機能面で秀でる純正マクロレンズ
フルサイズ対応の望遠マクロとして、Kマウントユーザーには定番のマクロレンズとして愛用されている。このカテゴリだとサードパーティ製の「タムキュー(SPAF90mmF2.8)」や「カミソリマクロ(SIGMA MACRO70mmF2.8)」などの有名ドコロが居並ぶ。が、その中でもクイックシフトフォーカスや簡易防滴、アルミボディなどのスペックで光るモノがある純正レンズだ。
特に、深いフードはフォーカシングで伸び縮みする鏡胴と連動していないので、全体が伸び縮みしない為扱いやすい。マクロレンズとしてだけでなく、望遠レンズとしても評価の高いレンズなので100mmレンズとして常備しておいて損はしないはずだ。
ユーザーとして
簡易防滴
特に広角や標準だと被写体が栄えない曇天の時、マクロレンズであれば小さな被写体に光るものを感じれば切り取ってしまえば曇天だろうが関係無く撮影することが出来る。曇天・小雨時はやはり防滴システムで無いと、高い機材が心配で持ち歩くことが出来ない。特に、雨後で花弁にしたたる水滴を撮りたい時も、霧など湿度の高い環境での撮影を余儀なくされる。
そんな時はやはり簡易防滴の安心感があると撮影に集中出来る。
クイックシフト・フォーカス・システム(QSFS)
これが便利。タムロンの「SPAF90mmF2.8(タムキュー)」を以前使っていたのだけども、QSFS非対応なのでAF後の微調整がしづらかったりする。使えないなりに使用していたので気にならなかったのだが、いざQSFS対応のこのレンズを使うと考え方が一転した。超便利。
普段はシャッターボタン半押しでオートフォーカスを作動させてピントを合わせる。その後、微調整が必要な際の為に「AFボタン」に「AFキャンセル」を設定しておく。すると「AFボタン」を押している間はシャッターボタンを離して再度押し込んでもAFが作動しない。一度AFで大まかに合わせて、QSFSで微調整。AFでボタンでAFキャンセルしつつシャッターボタンでシャッターを切る。
特にピント面のシビアな望遠マクロでは微調整必須。表現の幅が増える、という意味合いでもQSFSの影響は大きいものがある。
描写傾向
買ってまだ1周間ほどだが、その実力は頷ける。マクロで撮っても望遠として使ってもカリッとシャープにかつコントラストの効いた写真を撮ることが出来る。色収差もあまり目立たない。いや、目立たないというか目立つコンディション時にまだ使ってないだけかもしれないが…。
カリッとシャープに写る分ふんわりした柔らかい写真にはしづらい、虫眼鏡で覗いたようなリアルな描写をする。その分、花弁についた小さな雫のひとつひとつまで写し撮るので、これはこれでアリな気がする。むしろタムキューよりもこちらが好み。コントラストもしっかりしており、且つのっぺりしたモノにはなっていない。高画素機のK-3と相性が良く、細部の描写や階調表現も高画素機ならではだと思う。
多分これは手放さない、壊れるまで使い倒すレンズ。是非フルサイズ機でも使ってみたい。
購入早見表
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レンズ仕様
レンズタイプ | マクロ |
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焦点距離(35mm判換算) | 100mm(153mm) |
開放絞り値 | F2.8 |
最小絞り | F32 |
画角 | 16° |
レンズ構成 | 8群9枚 |
絞り羽根枚数 | 8枚 |
最短撮影距離 | 0.303m |
最大撮影倍率 | 1.00倍 |
フィルター径 | 49mm |
最大径 x 長さ | 65 x 80.5 mm |
質量(重さ) | 340g |
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