DPReviewが創立25周年記念の一環として、メーカー各社に過去四半世紀で最も重要な製品を振り返ってもらった模様。Finepix X100、RX1、28-75 RXD、Camedia C-2000、35mm DG HSM、EOS Kiss Digitalなどなど。
DPReview:Most significant cameras and lenses of the last 25 years, according to the manufacturers
創立25周年記念の一環として、我々はメーカー各社に過去四半世紀で最も重要な製品を振り返ってもらった。
ご想像の通り、すべての経営幹部が自社製品を選んだ。しかし、いくつかのパターンも浮かび上がった。自社のこれまでの研究開発の歴史の頂点、そして現在の主力製品を挙げる人もいた。しかし我々は、開発への大きな挑戦であったり、新しい領域への危険な進出であったり、最終的に業界全体を前進させるものであったりと、会社の歴史にとって重要な製品について聞くことにも興味があった。
いずれの場合も、会社の公式路線ではなく、個人的な選択を求めた。また、1つに絞り込めない場合は、重要だと思われる他の製品の根拠を喜んでお聞きした。
ニコン:Z 9
- 自社の歴史の中で、メカニカルシャッターを省略するのは大きな課題の一つ。
- 並列読み出しセンサーにより、デュアルストリーミングという技術的に画期的な機能を実現した。
- 一眼レフでは不可能。ミラーレスでこれまでにない撮影ができるようになる。
富士フイルム:Finepix X100
- 現在の富士フイルムブランドを確立する役割を果たした。
- ポイント&シュートのエントリーコンパクトカメラの販売からステップアップした最初のカメラ。
- APS-Cサイズのセンサーを採用したX100は、我々にとって初めての試み。
- X100は大きな成功を収め、我々に自信を与えてくれた。
- X100がなかったら、我々はここにいなかっただろう。
ソニー:RX1・G Masterシリーズ
- RX1は我々の写真文化の始まり。
- RX1は、それまでの状況(RX100)とは明らかに違う世界。
- G Masterレンズから技術向上が加速し、お客様も変わっていった。
- お客様から高い評価をいただき、それが設計者や技術者の大きなモチベーションになった。
タムロン:28-75mm F2.8 Di III RXD
- ユニークなコンセプトがあり、そのコンセプトをユーザーに知ってもらえれば、理解してもらえると思った。
- それ以降、我々は変化し始め、ユニークなレンズを開発するようになった。
- あのレンズは社内でも賛否両論。ユーザーに受け入れられるかどうか自信がない人もいた。受け入れられて本当にほっとした。
シグマ:35mm F1.4 DG HSM Art ・18-35mm F1.8 DC HSM Art
- もし35mm F1.4の発売で失敗していたら、シグマは今日まで生き残っていなかったかもしれない。
- 我々は最初のFワンポイント(F1.x)ズームレンズを開発したかった。
- ビデオグラファーやシネマトグラファーが18-35mm F1.8をとても気に入っていることに気が付いた。
- 18-35mm F1.8の発売をきっかけに、シネレンズビジネスに参加することに興味を持ち始めた。
OM SYSTEM:Camedia C-2000 Zoom
- オリンパスに入社した当時は、市場の6割がフィルムカメラ。
- デジタルカメラが発売される前は、撮影技術が必要で、現像にもお金がかかるため、限られた人たちだけがカメラを使い、楽しんでいた。
- デジカメは世界中の多くの人々の文化に影響を与えた
(訳注:1999年4月 発売。1/2型 CCD・F2.0大口径ズーム搭載の高級コンパクト。希望小売価格113,000円)
キヤノン:EOS Kiss Digital(Digital Rebel / 300D)
- EOS 300Dとして知られる初代Digital Rebelは、定価1000ドル以下の初のデジタル一眼レフカメラ
- キヤノンは世界最大のカメラメーカーとしての地位をデジタル時代まで維持し、CMOSセンサー技術の普及に要な役割を果たした。
- フィルムからデジタル一眼レフにシフトさせる上で、非常に重要な役割を果たした。
パナソニック:LUMIX DMC-G1
- ミラーレスカメラの先駆け。
とのこと。
メーカーというよりは担当者の意見であり、メーカーの総意ではない点に注意。とはいえ、どれも理にかなった製品を挙げているように見えます。それぞれが技術革新やターニングポイント、マイルストーンとなっています。この中ではニコンの「Z 9」が最も新しく、オリンパスの「Camedia C-2000 Zoom」が最も古い。
特に富士フイルムやタムロン、シグマが挙げた製品は、その後の方向性を決定づけた重要なカメラ・レンズだったように見えます。これはメーカーのみならず、ユーザーも同じような印象を持っているのではないでしょうか。
PENTAX・RICOHのインタビューはありませんが、DPReviewがインタビューを実施したCP+2024にリコーイメージングが不参加だったためと思われます。惜しい。
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