ソニーがα1やα7S III用の最新ファームウェアを予告。フォーカスブリージング補正やリレー再生に対応するファームウェアを2024年に公開するとのこと。α9 IIIは連写時の1/80000秒やC2PAに対応するようです。
PetaPixel:Sony Will Finally Bring New Features to Old Cameras via Firmware Updates
ソニーは、グローバルシャッター搭載の新型フルサイズカメラα9 IIIの発表会の最後に、ファームウェアのアップデートを通じて、一部の旧型カメラに新しいソフトウェア機能の一部をついに提供すると発表した。
- ワークフローを改善するα1とα7S III用の新しいファームウェアも発表。
- ソニーフォトグラファー最大の不満は、新しいハードウェアを必要とするほど複雑でないものであっても、同社が古いカメラに新機能をアップデートすることに消極的であるように見えることだった。
- ソニーはそれに耳を傾け、一部のカメラに有意義なアップデートを提供するようだ。これで一歩前進である。
- 静止画・動画撮影では、ついにフォーカスブリージング補正とリレー再生が搭載される。
- α7S IIIはDCI 4K動画を24pで撮影する際にフォーカスブリージング補正が可能になる。
- α1とα7S IIIは、複数のIPTCプリセットを受信できるように設定されており、このプリセットはカメラ本体に保存され、ユーザーが自由に入れ替えることができる。
- また、"保護と転送 "をワンアクションで実行できるようになり、優先度の高い転送をキューなしで実行できるようになる。
- コンテンツの真正性は最近複数の企業が注力している主要分野であり、ソニーもその流れに乗りつつある。α1、α7S III、そして新しいα9 IIIは、C2PAフォーマットをサポートするようにアップデートできるようになる。この機能をサポートする正確な国や地域は、記事公開時点ではまだ確定していない。
- パナソニックを見習って、ソニーは新型α9 IIIカメラのファームウェアアップデートを来年発売後すぐに行うことをすでに約束している。α9 IIIは、FTP操作性、リレー再生、C2PAフォーマットのサポートなどの機能強化という形で、発売後のサポートを受けることになる。
- 2022年にCP2Aを運営する標準化団体に参加したソニーは、ファームウェアのアップデートによって既存のカメラをCP2Aコンテンツ認証でアップデートすることを実際に約束した最初のカメラメーカーとなった。
- 発表時点で機能をカメラに組み込んだカメラメーカーはライカのみ。そのためにはM11-Pという全く新しいカメラボディを購入する必要がある。
とのこと。
以前から指摘されていた一部の動画機能がようやくα1やα7S IIIに実装されるようです。AIプロセッシングユニットを搭載していないので被写体検出系の機能には対応できないものの、フォーカスブリージング補正を利用できるようになるのは動画撮影で重宝すると思われます。
α9 IIIにも追加される「リレー再生」がどのような機能なのか不明。静止画は既に連写やインターバル撮影時の写真を連続再生することが可能。となると、複数の動画ファイルをシームレスに連続再生することができる機能でしょうか?その他にもライカM11-Pのように真正性を保護する機能を実装予定。
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