に登場したデジタル一眼レフで、当時としては手ごろな価格で防塵防滴仕様を実現しているカメラとして話題になりました。単三電池で駆動するカメラとしても有名ですね。
残念ながら当時から絞りが動作不良となる問題が指摘されており(国内では黒死病とも言われています)、海外ではこれが集団訴訟に至ったようです。ただ、時間が経っていたためか訴訟は棄却となった模様。絞り不良となる再現性は比較的高いかもしれませんが、全てのカメラで発生するわけでも無く、なかなか悩ましい問題ですねえ。(未だに)現行機種であるK-70でも発生する頻度が高いのか気になるところです。ちなみに私はK-S2・KPユーザーでしたが、PENTAXを愛用していた数年間のうちに黒死病が発生することはありませんでした(その後オリンパスに乗り換えてしまった)。
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当時の記事
ニューヨークでK-30・K-50・K-70の絞りに関連する集団訴訟が起こった。
- Ricoh USA Inc.に対しての集団訴訟
- 絞り制御ユニットが動作不良で小絞りとなる
- 不具合が発生するとほぼ完全に撮像結果が暗くなる
- 保証期間の終了までは問題が発現しなかった
- 設計上の欠陥と主張
(K-30・K-50・K-70)- 他にも多くのユーザーが同様の問題を経験している
- 修理費の金銭的補償
PENTAX RUMORS:Class action lawsuit for Pentax cameras aperture defects filed in New York